じじぃの「未解決ファイル_02_ウナギ」

ウナギが食事中 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=TF2nKCPKkpU&feature=related
プライムニュース 「ニホンウナギ絶滅危機 捕獲量取り戻すには 魚食文化どう守る」 (追加) 2014年6月17日 BSフジ
【キャスター】島田彩夏、反町理 【ゲスト】横山信一(農水政務官)、勝川俊雄(三重大学生産資源学部准教授)、生田與克(NPO法人魚食文化の会理事長)
12日、国際自然保護連合(IUCN)はニホンウナギを絶滅の恐れがある絶滅危惧種に指定した。IUCNの判断には法的拘束力がないため、ウナギの捕獲がただちに禁止されることはないが、ワシントン条約で規制対象を決める際の根拠となることから、今後、輸出などの規制につながる可能性がある。
縄文時代の遺跡からもウナギの骨が発掘されるなど、古くから日本人が親しんでいたウナギ。伝統的な食文化を守るためには必要なこととは。
横山農水政務官らを迎え、ウナギ捕獲の現状から日本の食文化まで多角的に議論する。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d140617_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d140617_1
報道特集 2012年7月14日 TBS
【レギュラー出演】岡村仁美、日下部正樹、竹内香苗金平茂紀
2002年に世界で初めて人工ふ化によるシラスウナギ養殖に成功した水産総合研究センター 増養殖研究所を取材。人工飼育下ではほんとんどがオスになるが、シラスウナギの段階から女性ホルモンを与えてメス化し産卵させるという。水産庁では、この研究所を拠点に5年計画でシラスウナギ1万匹生産の技術開発をスタートさせた。
http://kakaku.com/tv/channel=6/programID=249/episodeID=577730/
サイエンスZERO 「ウナギはどこへ行った?」 2012年8月19日 NHK Eテレ
価格の高騰が止まらない「うなぎ」。いったいどうしてなんでしょう? 
実はウナギはつい最近まで、どこで卵を産むかさえわからない、謎に包まれた魚でした。ウナギの生まれ故郷は、太平洋の真ん中、マリアナ海溝付近。はるか2000キロも太平洋を泳いで産卵します。そして生まれた稚魚は、海流に乗ってはるばる日本へやってくる。そんなすごいことを繰り返している魚なんです。
ところが! 最近その旅路に、ある激変が起きました! なんと、産卵場所がわずかに南へずれた結果、稚魚たちが海流にうまく乗れず、太平洋で次々と死んでいるというショッキングな事実が分かったのです! ウナギを襲う様々な過酷な運命! ウナギ激減の本当の原因に迫ります。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp396.html
気になる”ウナギ”の値段 その影に知られざる生態 2012年7月16日 NHK 主任研究員 中村クンの解説
●卵からシラスウナギまでの難しさ
試行錯誤してエサになるものをさがした結果、サメの卵を食べることがわかりました。養殖の研究では、これを水槽の底に沈めて食べさせています。ただ、育つには育ちますが、何かが違うようです。平べったくならないのです。
育てることはできるようになりましたが、まだいくつも課題があります。
サメの卵をエサにすると、飼っている水槽の水が汚れやすいのです。ウナギは水質がきれいでないと育ちません。汚れるとすぐに死んでしまうのです。水質の管理が大変で、20リットルの水槽でもシラスウナギまで育つのは数10匹です。5倍の100リットルの水槽で育ててみてもやはり育つのは数10匹なのだそうです。大きな水槽だと水質管理が十分できず、結局、それくらいしか育てられないというのが現状です。
http://www.nhk.or.jp/laboradio/report/20120716_01.html
「科学の謎」未解決ファイル 日本博学倶楽部 PHP文庫 2008年発行 (一部抜粋しています)
ウナギが謎の魚とされた理由
ウナギというのは昔から謎の多い魚だったようだ。古代ギリシャ時代、かのアリストテレスは「泥のなかから自然発生する魚」だと決めつけている。ほかにも「馬の毛が川に落ちて化身する」とか「ヘビが変身した姿」などという言い伝えが西洋の文献には残っている。
日本でも『万葉集』にウナギを食べていたことが記されているが、川で捕獲できること以外は何もわからず、平安時代に書かれたある書には「水草が変化した魚」という記述が見られる。
なぜ、そこまで謎めいた魚なのかといえば、たとえばサケのように卵を抱いた姿が見られず、雌雄の区別があることすらわからなかったからだ。それが詳らかになったのは18世紀以降である。1777年にイタリアの学者によって雌の卵巣が、1874年にドイツの学者によって雄の生殖器が発見され、雌雄の区別があることがわかったのである。
しかし、雌雄の区別があることはわかっても、依然として生態の謎は残ったままだった。サケやアユなどは、産卵のために生まれた川に戻ってくるが、ウナギは川で産卵しない。
発見されたニホンウナギの産卵場所
最初に発見をしたのはデンマークの海洋生物学者シュミット博士だった。1904年から始めた海洋調査の結果、1922年、大西洋のバミューダ島南東サルガッソー海域で、レプトセファラスという小さなヤナギの葉形のウナギの仔魚を見つけたのだ。これは欧米で捕獲される西洋ウナギである。この発見に誘発されて、日本の淡水でニホンウナギの産卵場所についても調査が行われるようになった。
探索場所は沖縄南方、台湾東方などの太平洋域だった。産卵期を迎えたニホンウナギは川を下って太平洋に入ると、産卵までの半年近くの間、ひたすら生まれ故郷の海域を目指すと考えられていたため、太平洋のあらゆる海域に研究船が出向いては、レプトセファラスの採集を試みた。
それが報われたのは、なんと2005年。東京大学海洋研究所の学術研究船が、マリアナ諸島西方海域で、孵化したばかりのレプトセファラスを大量に採集したのである。これだけ大量の、孵化したてのレプトセファラス採集は世界初のことであり、DNA鑑定でニホンウナギのものであることも確認された。マリアナ諸島海域で生まれた仔魚は、太平洋の長い旅を続け、日本の河口にたどり着く頃、シラスウナギと呼ばれる稚魚に成長する。そこから集団で川をのぼり、淡水中で成長していくというわけだ。
こうして、ウナギの産卵場所は解明されたが、具体的に産卵はどのように行われているか。ウナギはなぜ何千キロもの旅をわざわざしているのか。謎はまだ山積みであり、ウナギの研究はこれからが本番といわれている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ウナギはサケやアユなどと同様に川に棲みつくが、産卵するためではないという。なぜ、川に棲みつくのか。
それでは一体、ウナギはどこで産卵するのか。ウナギの雌雄はどこで分かるのか。
7/1、NHKのニュースで「卵持ったウナギの捕獲に成功」を観た。
卵を持った親ウナギを捕獲したことで、初めてウナギの産卵場所を特定することができたというニュースだった。産卵場所は日本から約2000キロも離れたマリアナ諸島周辺の海域だという。
ウナギをネットで調べてみた。見た目でのウナギの雌雄の判別は難しいのだそうだ。「ウナギの雌雄を外観で決めるのは、中間型というか、雌の特徴を持ちながら雄であったり、また反対であったりするウナギが非常に多い」がある。
ウナギはなぜ、こんなに神秘に満ちた魚なのだろろう。卵からのウナギの養殖は果たしてできるのだろうか。
前に、日本からメキシコまで太平洋往復2万キロの旅を続けるウミガメの番組を観た。
http://www.tbs.co.jp/program/mbc_umigame.html
このウミガメも神秘に満ちた話だった。