じじぃの「科学・地球_394_人類の起源・ホモ・サピエンス前史」

2. Banding Together to Survive - OUT OF THE CRADLE [人類誕生CG] / NHK Documentary

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=JretV4EL-uA

Australopithecus afarensis


セディバ猿人、ヒト属の系統樹に異議?

2013.04.15 ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
「ルーシー」のことは誰もが知っている。過去40年間、この有名な320万年前のアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の部分骨格は、人類を先史時代の過去と結びつける存在であり、アファール猿人はわれわれ人類を含むヒト(Homo)属の直接の祖先である可能性が最も高い種とされてきた。 
セディバ猿人の歯、顎、四肢、脊椎を調べた一連の論文は、この初期人類に初期アウストラロピテクス属とヒト属の特徴が奇妙に混在していたことを明らかにしている。今回の発見により、ヒト属がいつどこで誕生したのかという謎の解明に取り組む人々にとって、セディバ猿人の化石は重要な議論の対象となる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7843/

『人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』

篠田謙一/著 中公新書 2022年発行

第1章 人類の登場――ホモ・サピエンス前史 より

初期猿人

DNAが描く人類進化の道筋を見ていく前に、これまでの化石研究によって明らかになったホモ・サピエンスに至るまでの経緯を見ていくことにしましょう。図は化石証拠から組み立てられた人類進化の系統樹です。私たちホモ・サピエンスに至るまで、さまざまな化石人類がいたことがわかるでしょう。なお、進化の道筋をたどるときには、属が異なる種も含めて考える必要があります。そのため、ホモ・サピエンスに至るすべての種をまとめてホミニンと呼ぶことにしています。
先述のとおり、DNA研究が推測する現代人とチンパンジーの分岐の年代は、700万年前とされています。その時代の人類につながる化石が、2001年に北アフリカチャド共和国で発見されたサヘラントロプス・チャデンシスです。それまで人類の祖先の化石は東アフリカか南アフリカでしか見つかっておらず、人類の発祥の地に関しては東アフリカが有力視されていたので、サヘラントロプス・チャデンシスの化石の発見は従来説を覆すものとなりました。2005年の論文発表と同時に、愛知県で開催された愛・地球博ではそのもっとも古い人類の祖先の複顔像が展示され、話題になりました。最古の人類の顔というわけですが、専門家でなければチンパンジーとの区別は難しいものです。
前年の2000年には、ケニアでおよそ600万年前の人類化石オロリン・トゥゲネンシスも発見されています。残念なことに、現在までに見つかっているオロリンの化石は頭骨のほとんどを欠いている上に、チャデンシスと共通する骨の化石も少ないので、両者の比較はできていません。そのため、チンパンジーとの共通祖先から分かれたあとの100万年間に何が起こったのかは、ほとんどわかっていないのが現状です。また、これらの化石が発見されてすでに20年ほど経っているのにもかかわらず、この時期の新たな化石の報告はありません。化石から人類進化の道筋をたどることが、いかに難しいことかがわかっていただけると思います。
それより時代が下ると、エチオピアからアルディピテクス属のふたつの種、ラミダスとカダッバの化石が報告されています。カダッバはおよそ580万~520万年前、ラミダスは約440万年前に生きていたと考えられているホミニンです。時代差を反映しているのか、カダッバのほうがラミダスよりもやや原始的な特徴を持つとされています。アルディピテクス属の発掘は1992年から計画的に行われており、数多くの化石が発見されました。特にラミダスの化石の中でアルディという愛称で呼ばれる成人女性は、全身の骨格のかなりの部分が残っており、そこから彼らの身体的特徴が明らかになっています。意外なことに、アルディの手足はヒトにもチンパンジーにも似ておらず、かといってその中間というわけでもないという奇妙な形をしていたことがわかっています。
一般には、チンパンジーと共通の祖先から人類の系統が分岐したのは、私たちの祖先が樹上の生活に別れを告げて地上に降り、直立して二足歩行を始めたことを契機にしていると考えられています。人類の最大の特徴である脳の顕著な増大が起こるのは、チンパンジーとの共通祖先から分かれて数百万年後のことなので、直立二足歩行がヒト化の最大の要因だったと考えられているのです。
ただし、アルディの骨格には、樹上での生活に適応した特徴も見られます。彼らが私たちの祖先だと仮定すると、そうすんなりと地上での生活に適応していったと断言できるわけでもなさそうです。そのため、アルディピテクス属を人類進化の系統樹のどこに置くべきなのか、専門家の中でも意見が分かれており、この系統が途切れてしまったと考える研究者もいます。
現時点では、サヘラントロピス属、オロリン属、アルディピテクス属という3つの属の関係はほとんどわかっておらず、相互の関係には議論がありますが、これら3属を総称して「初期猿人」と呼んでいます。

アウストラロピテクス

アルディピテクス属に続いて人類進化のステージに登場するのが、アウストラロピテクス属です。華奢型猿人とも呼ばれるこのグループは、1924年に第1号となる頭骨が発見されています。小柄で脳が小さく直立二足歩行をしていました。
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もっとも有名なアウストラロピテクスは、1974年にエチオピアで発見されたルーシーと呼ばれる全身骨格でしょう。骨格の約40パーセントが発見されており、それをもとにつくられた復元像は多くの博物館で見ることができます(図.画像参照)。彼女は370~300万年前に生きていたアウストラロピテクス・アファレンシスの一員です。アファレンシスは生存した年代だけでなく、地理的分布や姿形の特徴も詳しく研究されています。この時代になると発見される化石の数も増えてきて、人類の祖先についての情報も多くなるのです。

ホモ属の誕生と進化

ホモ属は私たちサピエンス種が属するグループになります。一般に人類として括られるグループです。今のところ、「完全な」直立二足歩行を初めて獲得した種が最初のホモ属なのだと考えられています。ただ、私たちが他の動物と人類を区別するときに用いる特徴の多く、たとえば複雑な思考や行動、社会構造、あるいはそれを可能にする言語などは、化石の証拠としては残りません。そのため、ホモ属を定義するために、かつての研究者は、どうしたら化石から人類と認めることができるのか、というところから考える必要がありました。
道具を使うということがヒトの特徴であると考えられていたこともありました。今では動物でも道具を使うどころかつくるものまでいることがわかっていますので、この基準は正式には役に立ちませんが、物的証拠の乏しい化石人類の研究で一定の目安とはなるでしょう。その場合、石器をともなうことがヒトかどうかの判断基準になります。ケニア北部では330万年前の大きな剥片石器が見つかっています。そこから、300万~200万年前に生きたアウストラロピテクス属のいずれかの種の中に、私たちのグループであるホモ属に進化するものがいたと推測することができます。

でも結局のところ、いつヒトになったのかという問題は、化石の形態的特徴から判断せざるを得ません。私たちと他の動物を分けるのは、大きな脳と、おそらくそれに裏打ちされた高い知能だと考えたくなります。そのような前提に立つと、人類の進化は脳容積の増大から始まったということになります。

実際に、およそ200万年前になると、それまでのアウストラロピテクス属よりも大きな脳容積を持つ種が現れます。こうした証拠がアウストラロピテクス属からホモ属への進化はこのころに起こったという考え方に説得力を持たせています。
ただし、脳のキャパシティをヒトの定義に据えても、いったい誰が私たちの祖先なのかという問題を簡単に解決することはできません。逆説的な言い方ですが、発見された化石の少ないうちは、系統関係、つまりどの種からどの種が派生したのかという問題はそれほど難しくありません。とにかく見つかっている化石をつないでいけばいいのです。しかし、同時代に同所的に多数の化石人類がいることが分かってくると、いったいどれが私たちの祖先なのかわからなくなってしまいます。このアウストラロピテクス属からホモ属の移行期がまさにその状況にあります。
その中で、形態的な特徴から、のちのホモ属につながると考えられているのが、東アフリカで200万年前の地層から出土したホモ・ハビリスとホモ・ルドルフエンシスです。ともに初期のホモ属とされています。他方で、南アフリカから出土した195万年前のアウストラロピテクス・セディバにもホモ属の特徴が見られることから、状況は混乱しています。私たちに直接つながるホモ属の起源については、まだまだ謎が残っているのです。

じじぃの「日本発・次世代半導体・酸化ガリウム半導体が量産へ!エコノミスト」

【海外の反応】世界が驚愕!日本の新型半導体が桁外れに凄い!酸化ガリウムパワー半導体【日本の凄いニュース】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=X24c2Rje00M


次世代パワー半導体材料「酸化ガリウム」4インチウエハー量産へ

2022.7.20 Yahoo!ニュース
ノベルクリスタルテクノロジー(埼玉県狭山市、倉又朗人社長)は、2025年をめどに100ミリメートル(4インチ)酸化ガリウム(Ga2O3)エピウエハーを年2万枚量産できる体制を整える。
酸化ガリウム半導体は、シリコン製の従来の半導体に比べてデバイスの消費電力の低減や高耐圧化を実現できる。融液法でバルク単結晶を育成し、効率的に結晶基板を製造できることが特徴。実用化が進む炭化ケイ素(SiC)などの次世代材料に比べて結晶の成長速度が100倍ほどで基板の製造が容易なため、大幅な低コスト化につながるという。
ノベルクリスタルテクノロジーはタムラ製作所の子会社。酸化ガリウムの4インチウエハー量産化に世界で初めて成功した。21年に最大1200ボルトの電圧に耐えられるショットキーバリアダイオード(SBD)を開発するなど、パワーデバイスの研究開発も手がける。23年に高電圧対応のダイオード、25年にトランジスタの製品化を計画している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f7516a5a3ce77ab9bc820d0a21c002287b62efd

エコノミスト』2022年6/28号

《まだまだ伸びる半導体》日本パワー半導体が仕掛ける投資の反転大攻勢 より

【執筆者】村田晋一郎/金山隆一 (編集部)

次世代パワー半導体で地歩

日本で今、パワー半導体の増産投資が相次いでいる。電力を効率よく利用するためのパワー半導体は、電気自動車(EV)をはじめ脱炭素化に向けても欠かせないデバイス。日本の半導体はメモリーやロジック(演算)では競争力を失ったが、パワー半導体では日本メーカーが優位を維持しており、増産投資でさらに攻勢をかける。(まだまだ伸びる半導体 特集はこちら)
ロームは6月8日、子会社のローム・アポロ筑後工場(福岡県筑後市)で、SiC(炭化ケイ素)基板のパワー半導体を生産する新棟の開所式を開いた。ロームはSiCの150mmウエハーでパワー半導体を生産しているが、年末に稼働予定の新棟では、ロームでは初の200mmへの大口径化にも対応。2025年度までに最大1700億円を投じて、生産能力を21年度比で6倍に引き上げる。

酸化ガリウム素材開発

パワー半導体では次世代の素材への投資も活発だ。SiCに続く次世代素材として今、酸化ガリウム(Ga2O3)の開発が進んでいる。技術で先行するのはタムラ製作所の子会社ノベルクリスタルテクノロジーNCT、埼玉県狭山市)と、京都大学発スタートアップのFLOSFIA(フロスフィア、京都市)の2社だ。NCTは今年3月、150mmウエハー上で酸化ガリウム(Ga2O3)の成膜に成功したと発表するなど、着実に成果は上がっている。

業界の期待も高い。NCTにはAGC新電元工業、トレックス・セミコンダクターなどが出資しており、今年5月にはロームも新たに出として」資。一方、フロスフィアには三菱重工業デンソーダイキン工業などが出資する中、今年1月に三洋化成工業が出資を決め、年内の量産を目指すとしている。
半導体市場では「シリコンサイクル」として、4年を周期に好不況を繰り返してきた。需要動向の見極めが難しく、メモリーやロジックで日本メーカーは過剰投資によって業績が悪化し、事業撤退や倒産に追い込まれたりもした。ただ、日本では東芝日立製作所などパワー半導体を必要とする重電メーカーが多いこともあり、パワー半導体では依然として高い競争力を保ち続ける。
そして今、半導体需要はパソコンやスマートフォンがけん引した時代から、IoT(モノのインターネット)、5G(第5世代移動通信システム)、EV、メタバース(三次元の仮想空間)などへ移りつつある。その背景でうねるのは脱炭素化の大きな流れ。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーの調達危機にも直面する中、限られたエネルギーを効率よく使うためにもパワー半導体の役割は高まる。
「人間の欲求がある限り、半導体は不滅だ」──。日本半導体製造装置協会(SEAJ)副会長で荏原フェローの辻村学氏はことあるごとに繰り返す。人間の欲求を満たす電子機器に半導体は必要不可欠。そして、人間の欲求が高まるにつれ、半導体はさらに進化する。パワー半導体で日本が地歩を固めて世界をリードできれば、その先の未来もさらに広がる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
時々、YouTubeで「半導体」をキーにして検索し、半導体関連の動向をチェックしている。
最近は、「パワー半導体」の次世代の素材「SiC(炭化ケイ素)」や「酸化ガリウム(Ga2O3)」の話題が多く挙がるようになった。
特に、酸化ガリウム半導体は日本発の技術で、高性能、低コストで、コストパフォーマンスが最強で量産化に入ったとのこと。

パワー半導体・・・電力を制御するための半導体

市場予測のグラフで、2030年では酸化ガリウムが世界市場でトップになると予想されている。
まあ、台湾TSMCなども気になるが、少し安心できた。