じじぃの「ぼけっと、Eモニ_100707」

H−ⅡA あかつき、イカロスを載せて飛び立つ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=TIIOo-CJxFA
太陽の光を受けて航行する宇宙ヨット JAXA
ソーラー電力セイル実証機という名前の通り、「ソーラーセイル」と「電力セイル」の技術を実証するのが「イカロス」の目的です。ソーラーセイルは、ひと言で言うと「宇宙ヨット」です。地球上のヨットは、海でセイル(帆)を広げて、風を受けて進みまが、その宇宙版だと思ってください。ソーラーセイルは、風の代わりに太陽の光を受けて進みますので、エンジンも燃料も要らない夢の宇宙船となります。また、「イカロス」のセイルの一部には、薄い膜の太陽電池を貼り付けています。太陽の光を受けて発電することができますので、電力セイルと言っています。「イカロス」はソーラーセイルと電力セイルを世界で初めて実現します。
具体的には、次の4つを実証するのが「イカロス」の目的です。一つ目は、大型で薄いセイルを宇宙で展開すること。「イカロス」のセイルは正方形で、1辺が約14mの大きさです。また、セイルに使われる膜の厚さはとても薄く、7.5μm(マイクロメートル)しかありません。髪の毛の太さが100μmなので、どれだけ薄いか想像できると思います。二つ目は、薄膜太陽電池による発電です。膜面に貼り付けた薄膜太陽電池が宇宙空間で発電する性能を確認します。三つ目は、ソーラーセイルによる加速を実証します。太陽の光を受けてセイルが理論通り加速するかどうかを調べます。四つ目は、ソーラーセイルによる航法技術の獲得です。太陽光にまかせて「イカロス」が好き勝手な航行をするのではなく、目標となる軌道にそって進むように太陽光の反射方向を調節します。そのため、セイルの方向を変えるガスジェットを搭載しています。
http://www.jaxa.jp/article/special/explore/mori01_j.html
E morning テレビ東京
【司会】水原恵理 【スタジオゲスト】インベストラスト 福永博之
日本の探査機「はやぶさ」が宇宙から帰還し、一躍日本の宇宙技術が注目されることになった。宇宙技術は最先端の技術を集約したものだが、民生に転用されるものも多い。日本の宇宙ビジネスの最新技術を紹介する。
http://www.tv-tokyo.co.jp/emorning/
どうでもいい、じじぃの日記。
7/7、テレビ東京 朝のニュース番組『Eモニ』をいつものように、ぼけっと観た。
今日の注目 (福永博之氏)
●NYダウ 8日ぶり反発
ティーガイア、中国で携帯販売店を開く
電子書籍市場 2014年度に1,300億円に
特集
日本が誇る宇宙ビジネス最新技術
大体、こんな内容だった。
今日は七夕。夜空を見上げる人も多いのではないでしょうか。
先月13日、日本の探査機「はやぶさ」が世界で最も長い期間を飛行した後、帰還しました。さらに先月11日、太陽の光で航行する宇宙帆船「イカロス」が宇宙空間で帆を広げることに成功しました。こうした偉業は日本の宇宙技術の高さを世界中に知らしめるきっかけになりました。それを支えているのは日本の高い技術力です。
5月21日、金星探査機「あかつき」を乗せたH2Aロケット種子島宇宙センターから打ち上げられる映像が流れた。
ロケットから分離された「イカロス」は地球から770万キロ離れた宇宙空間において1辺が14.1メートルの帆を広げることに成功した。「イカロス」は太陽の光の力を風のように受けて反動で進む世界で初めての帆船です。構想自体は以前からありましたが、実現することはできませんでした。その理由は宇宙空間に耐えられる薄い素材が今まで無かったからです。
イカロス」で使っている素材は「ポリイミド」という材料です。「ポリイミド」は薄くて、破れにくく高温にも強いという性質を持っています。実は「ポリイミド」はこの性質を利用してデジタルカメラや携帯の基盤に多く使われていて、日本が世界1位を占めている素材なのです。
映像に「ポリイミド」を生産している藤森工業が出てきた。藤森工業は食品や日用品、医療用こん包材の大手企業で、最近では液晶ディスプレーの保護フイルムや機能性フイルムの分野でも高い収益を上げています。
藤森工業の社員、「我々の技術は薄く均一する技術です」 「塗工・塗料のコントロール、乾燥に関するノウハウがすべて整って今回の膜が出来た」
イカロス」の帆にに使われる「ポリイミド」の膜の厚さは、7.5マイクロメートルで、髪の毛の10分の1の太さです。
宇宙航空研究所(JAXA)相模原キャンパスの映像が出てきた。
イカロス」の帆に使われる「ポリイミド」の膜を担当した横田力男博士。横田先生は和歌山県にある「セイカ」と「マナック」から調達した原料を合成して溶剤に溶ける「ポリイミド」樹脂を開発した。製造された膜に太陽の光をよく反射するようにアルミをコーテングした。(アルミ蒸着は兵庫県にある東レの子会社が担当)
イカロス」の帆はさまざまな企業の技術力の結晶なのです。
スポーツウエアを手がけるゴールドウインが発表したのは宇宙でも大活躍した汗のニオイや加齢臭を大幅に減少させる素材を使った下着です。
ゴールドウインの社員、「JAXAの信頼感があるので効果が高い」 「消臭というキーワードで下着以外の開発も進めていきたい」
水原 JAXAコスモプロジェクト宇宙ブランドとして認定されているものが21件あります。日本の宇宙の技術力と素材力は世界に誇れるものだと思います。
福永 宇宙技術は粗悪な製品だと事故につながります。宇宙で開発されるものが民間にどれだけ広がって、すそ野がどれだけ広がるかですね。
水原 宇宙関連銘柄を見てみましよう。
宇宙関連銘柄
三菱重工 IHI    川崎重工
東レ    カネカ   宇部興産
福永 ハードと、今まで映像に出てきたような素材です。素材の方はこれからもリッチな分野なので、日本は技術力を持っているからどんどん世界にブレークしていってほしいですね。
じじぃの感想
はやぶさ」に搭載されていたイオンエンジンは世界で初めてのものだったという。
イカロス」の「ポリイミド」を使ったソーラーセイルも世界で初めての試みなのだという。
まだまだ、捨てたもんじゃない日本。
月の表面で村田製作所の自転車型ロボット「ムラタセイサク君」がすいすい、自転車に乗って遊んでいるのを早く見たい。
追記
はやぶさ2」14年度打ち上げ計画決定 2010/8/11 日本経済新聞
文部科学省・宇宙開発委員会は11日、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機を2014年度に打ち上げる計画を正式に決めた。生命体に不可欠な炭素が豊富にあり水の存在も期待される小惑星に18年に着陸、地下鉱物などを採取して20年に地球に持ち帰る。総開発費は164億円を見込み、宇宙探査計画では低コスト。地球帰還に成功した初代機に続き、小惑星探査で世界をリードする狙い。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819595E3E3E2E28B8DE3E3E2EAE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL
追記
小惑星探査機「はやぶさ」、丸の内で一般公開 2010/8/16 J-CASTニュース
小惑星イトカワ」からの帰還を果たした探査機「はやぶさ」のカプセルの一般公開が2010年8月15日、東京・丸の内の「丸の内オアゾ」で始まった。これまでにも相模原市つくば市で公開されていたが、東京都心での公開は初めて。15日午前8時の開場時に既に約1800人が列をつくる大人気で、この日だけで計8434人が入場した。オアゾでの公開は8月19日まで。
http://www.j-cast.com/2010/08/16073536.html