じじぃの「科学・芸術_359_占いの書『易経』」

易占い易経六十四卦を覚えよう【HD】 動画 YouTube
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  易経占い 八卦

易経」とは? 風水の部屋
変化の書『易経』は、世界の文献のなかで最も重要なもののひとつです。その起源は伝説に包まれた太古の昔にさかのぼります。そして中国文化5000年の歴史に登場する偉人や重要人物のほとんどが、『易経』からインスピレーションを得たり、その文章や意味の解釈に寄与したりしています。
易経』の元となるものが作られたのは、4500年ほど前です。その頃伝説の皇帝伏義(ふくぎ)が、3本の線からなる8つの卦を書いたといわれています。
その後、周(紀元前1150-249)の創始者である文王は、この八卦を組み合わせて六四卦を作りました。文王はまた六四卦のひとつひとつに短い判断の文句「卦辞」を添え、定評ある『易経』哲学の知恵の土台を築きました。
https://paferia.com/fusui/kihon/0201.html
『世界文学大図鑑』 ジェイムズ・キャントンほか/著、沼野充義/監修 三省堂 2017年発行
旧徳に従えば、危うくともやがては吉となる『易経』(紀元前12世紀〜11世紀) 周の文王が書いたとされる より
易経』は、易(一種の神託)について書かれた文献である。易の原型は伝説の皇帝、伏羲(ふっき)が作ったとされ、その後、周の文王(紀元前1152世紀〜1056年)が『周易』と呼ばれる書で完成させた。「文王の卦辞(かじ)」は、筮竹(ぜいちく)を投げて得られる64通りの卦(け)について説明したもので、それぞれがある特定の事象と関連づけられ、それに対する判断を文王がくだした。のちの学者たちが『周易』に、「大象」を含めた「十翼」(注釈)を加え、それらが併せて『易経』として知られるようになった。
易経』は、『書経』『春秋』『礼記』『詩経』とともに、五経のひとつに数えられることが多い。これらの古典は孔子(紀元前551年〜479年とされる)によって編纂されたと考えられている。孔子の説く道徳観や政治哲学は、紀元前3世紀のうちに中国の国家思想として受け入れられるようになった。
その後、12世紀ごろになると、比較的短い著作――孔子のことばと考えられるものや、孔子の教えから影響を受けたとされるもの――が整理され、儒教の四書となった。
四書五経は国家思想としての儒教の核となった。理性に基づいた儒教には奇妙な取り合わせと感じられるかもしれないが、『易経』は偉大な知恵の源だと考えられていた。それは預言的な力を持つだけでなく、さまざまな状況において「すぐれた人間」がとるべき模範的行動を示す指南書として、儒教の哲学や歴史や礼法や詩想についての経典を補完する存在であり、中国では(そしてそれ以外の国でも)今日に至るまで知恵の源とされている。