じじぃの「人の死にざま_475_世阿弥」

世阿弥 - あのひと検索 SPYSEE
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Japanese Culture Styling: Noh - 能 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=zUhtCLKFMx0&feature=related
世阿弥・雨乞いの舞 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=3DSmm52NFSU
世阿弥 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
世阿弥は日本の室町時代初期の猿楽師。
父の観阿弥(觀阿彌陀佛)とともに猿楽(申楽とも。現在の能)を大成し、多くの書を残す。観阿弥世阿弥の能は観世流として現代に受け継がれている。
幼名は鬼夜叉、そして二条良基から藤若の名を賜る。通称は三郎。実名は元清。父の死後、観世大夫を継ぐ。40代以降に時宗法名時宗の男の法名(戒名)は阿弥陀仏(阿彌陀佛)号。ちなみに世は観世に由来)である世阿弥陀仏が略されて世阿弥と称されるようになった。世の字の発音が濁るのは、足利義満の指示によるもの。正しくは、「世阿彌」。
【業績】
世阿弥の作品とされるものには『高砂』『井筒』『実盛』など50曲近くがあり、現在も能舞台で上演されている。また、『風姿花伝』などの芸論も史料価値だけではなく、文学的価値も高いとされている。

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『人間臨終図巻 下巻』 山田風太郎著 徳間書店
世阿弥(ぜあみ) (1363?-1443?) 80歳で死亡? (一部抜粋しています)
少年時からの能の天才として、かつ絶世の美少女として将軍足利義満の寵童となった世阿弥の後半生は、悲劇的というより悲惨の光につつまれている。
彼が45歳のとき義満が急死して、義満にうとまれた義持があとをつぐと、義持はあてつけたように田楽(でんがく)の増阿弥(ぞうあみ)をひいきにそて世阿弥をしりぞけ、さらに65歳のときその弟義教があとをつぐと世阿弥の甥にあたる音阿弥を重用(ちょうよう)して世阿弥を迫害した。あまつさえ、71歳にして彼は佐渡へ流された。この異常な迫害の理由については諸説があるがたしかなものはない。
すでに彼はその2年前、69歳のとき、後継者としてまたなく頼んだ長子元雅を薄運のうちに失っている。
「思わざる外、元雅早世するに依って当流の道絶えて一座既に破滅しぬ」
という悲嘆の中に佐渡に流された老世阿弥は、義教の横死(おうし)によって、彼自身の言葉によれば「不思議にも」許されて京に帰った。
壮年時、たとい、天下に許されを得たる程の為手(して)も、力なき因果にて、万一少し廃(すた)るる時分ありとも、田舎・遠国(おんごく)の褒美の花失せずば、ふっと道の絶うることはあるべからず。道絶えずば、又、天下の時に逢う事あるべし」という楽観をいだき、また「いかなる上手(じょうず)なりとも衆人愛敬(あいきょう)欠けたる所あらば、寿福増長の為手とは申し難し」という信念を持っていた世阿弥だが、晩年は、「かようの能の味わいは、末の世に知る人あるまじければ、書き置くもものぐさき」という、俗世とも大衆とも孤絶した境地にあった。
嘉吉3年8月8日に、大和の飛鳥(あすか)に近い越智(こち)の庄で影の消えるように死んだらしいということしかわかっていない。
さて世阿弥の上の言々をふくむ著書が『風姿花伝(ふうしかでん)』だが、この日本はおろか世界でも最高の芸能秘伝書は深く観世(かんぜ)家に秘められ、その門外に出たのは明治42年、史家吉田東吾によってであった。
じつに世阿弥の死後400数十年間、日本人はこの秘伝書の存在を知らずして−−多くは世阿弥その人をもしらずして−−能を舞い、能を鑑賞していたのである。そしてまた世阿弥自身の命日が確定したのも、彼の死後500数十年後の昭和30年代にはいってからであった。
「命には終わりあり、能には果(はて)あるべからず」
                                −−世阿弥『花鏡』−−

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