じじぃの「神話伝説_115_ローマの信徒への手紙(使徒パウロ)」

Sketchbook Series: Letter to the Romans - Ch. 1-4 動画 YouTube
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Banned From the Bible - Documentary 動画 YouTube
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ローマの信徒への手紙3・1〜20 日本基督教団公式サイト
1:15 それで、ローマにいるあなたがたにも、ぜひ福音を告げ知らせたいのです。
1:16 わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。
1:17 福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。「正しい者は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。
http://uccj.org/page/81?cat=1
ローマの信徒への手紙 ウィキペディアWikipedia)より
『ローマの信徒への手紙』は『新約聖書』中の一書で、使徒パウロの手によるとされる書簡。『ローマ人への手紙』や『ローマ書』(『ロマ書』)などとも呼ばれる。本書はパウロ本人によって書かれたものであるとみなされている七つの手紙の一つである。
19世紀ドイツのテュービンゲン学派を代表する学者でパウロ書簡の多くを本人のものでないと考えていたフェルディナント・クリスティアン・バウアさえパウロのものと認めていた。
ローマのキリスト者共同体は聖霊降臨に居合わせた人々のいずれかによって作られたのであろう。当時、ローマには多数のユダヤ人が在住していた。シナゴーグにはローマ市民も出入りしていたため、まず彼らがユダヤ人をとおしてイエス・キリストについて知るようになったと考えられる。こうしてユダヤ人と異邦人からなるローマのキリスト者共同体が生まれた。パウロがローマにやってくると信徒たちの歓迎をうけたが、信徒の数は多数いたと考えられ、集会の場所も複数あったことがうかがえる。

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キリスト教の本 上 救世主イエスと聖書の謎を解』 増田秀光/編 学習研究社 1996年発行
ローマの信徒への手紙 (一部抜粋しています)
福音とは何か――パウロは自らが得た確信を、以下のようなテーマでローマ人に熱く語りかける。
1、個人の救い・福音の本義。罪人である人は律法によっては義とされない。律法からは罪責感が生まれるだけだからである。しかし、キリストの贖(あがな)いの業によって啓示された神の義によって、キリストを信じる者は義とされるのである。
2、全人類の救い。回心した異邦人に促されて、律法に固執しているユダヤ人も回心するようになり、やがて万人が救いに与(くみ)するだろう。人はむなしい有限の存在であるが、キリストを信じることによって、新しい生命が吹き込まれるのである。
3、実践倫理の勧め。信仰者の倫理とは、全き自己奉献を現実の教会生活、市民生活の中で行うことである。
現存するパウロの手紙中、最も大著で、組織的・体系的に神学が展開されている文書である。本書を理解した者は「全聖書の扉を開く」といわれるほど、聖書の中で重要な位置を占めている。本書はいわば、パウロによって世界へ放たれた「キリスト教宣言」なのである。
地中海東部地方を伝道した後、パウロはラテン世界に福音を伝えることを念願した。
本書は、パウロが西方の伝道旅行の計画と自己の所信を、まだ見ぬローマの教友へ書き送った、使徒的外交文書というべきものである。
50年代初期のローマには、すでに、教会が存在していた。この教会の評価については、現在でも詳らかではないが、異邦人信徒で主流とした人々によって運営されていたと思われる。
パウロはかねてより、この教会への訪問を熱望していたが、諸般の事情により、実現が妨げられていた。しかし、東方伝道で達成したパウロは、ローマからさらにスペインへと至る壮大な伝道旅行の構想を抱いていたのである。
当時のローマは、世界の中心地であり、パウロによって、西方伝道の拠点となるべき重要な場所であった。近い将来、必ず実現するであろうローマ教会への訪問に先立って、パウロが自らの福音理解の総括を試み、そして結果的に、遺書となったのが本書なのである。
パウロは、キリストによって救済される時が到来したという終末的信仰に立ち、万人救済の念を抱き、その福音の宣教者としての使命に徹して、世界の中心たるローマへ正しい福音の理解を伝えるために、本書を書いたのである。