じじぃの「ポリフェノール含有量が一番多い・なぜコーヒーが一斉値上げするの?知りたがり」

コーヒー1日3〜4杯、心臓病死の危険4割減 (追加) 2015/5/7 日本経済新聞
コーヒーを1日3〜4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡する危険性が4割ほど減るとの研究結果を、国立がん研究センターや東京大などの研究チームが7日、公表した。がんによる死亡との関連は見られず、全ての死亡の危険性で比較すると24%減だった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07H17_X00C15A5000000/
あさイチ 「もう一杯飲みたくなる! 女性のためのコーヒー学」 2012年10月15日 NHK
番組ではお茶の水女子大学の近藤和雄教授の調査でコーヒーにポリフェノールが豊富に含まれていることはもちろん、ポリフェノール含有量はあの赤ワインとほぼ同じくらいで摂取源としてはコーヒーが1番多いことがわかりました。
●コーヒーポリフェノールがシミを予防
コーヒーに含まれるポリフェノールがシミの予防になるメカニズムをご紹介しました。
紫外線が当たると体内では活性酸素が発生します。
この活性酸素が細胞を傷つけることがあるためそれを防ごうとメラニン色素が生み出されます。
これで皮膚は守れますがこれが沈着してしまうとシミになってしまうというわけです。ところがポリフェノールがとりこまれていればその働きによって活性酸素が取り除かれメラニン色素が作られることはなくなるので結果シミの予防になると考えられています。
番組ではお茶の水女子大学の近藤和雄教授の調査でコーヒーにポリフェノールが豊富に含まれていることはもちろん、ポリフェノール含有量はあの赤ワインとほぼ同じくらいで摂取源としてはコーヒーが1番多いことがわかりました。
疫学調査で分かったコーヒーのすごさ
実はコーヒーという飲み物はかってイスラム社会では薬として使われていたんです。
そもそもは薬として重用されてきた歴史を持つコーヒーですが、近年そのパワーの裏付けとなるさまざまな調査結果が報告されています。そんな『疫学調査』をいくつか紹介しました。
(1)肝臓がんとコーヒー
 国立がん研究センターを中心とする研究班がまとめたのは40〜69歳の男女およそ9万人を対象に10年間の肝臓がん発症率を追跡した大規模疫学調査を実施。
 結果、1日に5杯以上コーヒーを飲む人の『肝臓がん』の発症率が飲まない人の4分の1にとどまると発表。
(2)大腸がんとコーヒー
 女性のがん死亡率が国内でもっとも高いという大腸がん。
 岐阜大大学院の永田教授が1992年からの8年間、35歳以上の岐阜件高山市の住民およそ3万人を対象に追跡調査を実施したところ、コーヒーを全く飲まない人の発症率を1とすると1杯以上飲む人は男性で0.81 女性はなんと0.43と発症率が半分以下に抑えられていました。
(3)胆石とコーヒー
 胆のうに石がたまって痛い胆石の調査は日本から遠く離れたアメリカ。
 米ハーバード大医学部の研究グループが10年がかりで調査を実施した結果によると1日2〜3杯のコーヒーを飲む男性は、飲まない男性に比べて胆石になるリスクが40パーセントも低くなるそうなんです。
(4)パーキンソン病とコーヒー
 コーヒーはあのモハメド・アリもかかった難病『パーキンソン病』にも効果を発揮。
 ハワイで30年にも及んで行われた大規模調査ではコーヒーを1日800cc飲む人は飲まない人に比べて発症リスクがなんと5分の1に低下するという結果が得られたのです。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/10/15/01.html
クローズアップ現代 迫る“食料高騰”時代 2011年7月20日 NHK 動画あり
じわじわと食品の価格が上がり続けている。今月1日に大手食品メーカー数社がパンやパスタなど小麦製品の値上げに踏み切ったのをはじめ、大豆、卵なども値上がり傾向にある。世界的な食料不足で輸入穀物が高騰しているのだ。背景には中国・インドなど新興国の需要急伸があり、国内の食品メーカーや畜産農家の間では、このまま穀物相場の「高止まり」が続くとの危機感が広がっている。そんな中、大手スーパーが豆腐用大豆の直接栽培に踏み切ったり、農業ベンチャーと総合商社が提携して家畜飼料用トウモロコシの生産を行うなど、「国産」にビジネスチャンスを見出す動きもある。食料価格「高止まり」時代のこれからを考える。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3075
『知りたがり!』 フジテレビ 2011年2月9日
【司会】伊藤利尋渡辺和洋 【ゲスト】 堀ちえみ北斗晶橋本志穂 【コメンテーター】東京大学東洋研究所教授 池本幸生
▽家計直撃!?コーヒー大手4社が一斉値上げ
食用油・砂糖・小麦も・・・ なぜ食料価格が高騰しているの?
http://blog.fujitv.co.jp/shiritagari/D20110209.html
どうでもいい、じじぃの日記。
2/9、フジテレビ 『知りたがり!』の番組の「家計直撃!?コーヒー大手4社が一斉値上げ」を観た。
大体、こんなことを言っていた。 (手抜きしている)
伊藤 コーヒー大手4社(キーコーヒーネスレUCC、AGF)が3月あるいは4月から11〜20%の値上げを行うということですが、他にも食用油、砂糖、小麦といったものが上がるということです。
  絶対、必要なものばかりですね。
伊藤 食用油はもともと大豆がベースで外国から来ていますが、小麦はパン、麺類にもというわけでグラフを見て下さい。
世界の食料価格の推移
2008   2009      2011年
約200  約130     約220  ('02〜'04年を100で換算)
伊藤 「世界の食料価格の推移」はどう価格が推移したかを見るものですが、実は2008年、食料危機と言われました。その後一旦落ち着くんですけど、ここにきて2008年の食料危機を上回る過去最高の値まで上がってきているんです。
  気候が影響しているんでしょうね。
伊藤 いろんな要素があるんです。なぜ食料価格が高騰しているんでしょうか?
大きなボードに「なぜ食料価格が高騰」に関係する言葉が書かれている。
東京大学東洋研究所教授の池本幸生さんが伊藤さんのサポートを行う。
      ・
伊藤 まあ、生産地の自然災害というのがまずあるわけですけど、コーヒーはどうなんでしょう。
コーヒーの生産量 (2000年度)
1位.ブラジル    39.4%
2位.ベトナム    13.3%
3位.インドネシア   6.9%
4位.コロンビア    6.4%
伊藤 ブラジルが突出していますね。何でこのエリアなのか。おいしいコーヒー豆の条件というのがあります。
おいしいコーヒー豆の条件
・標高1000メートル以上
・赤道付近
・温暖の差が大きい
池本 赤道付近ですね。残念ながら、日本では沖縄を除いて作れませんね。
伊藤 コーヒーの代表格はブラジルですけど、過去にブラジルのコーヒーを襲った被害があります。
大霜(しも)害(1975年、1994年) 干ばつ(1985年)
伊藤 オーストラリアの砂糖は洪水の被害、ロシアの干ばつで小麦の被害。ブラジルのコーヒーの自然災害はあるんですか?
池本 ここ数年、ブラジルのコーヒーの自然災害はないですね。
伊藤 コーヒーに豊作、不作というのがあって、豊作、不作を繰返す。
池本 たくさん実を付けた、次の年は実をあまり付けない。
伊藤 もう1つ、植えかえもある程度、周期がある。
池本 古い木になってくると生産性が落ちてくるので、新しい木に替える。20〜30年で植えかえをする。植えかえした2〜3年はコーヒー豆が採れない。
伊藤 ブラジルは不作だったんですか。
池本 ブラジルは豊作だった。
伊藤 ブラジルが豊作だったら、量は足りているわけですね。それじゃ、何でなんだ。次の理由。世界の台所事情に変化が起きている。
世界の台所事情に変化 → BRICs急成長
消費量の推移 ブラジル 大幅な伸び
          ロシア  大幅な伸び (ここ数年は小幅)
          インド   小幅な伸び
          中国   大幅な伸び
池本 ブラジルは生産国ですけど消費量が伸びて、そのうちアメリカを抜いて世界一の消費国になるだろうと言われています。これらの国が豊かになってコーヒーを飲むようになった。
伊藤 中国では今、コーヒーカフェがブームなんですね。
池本 それだけお金持ちが増えていることだと思います。
伊藤 ちなみにBRICs4ヵ国で世界人口の4割を占める。インドと中国が多いですけど。これまでコーヒーを飲んでいなかった国の人達が一気に飲むようになった。世界生産量約834万5000トンのうちBRICsが18.7%、約2割を消費している。他の農作物に対しても同じことが起きている。
他の農作物にも影響
・砂糖  (経済成長のバロメーター)
・小麦
・大豆
池本 砂糖はコーヒーなどに入れますよね。そういういろんなものに入れるということで「経済成長のバロメーター」と呼ばれています。
伊藤 砂糖、小麦、大豆。特に大豆は、中国で今まで輸出していたのが輸入国になった。このことで日本に入る量が減るということになってきた。新興国やアフリカが豊かになっていくと、農作物の奪い合いになってしまう。
池本 そのうち生産が足りなくなれば、奪い合いになります。
北斗 国と国が仲悪くなったら、お前の国に輸出してやんねえぞということになりますね。
伊藤 コーヒーの価格が周期で値上がりすることは分かったが、1994年の霜害の後、ボンと上がっているのは何なんだ。不作の年ではなかった。BRICsが急成長しているタイミングでもない。ここで何があったのか。アジアの通貨危機があったということです。
池本 アジアの通貨危機は投機があった。その投機の一部がコーヒーの市場に入ったと言われています。
伊藤 今回のコーヒーの値上がりはアメリカの投機マネーが景気対策に回り、そのマネーの一部が市場に流れたとも言われている。
      ・
伊藤 チュニジア、エジプトで政変がありましたけど。この食料品の価格の高騰が影響しているんですか。
池本 食料品が世界的に上がるので、こういう国でも食料品が上がり、その影響を受けて、一般民衆の不満が高まったという説があります。
伊藤 この値上がりの影響は先進国よりも、発展途上国の方が大きいですね。
じじぃの印象
「世界生産量約834万5000トンのうちBRICsが18.7%、約2割を消費している。他の農作物に対しても同じことが起きている」
BRICsが今の2倍成長すると、世界の農作物の4割を消費することになる。
そのうちの中国が占める消費量はどれぐらいになるのだろう。
まあ、どうでもいいか。