じじぃの「洞窟壁画!世界遺産」

現代人の祖先、古代人類との交雑で免疫力獲得か (追加) 2011年8月26日 YOMIURI ONLINE
現代人の祖先は、別の人類とされるネアンデルタール人やデニソワ人と交雑することで免疫機能を高めたことが、米スタンフォード大などのチームの研究でわかった。
人間の免疫の成り立ちに一石を投じる成果で、米科学誌サイエンスに26日発表される。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110825-OYT1T01192.htm
Altamira Cave 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=HmD6Lo9-l3s
Lascaux, Chapelle Sixtine de la Prehistoire_0002 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Km-jq80ekt0&feature=related
アルタミラ洞窟 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%A9%E6%B4%9E%E7%AA%9F+%E7%94%BB%E5%83%8F&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=DTpNTObFA4mycZ7A-Z4M&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=1&ved=0CCUQsAQwAA
ラスコー洞窟 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E6%B4%9E%E7%AA%9F+%E7%94%BB%E5%83%8F&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=nDpNTMqPOMrQccfFqeYM&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=1&ved=0CCMQsAQwAA
アルタミラ洞窟、ラスコー洞窟の場所
http://orion8.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/doukutsumap.JPG
世界遺産 「アルタミラ洞窟と北スペインの洞窟壁画」 2010年7月25日 TBS
【ナレーター】深津絵里
20年葬られた大発見
1879年、偶然、アルタミラ洞窟を発見した9歳の少女マリアとアマチュア考古学者の父、サウトゥオラ。
サウトゥオラは考古学会に報告しますが、その反応は相手にされないばかりか、20年以上も詐欺師扱いというひどいものでした。
その真相を番組で紹介します。
手のひらのメッセージ
氷河期の終わり。
人々はかすかな灯りを頼りに洞窟の闇の中で壁画を描きました。
しかし、一体何故、わざわざ洞窟の奥へと行ったのでしょうか?
その答えを紐解くヒントは、洞窟に遺された手形でした。
作者はひとりの天才
アルタミラ洞窟の壁画を細かく分析すると、あるひとりの作者の存在が明らかになります。1万4500年前の天才画家に迫ります。
『われわれのうち、誰もこのようには描けない』
あの巨匠パブロ・ピカソが絶賛したという絵があります。
それは1万4500年前に描かれた、アルタミラ洞窟の壁画です。
奥行き18メートル、幅9メートルの洞窟の天井は野牛や鹿の絵で埋め尽くされています。番組では洞窟壁画の秘密を追い求めます。
http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20100725.html
『人類の歴史200万年』 READERS DIGEST 1980年発行 (一部抜粋しています)
土から得た絵の具
絵は、単色ないし数色を使って描かれた。絵全体を彩色することもあるし、輪郭だけを彩色することもあった。絵の具はそれぞれの地域の土が利用された。いろいろな黄土からは赤、茶、黄が得られ、酸化マンガンや炭からは黒が得られた。耐水性を持たせるために、脂を混ぜ、動物の毛や小枝や葉で使った刷毛(はけ)、先をかみつくした棒、あるいはコケや動物の柔毛で作ったパッドなどを使って塗っていたものと思われる。彫刻と彩色を組み合わせた絵もあるし、岩の裂け目や起伏を絵の一部にとり入れて描かれている絵もある。大まかな下書きは、湿った土の上に、指や棒を使って描いた。
初歩的な"片抜き"の技術を使っているものも見られる。手を岩に押し当て、そのまわりに中空の骨などを使って絵の具を吹きつけた。このような手形がたくさん並んで発見されることがあるが、指が短くなっているものがあるので、指を切り詰める儀式があったものと思われる。壁を浅く彫り込んだレリーフも見つかっている。このような絵のなかには、単純に自己表現のために描かれたものもあるだろうし、またむき出しの洞窟を飾るために描かれたものもあるだろう。しかし、なかには、日光もさし込まず、行くことさえ困難な場所に描かれ、単なる"芸術のための芸術"とは考えられない絵もある。おそらく、この絵を描いた人間は、枝を刈りこんだ原始的なはしごを使ってこの場所に潜り込み、石灰石をくりぬいた皿に動物の脂を入れ、コケの灯心(とうしん)をともしながら、この絵を仕上げたのであろう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
7/25、TBS 世界遺産 「アルタミラ洞窟と北スペインの洞窟壁画」を観た。
アルタミラ洞窟はスペイン北部の海岸にある洞窟で、洞窟の長さは約270メートルある。ラスコー洞窟はフランスの西南部にある。
アルタミラの洞窟壁画は約1万3000年〜1万5000年前、ラスコーの洞窟壁画は約1万6000年〜1万8000年前とされている。
今から約2万5000年前にネアンデルタール人が絶滅した。
今から約1万年前、最後の氷期が終わり、現在のような一定した気候になった。人間は狩猟生活から農耕生活に移って行った。そして人間は定住するようになった。
洞窟壁画が描かれた時代はまだ人間が狩猟生活を送っていた時代である。
『人類の歴史200万年』という本はじじぃにとってバイブルだ。社会人になってから買った本だが、ずっと読み続けている。
最初のページが「人類の登場まで」で始まり、すぐ「石器時代」に移る。ネアンデルタール人が登場する。ネアンデルタール人は死者を埋葬した最初の人類である。墓には花も一緒に埋葬されていた。こんな人たちがなぜ絶滅したのであろうか。彼らが生活していたといわれる地域は不思議とスペイン、フランスと洞窟壁画が点在する地域と重なっている。洞窟壁画を描いたのはクロマニヨン人(現代人)だ。
そして、ページは「動物の群を追って世界へ」に移る。
このページに出てくる人類はすでに骨格、知能が現代人とほとんど変わらなくなっている。
だから、時代が約1〜2万年前のアルタミラ、ラスコー洞窟に高度な壁画があったとしても不思議ではないのだ。
テレビではアルタミラ洞窟壁画は一人の天才によって描かれたものだと言っていた。レオナルド・ダ・ヴィンチのような人がいたのであろう。
この洞窟壁画は何をメッセージしているのだろう。
今の我々に何か伝えたいという思いで描いたのであろうか。
番組の最後にこんなことを言っていた。「当時の人々が自然に対する尊敬や、怖れを描いたとする説が有力です」