じじぃの「人の生きざま_12_マイケル・ムーア」

マイケル・ムーア「シッコ」予告編(日本語) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=pGWpVEg3JcE
マイケル・ムーア ウィキペディアWikipedia) より
マイケル・フランシス・ムーア(1954年4月23日 - )は、アメリカ合衆国のジャーナリスト、 ドキュメンタリー映画 監督、 テレビプロデューサー、 テレビディレクター、政治活動家全米ライフル協会の会員だったがベトナム戦争の影響で19才の時にその資格を返上した。
【監督作品】
・『華氏911』 - Fahrenheit 9/11 (2004年)
 2004年アメリカ合衆国大統領選挙では、ブッシュの大統領再選を阻止する目的で公開。カンヌ国際映画祭での最高賞パルム・ドールを受賞し各国でヒットとなるものの、当初の目的は果たせず。アメリカのSF映画"華氏451度"の題名から引用している。
・『シッコ』 - Sicko (2007年)
 3年の時を経て、今度は米国の「医療問題」をテーマにした映画を制作。米国内医療業界の大手各社は、突撃取材に厳戒体制であった。2007年カンヌ国際映画祭の特別招待作品。
・Slacker Uprising (2008年)
・『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』 - Capitalism: A Love Story(2009年)
 世界金融恐慌を取り上げるとしており、映画の共同配給元オーバーチュア・フィルムズ(Overture Films)とパラマウント・ヴァンテージ(Paramount Vantage)によると、この映画は2008年に決まった巨額の企業救済策でハイライトを迎えた「企業と政治のペテンをコミカルな視点でとらえた作品」になるという。映画のPRとして来日し東京証券取引所で会見し、「君は実のお母さんから10億円もらったことある?」など鳩山由紀夫総理献金問題など日本の時事ネタを披露した。

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ムーア監督と連合会長が対談 「映画、組合運動の糧に」 2009年12月2日 東京新聞
新作ドキュメンタリー映画キャピタリズム マネーは踊る」の日本公開を前に初来日したマイケル・ムーア監督と連合の古賀伸明会長が2日、東京都内のホテルで対談した。古賀会長は「監督の映画から刺激を受け、次の運動の糧となっている」とエールを送った。
 新作はごく少数の富裕層に富が集中する米経済の矛盾を追及。ムーア監督は「資本主義という野獣に好き勝手にさせないようにしないと日本でもアメリカと同じことが起きる」と警告した。
 連合の結成とムーア監督がデビュー作を世に出したのはともに1989年。古賀会長は「格差社会に歯止めをかけるキャンペーンを繰り広げてきた」と強調し、監督も「労働者階級の声を伝えるのは私の責任。作品づくりに奮闘している」と20年間を振り返った。
 民主党枝野幸男衆院議員も駆け付け、「民主党政権が期待に応える仕事をし、監督にアメリカは日本を見習えというような映画を撮ってもらいたい」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009120201000585.html
クローズアップ現代マイケル・ムーア 2009年12月3日 NHK
【キャスター】国谷裕子 【出演】マイケル・ムーア
反骨の映画監督 マイケル・ムーアに映画『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』を聞く。
1980年代、アメリカの車は日本、ドイツに押され、GMはメキシコに工場を移転した。ミシガンにあるGMの工場はゴーストタウン化した。なぜ、企業が優先され、人々は置き去りにされるのか。大義なきブッシュ政権を批判した映画『華氏911』。
保険制度を受けられない人々がいる。その一方で、破産しても多額の金を受けられる金融界の人々。100年に一度の経済危機でローンを返せず、家を失う人々がいる。
国谷 映画でこんなはずじゃなかったといつも言っているが、アメリカ嫌いになってしまったのか。
ムーア わずか1%に富が集中し、99%が貧しい。なぜ、こんな国になってしまったのか。
国谷 アメリカ社会をどう見ているのか。
ムーア 人々は何か失うのではないか、職を奪われるのではないかと思っている。社会の規範が失われてしまったのです。
国谷 具体的には。
ムーア 「資本主義は悪」なのです。金持ちを守る制度がいっぱいあるのです。住宅ローンで8人に1人が返済できないでいる。
国谷 問題を単純化させているのではないか。
ムーア ナチスにもいいところがあったはずだ、だからホロコーストだけを取り上げるなというのと同じだ。白黒がちゃんとつくこともあるのです。
国谷 主要なメディアが弱者を取り上げないということか。
ムーア 主要なメディアはアメリカが一番だと言っている。決してニュースで伝えられていない現実を見つめてほしい。
国谷 オバマ政権をどう見ているか。
ムーア オバマは期待されている。その分、注意深く見守る必要がある。
国谷 何をもっとも伝えたいのか。
ムーア 映画館にいることを想像してほしい。観たことで社会を変えなくてはダメだと思うだろう。
国谷 次は何を求めているのか。
ムーア 『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』(資本主義)にすべての思いを入れた。今は少し、休みたい。
キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は、東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテで12月5日〜来年1月8日まで先行上映されます。