じじぃの「ジム・ロジャーズ・2030年世界地図・第3章・日本・未来・観光産業」

【すしざんまい】外国人カップルが日本で初めての寿司を豪快に食べる!/ Foreigners eat the best sushi for the first time!

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=L6r8xB62_Dg


人生で最高の瞬間にYOUの笑顔が満開!SP│Youは何しに日本へ?

~【雪を初体験&フカフカの雪にダイブ】~
2017.04.10 テレビ東京
オーストラリア メルボルンから来たルウェリンさんは、雪の上を転げ回りたいからとちょっと変わった理由で来日した。早く雪を体験したそうなテンション。
https://www.tv-tokyo.co.jp/youhananishini/backnumber/170410.html

『2030年 お金の世界地図』

ジム・ロジャーズ/著、花輪陽子、アレックス・南レッドヘッド/訳 SBクリエーティブ 2024年発行

ガザ・イスラエル紛争、ウクライナ戦争、台湾有事……。私たちは、人類史上類を見ないほどの混迷の時代を迎えている。世界的混乱はこれからの世界の「お金の流れ」を大転換させつつある。これからの日本と世界は、一体どこへ向かうのか。10年後のお金の世界地図!

第3章 世界的投資家が予測するこれから10年で「沈む国」

「沈む国」「伸びる国」はここで決まる より

国の「バランスシート」に注目する
ここから10年で「沈む国」「伸びる国」を予測するにあたり、1つの指標となるのは債務である。

重要なのは、その国がどれだけ資産を持っているか、そして負債がどれだけあるかだ。

企業のバランスシートを見るように、国を見るときもバランスシートに注目すべきである。

資産が多く負債が少ない国は、バランスシートが健全であるため、「伸びる国」の条件を持っているといえる。特に負債が増加していなければ、その国が成長する可能性は高い。

歴史的に見て、重い債務を抱えている国は、暴落を余儀なくされることになる。
国の債務は、さまざまな指標から見る必要がある。

たとえば、貿易収支は非常に重要な指標である。貿易収支が赤字になっていれば、債務が増加増加しているか、今後増加する可能性が高い。それが、国の経済に深刻なダメージをもたらすことになる。

つまり、貿易収支は国の経済を良くも悪しくも大きく変化させるファクターなのだ。

日本――戦後の栄光はもう訪れない より

「人口減少」「少子高齢化」が止まらない
第二次世界大戦後の日本では、勤勉な国民が懸命に働き、高品質の製品を送り出してきた。1970年代から80年代にかけての日本は世界の先進国を追い抜き、世界で最も成功した国だった。バブル崩壊後の90年代も、まだ致命的な状況ではなかった。

しかし、私が日本を訪れた1990年頃から、日本は長期的な問題を抱えるようになり、小さなほころびが、少しずつ目立つくらいに大きくなってきた。

私は日本が好きであるが、日本が再び大国の地位に返り咲くのは、おおよそ非現実的であると考えている。問題を解決できなければ、将来的に日本語という言語が消滅することになるかもしれない。日本人は生き残ったとしても、彼らは中国語を話している可能性があるということだ。

1つの問題は人口減少である。
日本の人口は、第二次世界大戦後から増加が続き、1967年には1億人を突破したが、2008年の1億2808万人をピークに減少に転じている。このペースでいけば、56年には9965万人、70年には8700万人まで減少すると見込まれている。

外国人に対して閉鎖的な国民性
日本は莫大な借金を抱えており、人口は減少している。この状況を見れば、財政を健全化し、抜本的な少子化対策を行わなければならないのは明白だ。

しかし、今の日本社会は子育てをする人に対して不寛容であり、日本人の女性は出産に対してネガティブなイメージを持っていることが多い。
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外国人移民が子どもをつくれば、少子化の解消につながる可能性がある。

日本では1993年に外国人技能実習制度を導入したが、賃金不払いやパワハラなどの問題が絶えず、国際的な非難の的になってきた。2023年には技能実習制度を廃止し、受け入れる外国人を労働者と位置づけた上で、これまで認められなかった受け入れ先の転籍(転職)を一定条件で認めるなど、新たな制度を導入しようとしている。悪くない傾向だと思う。

日本人の多くは無自覚だが、世界には日本で働きたいと考えている人が少なくない。なぜなら、治安も良いし、清潔で食事も素晴らしいからだ。

働く人だけでなく、学生も積極的に受け入れるべきだ。日本で学びたいと考える外国人学生は多い。韓国や中国では大学の数が少なく、競争が激しいために大学に入学できない人も存在する。私は彼らに対して「日本は大学が余っているから、日本で学んではどうか」と提案している。

日本では定員割れして経営難に陥る大学が出ている。そういった大学は外国人学生をもっと受け入れるべきだ。

日本は観光立国を目指せ
日本において将来性がある産業の1つが観光だ。観光は成長が見込まれる数少ない分野である。

歴史的に見ると、日本は長きにわたって世界から観光大国ではないと思われてきたし、日本人自身も、この国を観光立国へ、という意識が乏しかった。

その大きな理由は外国人に対する閉鎖的な態度にある。観光客であっても、海外からやってくる人を積極的に受け入れようとしてこなかったのだ。

だから、京都などは観光地としてある程度世界に知られた存在ではあったが、パリやローマのような観光都市としての発展を遂げてこなかった。

現状、日本はまだまだ外国人観光客にとって開かれた国とはなっていない。日本人には外国人に対して良い感情を持たない人が多く、国を挙げて観光客を歓迎しようとするムードは醸成されていない。

外国語を使いこなし、海外滞在経験を持つ若い日本人も増えており、状況は少しずつ変わりつつあるようだが、全体的に見れば改善の余地は多いといえる。

意識の面で外国人を拒絶しているだけでなく、施設や設備が整っていないという問題も残されている。

たとえば、海外からの観光客が成田空港を利用する際は多くのATM機で海外発行のクレジットカードを使用できるが、いざ日本国内で消費活動を行おうとすると、海外発行のクレジットカードを利用できないといった具合だ。今はだいぶ改善されているが、私も閉口した経験がある。

しかし、日本には歴史的な建造物や温泉、茶道や武士道に代表される文化など、外国人の興味を引く観光資産がたくさんある。素晴らしい食べ物や、美しい風景にも事欠かない。
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観光産業の成長が、その国の投資機会にもプラスの影響をもたらすようになる。

具体的にいえば、観光客が観光地に行くためには、航空機や鉄道、バス、自動車などの交通手段が必要であるし、ホテルやレストランも必要となる。

また、観光客は言葉の通じない異国を旅行するにあたって、誰かに案内してもらわなければならない。そこで、英語などを話すことができる有能なツアーガイドを必要とする。

つまり、観光業が発展するならば、航空会社やホテル、レストラン、旅行会社などに投資機会が生まれることになる。

今の日本は観光立国に向けて、少しずつ変わっているようだが、観光客を受け入れようとするなら、おもてなしの態度を身に付けなければならない。

日本人は、英語を学んでいたとしても、外国人と積極的に英語で話そうとしない人が多い。まずは、この閉鎖的な態度を改める必要がある。

ツアーガイドや観光バスの運転手だけでなく、観光客が訪れる飲食店の店主、家電量販店の店員に至るまで、外国人が来たくなるような適切な態度が求められるだろう。

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じじぃの日記。

ジム・ロジャーズ著『2030年 お金の世界地図』という本に、「日本は観光立国を目指せ」というのがあった。

ジム・ロジャーズ、

「日本人の多くは無自覚だが、世界には日本で働きたいと考えている人が少なくない。なぜなら、治安も良いし、清潔で食事も素晴らしいからだ」

「しかし、日本には歴史的な建造物や温泉、茶道や武士道に代表される文化など、外国人の興味を引く観光資産がたくさんある。素晴らしい食べ物や、美しい風景にも事欠かない」

日本は自然災害が多い国だが、外国人は富士山を始め景色の美しい国との印象を持っているようだ。

私も、温泉に入ったり、お寿司を食べたり、日本に生まれて良かったと思っている。

先日再放送だが、テレビ東京「Youは何しに日本へ?」を見た。

雪を初体験&フカフカの雪にダイブ

オーストラリアって、あまり雪が降らないのだそうだ。

「フカフカの雪にダイブ」は笑ってしまったなあ。

まあ、日本は大国でなくなったが、外国人が行きたい国、No.1でいいんじゃないか。