じじぃの「科学・芸術_756_大図鑑・コロンブス交換」

The Columbian Exchange: Crash Course World History #23

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=HQPA5oNpfM4

Columbian Exchange

『ビッグヒストリー大図鑑:宇宙と人類 138億年の物語』

デイヴィッド・クリスチャン/監修、ビッグヒストリー・インスティテュート/協力、オフィス宮崎/日本語版編集 河出書房新社 2017年発行

東西の出会い より

1492年まで、「旧世界」(アフロユーラシア)と「新世界」(アメリカ大陸)の人々は、お互い相手の存在を気づいていなかった。この2つの世界を結びつけたのはヨーロッパの探検家で、これをきっかけに世界は「コロンブス交換」、すなわち人間や動物、作物、病気、技術の移動を経験することになる。

ヨーロッパの探検家は自分たちが優位に立てる技術(乗馬、銃や鋼鉄製の武器など)を最大限に利用して新世界の人々を征服した。またヨーロッパから持ち込まれた病気も新大陸征服に味方した。コロンブス交換によって世界各地の生活は一変する。
人々はどこにいても新種の食料が手に入るようになり、その結果、その後2世紀にわたって世界の人口は増加の一途をたどった。作物や家畜の拡散とともに、改良された農業技術や体系的な新しい方法が入ってくる。政府の力が拡大し、人口や収入を増やすために自国の領土を拡張しようとした。その結果、人間はますます土地に改変を加えるようになる。
世界規模の交換ネットワークが新しく出現し、2つの地域(ヨーロッパとアメリカ大陸)ではコロンブス交換の文化的影響を最も強くこうむった。アメリカ大陸では、このために文化や政治の伝統がすたれてしまう。人々がヨーロッパの言語を話すようになったため、アメリカにもともとあった言語は消滅した。
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キャッサバ

南米産のキャッサバは干ばつと病害虫に強く、痩せた土地でもよく育つ。この作物は世界中の熱帯地方に拡散し、今では5億人を超える人々の基本食になっている。

タバコ

1600年代初め以降、タバコは北米に移住したヨーロッパ人にとって重要な換金作物だった。タバコはヨーロッパに輸出されるとまたたく間にアフロユーラシア全域に広がった。

唐辛子

アメリカ産の唐辛子は栽培が簡単なので、急速にヨーロッパに広まった。ポルトガルの商人によってアフリカ、インド、東南アジアに運ばれ、各地の食事に独特の風味と辛味を加えた。

小麦

ユーラシアの小麦は南北アメリカの大平原には理想的な作物だった。今日、アメリカとカナダは世界の二大小麦生産国になっている。

天然痘

天然痘、発信チフスコレラなど、多くの感染症アメリカ大陸に持ち込まれた。アメリカ大陸の先住民には旧世界の病気に対する抵抗力がないため、人口が激減する。

キリスト教

ヨーロッパからの征服者たちは熱心なキリスト教徒だった。アメリカ大陸では土着の宗教がすたれ、キリスト教への大規模な改宗が行われた。

アメリカ大陸の輸送と農業に画期的な影響を与えたのが馬である。北米の平原に住む先住民は馬を自在に乗りこなすようになり、バッファロー(バイソン)の狩りにも馬を役立てた。

じじぃの「最後まで残る職業・床屋で言ってはいけないこと?不運の方程式」

床屋さんのカミソリ

ロボットで、人の仕事がなくなっていく中で美容師は勝ち組ですか?

2017/6/7 Yahoo!知恵袋
回答
まぁ少なくとも心配されてる案件が実現するまでには暫く掛かるはずですし美容師だけで無く接客業は最後まで残る筈です。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13175113913

『不運の方程式―あなたの「ついてない!」を科学する』

ピーター・J.ベントリー/著、三枝小夜子/訳 新潮社 2010年発行

切れ味鋭く カミソリで頬を傷つける より

あなたは、カミソリを手にして鏡の前に立っている。そろそろ刃を交換しなければならないのだが、浴室での転倒のショックから立ち直れていない今は、そんな作業をする気になれない。急がないと朝の会議に遅れてしまう。あなたは鏡の曇りを拭い、顔にシェービングフォームをつけて、手早くひげを剃りはじめる。カミソリの刃は肌の上をなめらかにすべっていく。
よし、できた。残った泡を洗い落とし、いろいろな角度から仕上がりを点検する。1ヵ所、小さな切り傷ができている。このくらいなら放っておいてもすぐになおるさ……あっ! あなたは自分の目を疑う。小さな切り傷をなぞるように、一筋の赤い線が長々と浮かび上がってきたのだ。手当をしている暇はない。あなたはとりあえずティツシュペーパーを水で濡らして血を拭うが、すぐにまた赤い線が浮かび上がってくる。拭っても拭ってもきりがない。痛くはないが、こんな出血していては服が汚れてしまう。どうしてとまらないのだろう!
人類は7000年以上も前から無駄毛を抜く、剃る、溶かす、焼くなどして処理してきた。古代エジプトでは、上流階級の人々はひげと頭髪を剃っていたが、ファラオはあごひげをたくわえていて、それをきれいに整えていた。
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「安全カミソリ」が発明され、市販されるようになったのは、20世紀に入ってからのことである。きっかけは、アメリカのキング・キャンプ・ジレットというセールスマンが、従来の折りたたみカミソリの欠点をどうにかできないかと考えたことだった。折りたたみ式カミソリはすぐに切れ味が悪くなり、頻繁に研がなければならないうえ、危険で、しばしば肌を傷つけた。
この2つの問題を同時に解決するために、ジレットマサチューセッツ工科大学(MIT)の技術者と協力して新しいタイプのカミソリを開発した。カミソリの刃の部分を使い捨てにして、その表面に肌を保護するためのワイヤーを取り付けたのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ロボット化で人の仕事がなくなっていくなか、床屋はずっと生き残れるのではないだろうか。
床屋さんで、こんな話をした。
「XXXXって、戦後70年以上も経つのに慰安婦だとかしつこいね。こういうところでは政治とか宗教の話をしないほうがいいだよね」
もしかして、この床屋さん、XXXX系だったりして、カミソリ持っててやばいかも。