じじぃの「監視衛星・いぶき!クローズ」

国立環境研究所ニュース 28(5)全地球規模での炭素循環研究−温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の役割 国立環境研究所
http://www.nies.go.jp/kanko/news/28/28-5/28-5-02.html
クローズアップ現代 「宇宙から温暖化を監視 人工衛星“いぶき”」 2010.04.14 NHK 動画あり
【スタジオゲスト】東京大学教授 住明正 【キャスター】国谷裕子
日本が打ち上げた世界初の温暖化監視衛星「いぶき」。宇宙から地上付近の二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの濃度を測定する。これまで先進国を中心に200ほどしかなかった地上の観測地点が、「いぶき」によって全世界の5万6000地点に増加。情報が得られにくい途上国で、泥炭火災が膨大な二酸化炭素を排出している様子や、巨大炭鉱の上空を高濃度のメタンガスが覆っている実態を捉えた。「いぶき」のデータを様々な分野で活用する動きも始まっている。ある企業では大陸を横断するパイプラインのガス漏れを「いぶき」で監視するシステムの開発に乗り出し、途上国からは二酸化炭素排出量取引に「いぶき」のデータを活用しようと検討する国も現れ始めた。温室効果ガスの削減に向けた国際交渉が行き詰まる中、温暖化監視衛星が世界にもたらし始めた変化に迫る。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2876
どうでもいい、じじぃの日記。
4/14、NHK クローズアップ現代 「宇宙から温暖化を監視 人工衛星“いぶき”」を観た。
監視衛星「いぶき」の映像が流れる。
1年前に日本が打ち上げた世界初の温暖化監視衛星「いぶき」から送られてくる二酸化炭素(CO2)やメタンなどのデータの分析が行われている。
今まで地上からでしか得られなかった観測データが、この温暖化監視衛星「いぶき」で観測点が一気に増えた。
地球の1年間のデータが「いぶき」から集められ、宇宙から見た地球のCO2、メタンの時系列データとして映像となって流れた。
夏、シベリアで光合成が活発化になります。この時期CO2、メタンの出す量は森林の吸収できる量を上回っています。中国、アメリカのCO2、メタンが地球を覆っています。
「いぶき」はこれまでわからなかった温暖化の地域を特定することができた。
また、天然ガスのパイプラインの継ぎ手からメタンガスを含む天然ガスが漏れている。「いぶき」は漏れた天然ガスを検出できる。
ナレーターの言葉。中国では中国の政令でこれらCO2、メタンデータは国家機密になっています。許可なくデータを外国に渡してはならないことになっています。しかし、「いぶき」によって北京の北200キロの巨大な施設から大量のCO2、メタンが排出されていることがわかりました。
「高い濃度のCO2、メタンがあれば、そこに発生源がある」
COP15インドネシアのユドヨノ大統領がインドネシアの森林を守る演説を行った。
インドネシアで森林火災が起きている。土も燃えている。土は腐葉土化した泥炭からなっているのだ。膨大なCO2が排出されている。
このインドネシアの森林火災だけで日本の年間排出量に相当するともいわれている。「いぶき」のデータで排出量が求められないものか。
インドネシアの研究員が日本での研究施設で研修を受けている映像が流れた。
東京大学教授の住明正さんが解説する。
国谷 「いぶき」からのデータで世界的なCO2、メタンの排出量がわかってきた。
  サウジアラビアなどの砂塵がデータの中に含まれているので補正しないといけない。
国谷 観測データを期待する場所は。
  森林です。自然界でのCO2、メタンデータの排出量がわかる。
国谷 発展途上国からの熱いまなざしがありますね。
  発展途上国を含めて、客観的・信頼できるデータに基づく制度作りが必要です。
国谷 パイプラインからのガス漏れも検出できる。
  「いぶき」からのデータで体感できることが重要です。みんなでデータを共有する必要があります。
国谷 これからの日本の目標は。
  日本が先陣を切ったことが大きい。しかし、世界の人びとと一緒にやることが重要です。
じじぃの感想
地球の温暖化画像でCO2、メタンの排出量の多い場所が中国、アメリカに集中している。特に中国がひどい。
中国の黄砂もCO2、メタンの排出量に含まれているのだろうか。
ネットで「いぶき 温暖化」をキーに検索してみた。こんなのがあった。
「この世から中国とアメリカがいなくなれば解決する問題」