じじぃの「媚薬・消えていた性欲をよみがえらせるには?化学物質の恵みと誤解」

ふたりを惑わす媚薬の誘惑「あなたの知らないトリュフの世界」

2016.04.06 LEON
黒いダイヤモンド"の異名をとるトリュフは、実はモテる飯にうってつけの食材。というのも、ステロイド成分がフェロモンと酷似していて、媚薬、強壮効果があるの。しかも今回は、トリュフでは珍しい"ご飯"メニューの仏、伊、和の響宴。美味しいうえに、ニキータもキレイになれちゃうスペシャルディナーをどうぞ。
https://www.leon.jp/gourmet/3102

『「化学物質」恵みと誤解』

ジョン エムズリー/著、渡辺正/訳 丸善株式会社 2005年発行

媚薬とポッパー(亜硝酸アミル) より

   媚薬です……と言って薬を売る企業はないが、ほかの疾患に処方され、媚薬のようにはたらく物質はなくもない。なかには、究極のオーガズムを体験できると評判の薬もある。
性欲を高める薬を媚薬という。勃起を起こす刺激剤ではなく、消えていた性欲をよみがえらせるものだ。男と女の両方に当てはまる。人類が数千年来そんなものを追い求めてきた証拠のひとつが、エジプト中期王朝(BC2000年頃)のパピルスに残る媚薬のレシピだろう。
媚薬のはたらきをする物質はたしかにある。たとえばヨヒンビン、プロモクリブチン、デプレニルなど。ヨヒンビンは西アフリカに生える木コリアンテ・ヨヒンベの皮から抽出され、男の性感を高める。インドールアルカロイドの一種で、天然物だから生薬業者から買う。NOと同じく血液をペニスに流入させるが、ペニスからの流出を抑えたりもするらしい。
プロモクリブチンは麦角アルカロイドの中まで、名前から想像できるとおり臭素原子(Br)をもち、パーキンソン病の治療にも使う(肥満にも効くと評判)。プロラクチンという下垂体ホルモンの分泌を減らす。プロラクチンは母乳の生成を促す物質だ。女性ばかりか男性の体内にもあり、体内のプロラクチンが多い程性欲が落ちる。プロモクリブチンは脳内の快感物質ドーパミンのレベルを高く保つため、プロラクチンの生成を抑えつつ快感を生む。
構造のずっと単純なデプレニルは、やはりパーキンソン病の治療に使う。脳内物質のアンフェタミンや、チョコレートの習慣性を生むといわれるフェニルエチルアミンに似ている。デプレニル分子は珍しい炭素ー炭素の三重結合をもつけれど、それが媚薬作用にからむのかどうかはわかっていない。
さて主役の亜硝酸アミル。狭心症に処方したのは過去のことだがまだ入手できて、オーガズムを高める。ホモの男たちは大麻の次に好きらしい。昔のようなアンプル品はなく、ねじぶた式の瓶入りとなったのに、まだ「ポッパー」(アンプルを折るときの「ポン」という音からついたあだ名)で通る。

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