じじぃの「たかが、お絵かきプログラム、されど、お絵かきプログラム」

五十嵐健夫(SIGGRAPH '06最優秀研究者新人賞) - 「10歳からソフト作ってクマ描いて」 2006/09/16 井原久美子 (一部抜粋しています)
「10歳からソフト作って、クマ描いて」
うーん、天才プログラマーという感じ。一分の隙もない。
8月に開催された「SIGGRAPH 2006」で、Significant New Researcher Awardを受賞。学生時代からユーザインタフェースとCGの研究を続けてきた。受賞できたわけを尋ねると「(SIGGRAPHの資料を取り出し)いろいろ向こう側の理由が書いていますね。質問に対するお答えとしては、研究の積み重ねが評価されたのであって、方向性そのものではないと思います」となかなかつれない。
五十嵐健夫の名を最も有名にしたのは、3次元お絵描きモデリングツール「Teddy」。2Dインタフェースから簡単に3Dモデルを生成できる。そして、いつも必ずといっていいほど登場する、オリジナルの「クマ」。気恥ずかしそうに「実はすごく計算し尽くされたクマなんですよ」と教えてくれた。
「これは10年間以上描き続けることで得られたプロポーションなんです。授業中はクマばかり描いている生徒でした。一番好きだった世界史の授業では、エジプト風のターバンを巻いたクマとか、チャイナドレスのクマとかを描いていました」
では、いつ頃からそのクマのイラストを?
「三つ子の魂なんとかというやつで。コンピュータ(PC-6001 mkII)がはじめて家に来たときも、それを使って描いていましたね」
当時使っていたペイントソフトというと……。
「10歳くらいの頃に、BASICで絵を描くプログラムを作って。それでクマを描いていたような気がします。ある意味、今やっていることと似ているかもしれないですね」
うーん、やっぱりすごい。
http://journal.mycom.co.jp/series/person/006/
どうでもいい、じじいの日記。
4月17日に観た、テレビ東京「世界を変える100人の日本人!」の「ぐっとくるALLSTARS」の中に「五十嵐健夫」があった。
この番組も毎週のように観ていて、もうそろそろ種切れだろうと思っていたのだが、びっくりしてしまった。
今度は、お絵かきプログラムだ。
「かえる」の絵をひっぱると、のびた「かえる」になり、「くじら」の頭とあごを一緒にひっぱると「くじら」の口があんぐりとあく。
「きりん」の頭をひっぱったり、しぼめると「きりん」の首がのびたり、ちじんだりする。
これが2次元だと、面白いだけだが、ふとったり、やせたり、自由自在なのだ。
じじぃもプログラマーと言われる職業に一応、去年までなっていた。もう、過去形だが。(^^;
何でも、そうだろうが、自分に才能が無いということが、はっきり認識させられるときがある。
じじぃの場合はCADのプログラムをいじくっていたときだった。
約20年前、プログラム言語はBASIC、Cが主流だった。JAVAなど無い時代だった。AutoCadがBASICで開発されていた。
BASIC言語でCADのまねごと、円に内接する多角形を描く、円に外接する多角形を描くのをやってみたが、どうもヒット率が悪い。マウスの座標と円と接点を求めるのに三角関数のsin、cos、tan等を使う。ヒットすることもあったのだ・・・。
3次元だと、とてもじゃない。
まぁ。じじぃの場合はもともと数学的な才能がなかったので、さっさと諦めてしまった。
五十嵐さんは、2006年に世界最高峰のコンピューター・グラフィックス学会で最優秀新人賞を、日本人で初めて受賞された。
この、お絵かきプログラムは最適化法を用いた曲面生成計算を行って処理されているのだそうだ。
たかが「お絵かきプログラム」、されど「お絵かきプログラム」