じじぃの「未解決ファイル_63_ヒッグス粒子」

What is the Higgs boson? 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=QG8g5JW64BA&feature=relmfu
Scientists unveil Higgs boson findings 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=DWziOXxPvfc
“南部理論”補う新しい公式 動画 デイリーモーション
http://www.dailymotion.com/video/xrezpf_yyyy-yyyyyyy_tech#.UUqq3RdFCJk
南部陽一郎さん訃報に悼む声相次ぐ (追加) 2015年7月17日 NHKニュース
物質を構成する「素粒子」の理論的な研究に取り組み、7年前の平成20年に、ノーベル 物理学賞を受賞したアメリカ・シカゴ大学名誉教授の南部陽一郎さんが、今月5日、急性 心筋梗塞のため亡くなりました。94歳でした。
南部陽一郎さんとノーベル物理学賞を同時に受賞した1人の益川敏英さんは、名古屋市の自宅前で報道各社の取材に応じ、「世界的に見ても、南部先生は第一級の物理学者だった。その先生が亡くなられ非常に残念です」と述べました。そのうえで、ノーベル賞を同時に受賞したことについて、「若いころから南部先生を仰ぎ見て育ってきたので、受賞が一緒だと聞いた時は泣いちゃいました。それくらいすごい先生です。南部先生の論文をしゃぶり尽くすように読んで、自分の肥やしにさせていただいた」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150717/k10010156251000.html
ヒッグス粒子ノーベル賞=提唱の英教授ら、物理学賞 2013/10/08 時事ドットコム
スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2013年のノーベル物理学賞を、万物に質量を与える「ヒッグス粒子」の存在を提唱した英エディンバラ大のピーター・ヒッグス名誉教授(84)とベルギーのブリュッセル自由大のフランソワ・エングレール名誉教授(80)に授与すると発表した。ヒッグス粒子を発見したスイスの欧州合同原子核研究所(CERN)の実験には、多数の日本人研究者が貢献した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013100800904
"南部理論"補う新しい公式 2012年06月09日 NHK
ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さんが50年前に提唱した、宇宙の成り立ちを説明する理論の欠陥を補い、あらゆるケースに当てはめることができる新しい公式を、東京大学などの研究グループが作り、半世紀にわたる議論に決着をつけました。
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/122948.html
サイエンスZERO 「ヒッグス粒子素粒子の不思議ワールドへの招待」 2012年9月2日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】東京大学大学院准教授 浅井祥仁 【語り】土田大
ヒッグス粒子発見か! 記憶に新しいこの世紀の大発見。テレビのニュースや特集で、散々取り上げられてきました。ところが、ほとんどの皆さんはこう思っていませんか? 「いくら聞いても、結局よく分からなかった・・・」。でもガッカリしないでください、それが普通なんですから。なぜなら実は、「ヒッグス粒子」やその舞台となる「素粒子の世界」は、そもそも物理学者たちが、物質の成り立ちを説明するために「理論上」考え出した仮想のお話。まずは私たちの常識を捨ててかからないと、絶対に理解できない、不思議だらけのワンダーワールドなのです。そこで今回のサイエンスZEROは、この素粒子の不思議ワールドにご招待! 「ヒッグスは本当は粒じゃない!」「要は、磁石の原理といっしょ!」など、これまで誰も教えてくれなかった、素粒子の本当の面白さを味わっていただきます!
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp398.html
“世紀の大発見”科学者に密着 2012年7月4日 NHK 特集まるごと
東京大学 浅井祥仁准教授、「これは本当にすごい。よかった」
東京大学 増渕達也さん、「ほっとする。やっと出た。よかった。やっと寝られる」
東京大学 浅井祥仁准教授、「20年以上こういうことをやっているけど、言葉にならないというのがいちばん正しい表現だと思う」
http://www.nhk.or.jp/nw9/marugoto/2012/07/0704.html
クローズアップ現代 「ヒッグス粒子発見 巨大実験の舞台裏」 2012年7月19日 NHK 動画あり
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】村山斉(東京大学数物連携宇宙研究機構長)
宇宙の成り立ちに欠かせないものとして、半世紀近く前にその存在が予言されながら、見つけることができなかった謎の素粒子ヒッグス粒子」。日米欧などの国際的な研究グループが、巨大な「加速器」と呼ばれる実験装置を使って探し続けた結果、ついに、そのヒッグス粒子と見られる素粒子が見つかった。世界各国の科学者6千人の力を結集した巨大実験は、どのように行われたのか。日本の科学者を中心に取材し、“世紀の発見”までの知られざる舞台裏に迫る。
国谷 見つけてみたら、ヒッグス粒子ってどんなものだったんですか?
村山 これが奇妙なんです。今まで見たこともない粒子。今まで見たことがある素粒子は16個あるんですが、そのうち12個は物質を作る粒子で、あと4種類は物と物が力を及ぼす粒子。どちらもわけが分かった粒子です。ところがこのヒッグス粒子は完全に性質が違う。物質でもないし、力でもない。物に秩序を作るという、まったく違う働きをしている。秩序を作るといっても1人でなのか、2人でなのか、本当にところはまだ分からない。見つかってみると、このヒッグス粒子はどこから来たのか、どんな人なのか、何人いるんだろう、と分からないだらけなんです。
国谷 初めて見たヒッグス粒子から、これからの研究はどんなふうになっていくのですか?
村山 ヒッグス粒子のおかげで、どうして原子ができたかということが分かった。でも驚くことに宇宙の中で、私たち原子が占める割合は実は5%しかないんです。せっかく原子ができて、それを集めて、星をつくる。銀河をつくる。そして人間をつくってと。そのためには暗黒物質といわれる全く未知の物質が必要なんです。ヒッグス粒子が開いた窓を通して、向こうの世界が見えてくるんじゃないかということを期待しています。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3231_all.html
プライムニュース 「ヒッグス粒子で注目! 最大級の素粒子加速器 誘致で狙う日本の復興」 2012年07月23日 BSフジ
【キャスター】島田彩夏、反町理、山本周解説委員 【ゲスト】増田寛也(日本創成会議座長 元総務大臣)、鈴木寛(元文部科学副大臣)、山下了(東京大学素粒子物理国際研究センター准教授)
先頃、実在する事が発見されて科学界の大きな話題となった「ヒッグス粒子」。発見したのはスイス・ジュネーブ郊外の地下100メートルに建設された、1周27キロメートルもの巨大な円形をした素粒子加速器LHC。現在、この種の装置としては世界最大の規模をもち、世界で1万人以上の研究者が様々な形で研究に利用しているとされる。そして今、これを上回る性能を持つ素粒子加速器を日本に誘致しよう、という動きがある。
誘致を提唱しているのは、増田寛也総務相が座長を務める日本創成会議。この計画のユニークな点は、世界最高の研究施設を国内に設け、国際的な利用を図る事で日本を先端科学研究の拠点とするだけでなく、建設地の地域活性、ひいては国際的な都市構築をも狙っている点だ。
しかし、誘致先が半分程度を負担する事になっている、数千億円ともいわれる建設費など、国民の理解を得るには高いハードルが残されているのもまた事実だ。
そこでこの誘致計画の内容と、建設によって日本に何がもたらされるのかを徹底検証する。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d120723_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d120723_1
ヒッグス粒子ってなんだろう? 2012-06-18 LHCアトラス実験オフィシャルブログ
http://d.hatena.ne.jp/lhcatlasjapan/20120618/1339977577
ヒッグス粒子 ウィキペディアWikipedia)より
ヒッグス粒子(英: higgs boson)とは、素粒子に質量を与える理由を説明するヒッグス場理論からうまれた、理論上の粒子である(素粒子論と量子力学では、場の存在と粒子の存在は意味がほぼ同じである)。
【概要】
ヒッグス場とは、1964年にエディンバラ大学のピーター・ウェア・ヒッグスによって提唱された、素粒子の質量獲得に関する理論に現れる場についての仮説である。ヒッグス場によって質量を獲得するメカニズムをヒッグス機構と呼ぶ。
ジュネーブ郊外に建設されたCERNLHCの衝突実験で、およそ10兆回に1回しか生成されないと言われている。2011年12月、ヒッグス粒子が「垣間見られた」と発表された。その後、2012年7月4日、同施設において新たな粒子を発見したと発表された。質量は125.3±0.6GeV、標準偏差は4.9である。これが捜し求めていたヒッグス粒子であるかは確定的には表現されておらず、さらに精度を高める実験が続けられる。
【解説】
2011年12月、CERNは、2つの研究グループが示したLHCの10月末までの実験データ中に、ヒッグス粒子の存在を示唆するデータがあることが分かり、12日、ヒッグス粒子は “glimpse”(垣間見えた)と発表した。これは、「発見」の発表ではない。発表の最後にCERNの所長は、「ヒッグス・ボゾンが発見されたかどうかを決定するにはより多くのデータが必要である。次の稼働期間(2012年11月のデータ収集期間)が終われば決定されるであろう」と語っている。13日に、ATLAS実験グループとCMS実験グループはそれぞれ、ヒッグス・ボゾンが存在するとして95%の信頼性区間に対応する質量領域が 115-130 GeV/c2 (ATLAS)、115-127 GeV/c2 (CMS) と発表した。最も可能性の高い範囲は、3.6σ(σは1標準偏差)の統計レベルで 125-126 GeV/c2 (ATLAS)、2.6σで124 GeV/c2 (CMS) である。
【神の粒子】
イギリスの新聞ガーディアンの科学記者が実施した別名投票で、多くの候補の中から選ばれた最も妥当な名前は「シャンパン・ボトル・ボソン」である。シャンパン・ボトルの底はヒッグス・ポテンシャルの形であり、物理の講義でもよく説明に使われる。「神の粒子」というほどインパクトのある名前ではないが、覚えやすく、多くの物理学的議論に関連がある。例えば、ハドロンに質量を与える南部理論(カイラル対称性の自発的破れ)に現れる。また、カイラル対称性の自発的破れのアイディアは、南部が超伝導の理論であるBCS理論に触発されたものだが、BCS理論に出てくるポテンシャルもシャンパン・ボトルの形である。

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ヒッグス粒子の発見』 イアン・サンプル/著、上原昌子/訳 ブルーバックス 2013年発行
南部陽一郎の論文と出会って
物理学科でのヒッグスは、秘書のオフィスに毎週持ち込まれる学術誌の管理を引き受けた。彼はそれらにザッと目を通し、拍子に日付を記して、他の研究者のために書棚に整理していた。
1961年の春、新しく届いたばかりの雑誌の1冊を手に取り、ページをめくっていたヒッグスは、ふとある記述に目を止めた。シカゴ大学の物理学者、南部陽一郎が、素粒子はどのようにしてその質量を獲得したのかを説明するために、超伝導体の理論を利用した論文を書いていたのだ。南部はシカゴにやって来る前に、アインシュタインとともに研究に取り込み、大きな評判を得ていた。同僚たちは南部について、「はるか先を行っていることが多いので、人は彼のことが理解できない」と語っている。
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南部の発想の大転換は、宇宙で起こった他の対称性の破れが、質量のない書粒子に質量をもたらしたのではないかというものだった。彼の論文は結果として、陽子や中性子、その他いくつかの素粒子に質量を与える対称性の破れがどのようにして起こりうるかを大まかながら説明していた。その研究は、何1つ確かめられていなかったが、ヒッグスを含め、多くの科学者たちの心に種をまいた――「対称性の破れ」は、質量の起源を探るカギになるかもしれない。
4度目の科学革命を
CERNの物理学者、ジェームズ・ウェルズにとっては、「経験から得た人間の知識に特権を与えるものは何もない」という現実をひとたび真実と認めれば、”隠れた世界”の存在はほとんど避けられないように見える。彼は、素粒子物理学が最近まで人間中心でありすぎたと主張している。
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コペルニクス革命が、地球は特別な存在ではないと私たちに教えたように、私たちがこれまでに発見したあらゆることに同じことが当てはまる。私たちのまわりにあるもの、私たちが現実であるとしているものすべてが、宇宙において優位に立ち、最も複雑な部分なのだろうか? そうではない可能性を考えるべきだ」
もし隠れた世界が存在するなら、ヒッグス粒子は、私たちがそれを発見する最大のチャンスを与えてくれるかもしれない。なぜか。一部の物理学者は、私たち自身のヒッグス場が、隠れた世界の粒子に質量を与えるもう1つのヒッグス場と、わずかながらもつながりをもっていると考えているのだ。このつながりが、隠れた世界への”架け橋”を形成し、覗き込んだり、その世界を構成する粒子を観測したりする方法を提供するというのだ。
ヒッグス場が、このようなことを可能にする点で独特であるのには、いくつかの理由がある。ヒッグス場を他のあらゆるものから際立たせる決定的な特徴の1つは、それが「スカラー場」であるということだ。すなわち、ヒッグス場だけが、どこから見ても同じに見えるということである。2つめの特徴は、ヒッグス場とそれに関わる粒子が、宇宙に充満しているということだ。この2つの特徴が、隠れた世界から波及するエネルギーのごく小さな変動に対して、ヒッグス場を信じられないほど敏感にしているのである。
ヒッグス粒子LHCで発見されたら、物理学者たちは、それが死の苦しみに輝いて隠れた世界に行く可能性があると信じている。ヒッグス粒子は非常に不安定で、生成されたとたんに崩壊して他の粒子になると予想されている。隠れた世界が存在するなら、崩壊後のヒッグス粒子は、目に見えない。隠れた世界の粒子になるかもしれない。それらがさらに崩壊して、私たちが観測できる現実の粒子に姿を変える可能性がある。
その結果は、LHCの検出器内で、どこかわからないところから突如として出現する粒子の航跡として現れるだろう。このような航跡を見分けることによって、物理学者はその来歴を遡って研究し、「ヒッグス粒子が崩壊してできる隠れた世界の粒子」といった考え方を構築することが可能にある。
隠れた世界という着想は、物理学者が暇な時間に思いつくような風変わりな考えの一種のように聞こえるかもしれない。だがその予測は、真剣に受け止められつつある。「もし、私たちがヒッグス粒子を隠れた世界との架け橋として使うことができれば、人類が時空につぎこんだ、科学史上最大級の重要な洞察の1つになるだろう」とウェルズは述べている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
1/5、読売新聞に「謎の2粒子は正体同じ!?阪大教授が新宇宙理論」が載っている。
本屋で今、宇宙理論に関する最も新しい記事、話題が載っている雑誌、本を探してみた。
『ビジュアルでよくわかる宇宙の秘密 宇宙誕生の謎から地球外生命の真相まで』という本が2009年11月発行になっている。
とりあえず、宇宙理論のおさらいをするつもりで買った。
この本に「スイスの大型加速器LHCでは、光速近くまで加速した陽子を衝突させることで、ニュートラリーノの発生が確認できるかもしれないと実験が進められています」と書いている。
ニュートラリーノ」と「ヒッグス粒子」とは同じものなのか。
ネットで「CERN LHC」をキーにして検索したら、加速器LHC)がトラブル続きで、実験ができていなくて去年11月から動き出したとか。
11月から再稼働で何かかしら、成果が出ているのかとおもいきや、実験結果を解析するのに2年ぐらいかかるとも出ている。
たぶん、宇宙は5次元以上からなっていることが立証されるでしょう。
南部陽一郎先生も高齢なことだし、早く結果を出してくれ!!
追記
2012年7月4日、ついに、ヒッグス粒子「発見」。