じじぃの「モルモット精神が日本を救う!これからの日本に必要な能力とは」

宇宙から見た地球/The earth seen from space 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=SDxniIH_4B0&feature=related
焼け野原から大志を抱き、ソニーを創った不屈の男たち(1) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=GKGJhD86ih4&feature=related
焼け野原から大志を抱き、ソニーを創った不屈の男たち(2) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Pqds7jiEbjs
モルモットたれ | 辻野晃一郎オフィシャルサイト 2011年1月30日 Don't worry, Be happy
http://koichiro-tsujino.blogspot.com/2011/01/blog-post_30.html
モルモットとガラパゴス | 辻野晃一郎オフィシャルサイト 2011年2月12日 Don't worry, Be happy
http://koichiro-tsujino.blogspot.com/2011/02/blog-post.html
文藝春秋 2011年4月号 これが私たちの望んだ日本なのか
モルモット精神が日本を救う 辻野晃一郎(前グーグル日本法人社長) (一部抜粋しています)
「何故日本からグーグルのような会社が生まれないのか?」というのは聞き飽きたFAQのひとつだ。しかし、時代を少し遡れば、ソニーやホンダのようなグローバル企業を一代で作り上げ、世界の経済発展に大きく寄与した井深大や森田昭夫、本多宗一郎のような起業家は実際日本にもいたわけだ。
そのソニーの井深さんは評論家の大宅壮一から、「ソニー東芝のモルモットのようなもの」と揶揄されたことに対し、最初は憤慨したが、やがて以下のように語っている。
「電子工業では常に新しいことを、どのように製品に結び付けていくかということが、1つの大きな仕事であり、常に変化していくものを追いかけていくというのは、当たり前である。決まった仕事を、決まったようにやるということは、時代遅れと考えなくてはならない。ゼロから出発して、産業と成りうるものが、いくらでも転がっているのだ。これはつまり商品化に対するモルモット精神を上手に生かしていけば、いくらでも新しい仕事ができてくるということだ」
この井深さんの言葉の中にそもそものソニーの真髄があった。
その後、世の中は激変し、日本が得意としてきたテレビもクルマも、今やまったく別のモノに再定義されつつある。しかし、今はネットの時代かつインフラが整って個人レベルにも無限のコンピューティングパワーが安く解放されている恵まれた時代である。必ずしも大きな組織に属していなくても、思いついたことを迅速に実行しやすい環境が整い、個人や小さな企業でも、短期間で、大企業にも出来ないような大きなチャレンジが出来る時代となった。今こそ、日本人もモルモット精神を発揮捨て新たな成長産業を創り出す好機なのだ。
そしてもう1つ、決定的に重要なのは、いつも地球全体を俯瞰するような視座である。宇宙飛行士は宇宙から地球を見る経験をすると人生観が変わると言われる。グーグルの人達からも、宇宙のどこか遠くからいつも地球全体を眺めながら仕事をしているような印象を受ける。自分達の試みが「世界全体にスケールするかどうか」ということを常に気にしているのだ。日本人の発想や技術が所謂「ガラパゴス」に留まることなく、グローバルなステージで開花していくためには、言語やコミュニケーション・スキルの問題以前に、内向き名思考パターンを脱さねばならない。まさに宇宙の彼方から常に地球を俯瞰しているようなスケールでのマインド・セッティングが必要だ。
ネットの時代はやるよりやらないことのリスク(機会損失リスク)のほうが高い時代と言える。「モルモット精神」と「宇宙飛行士の視点」が日本を再び元気で世界に貢献する国に変える原動力になると信じている。

                                  • -

どうでもいい、じじぃの日記。
文藝春秋』4月号に大型企画として「これが私たちの望んだ日本なのか」が特集で載っている。
各界の著名人、有名人が明日の日本はどうあればいいのか、必要な能力は何かについて書いている。
日本はこの20年間、ずっと低迷を続けてきた。
ここに、掲載されている人のなかに日本をダメにしたと思われる人も「明日への提言」として書いている。
この20年間、経済界および政治の世界でリーダーであった人が明日への提言を書いて、どれだけ説得力があるのだろう。
つまり、「これが私たちの望んだ日本なのか」の記事を書いた人は玉石混淆なのだ。
昔、トップだった人だからとして、書いていることがマトモとは限らないのである。
誰が本当のリーダーなのか、誰が本当に真実を語っているのかを見極める必要があると思う。