じじぃの「科学・地球_361_気象の世界ハンドブック・気候温暖化の衝撃・暴風雨・熱波」

Aerial view shows damage caused by tornadoes, severe storms that killed dozens in multiple US states

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_KIK36lX8eA

2050年までに洪水に襲われやすい主な都市


MAP: Global Flood Damage Could Exceed $1 Trillion Annually by 2050

AUGUST 18, 2013 Mother Jones
As climate change intensifies, one of the most surefire threats we’re bound to face is increased flooding of coastal cities brought on by sea level rise.
https://www.motherjones.com/environment/2013/08/map-top-cities-billion-dollar-floods/

『地図とデータで見る気象の世界ハンドブック』

フランソワ=マリー・ブレオン, ジル・リュノー/著、鳥取絹子/訳 原書房 2019年発行

気候温暖化の衝撃 より

2℃、3℃、4℃…、と予想される平均気温の上昇温度は、一般の目にはささやかに見えるのかもしれない。とくに、冬の北半球から夏の南半球に行く機会があり、30℃から40℃の高温差を実感できる人にとってはそうだろう。しかし、平均気温が2℃上昇――今世紀末に人類を待ち受けるもっとも楽観的な予想値――すれば、人間活動全体に大きな打撃をあたえるだろう。すでに記録された平均気温の上昇[IPCCの報告では1800-2012期で0.85℃上昇]でさえ、異常気象、氷の融解、海水面の上昇、人口移動、動・植物の消滅、病気の蔓延…などが起きている。

大気は確実に温暖化しており、この傾向が今後も長期にわたって継続するのは避けられないだろう。仮に、排出される二酸化炭素(わたしたちがますます多く排出しつづけている)の一部が、比較的速く大洋に吸収されるとしても、排出量の25パーセントは何千年にもわたって大気中に残るだろう。そうなるとわたしたちは、温暖化して、平均降雨量が変化する地球に住むすべを学ばなければならないだろう。

暴風雨・熱波、その他の異常気象

どの大陸も、増加するいっぽうの異常気象からまぬがれてはいない。ヨーロッパの大西洋沿岸を襲う暴風雨、カリブ海やインド洋、太平洋のサイクロン、中国やブラジル、アメリカ、アフリカでの想定外の干ばつ、ロシアの猛暑、バングラデシュの記録的な暴雨…。ここ20年間の気候の変化は、異常気象がかつてなく持続し、広範囲に、激しさを増して、頻発することで特徴づけられている。

地理的なかたより

暴風雨や干ばつは自然現象なのだが、それが人為的な圧力の強い状況で発生し、くりかえされとなると問題である。
樹木の年輪や堆積物(海底、氷河、大陸)の分析でわかるのは、現在のような厳しい悪天候は過去にもあったということだ。地球の歴史には、沿岸一帯を水没させたハリケーン・シンシア[2010年3月]なみの暴風雨や、地域全体を餓死させた干ばつは何度もあった。
たとえば、2万年前にはじまった最終退氷期では、地球の平均気温は5℃上昇し、海水面は120メートルも上昇した。しかし、この気候変動は1万年という長期にわたるものだった。ところが現在、わたしたちはわずか1世紀で平均気温が0.74℃上昇したのを確認している。心配なのは、この短い時間的スパンでの急激な変化だ。わたしたちの気候はより暑くなり、それとともに大気中の水分が増える方向へと向かっている。この水分は、いわゆる異常気象のもととなるものだ。異常に高い気温が維持されると、人類の大量殺人がひき起こされる可能性がある。
2003年8月のフランスの猛暑では、3週間で予想を超える1万5000人が亡くなった。想定死亡率を55パーセントも超過するものだった。それ以上暑くなると犠牲者が出る気温の上限閾は、地域の気候に人がどこまで順応できるかに左右される。たとえばベルギーでは気温が27.5℃以上になると死者の数が一挙に増えるのに対し、スペインのアンダルシア地方では警戒気温が41℃に設定されている。ちなみに、体力が回復できるかどうかは、夜間の最低気温が決め手となる。

じじぃの「中国軍の新たな行動指針・台湾侵攻・ウクライナと類似?ワイドスクランブル」

【経済】「プーチン政権が崩壊すると困る」習近平はロシアを斬る?支える?中国はウクライナとも友好関係?新たな構想「発展途上国外交」を解説|#アベプラ《アベマで放送中》

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=nHAnM9b-Ue0&t=17s

中国がカンボジアに海軍施設を密かに建設中


中国がカンボジアに海軍施設を密かに建設中 米メディア

2022年6月7日 Yahoo!ニュース
ワシントンポストは複数の西側政府関係者の話として、中国がカンボジア南部に密かに建設していた海軍施設がまもなく完成すると報じました。
この海軍施設はタイ湾に面したカンボジア軍のリアム海軍基地の隣に建設中で、大型艦艇の寄港が可能とみられています。
中国海軍にとってはアフリカのジブチに続く2つ目の海外の軍事拠点となります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d0979a5b847252090d14161ab1fb3d74216d9d9

プーチンの「特別軍事作戦」に倣い「非戦争軍事行動」を言いだした習近平主席

2022.6.15 近藤大介
中国共産党が言ういわゆる『非戦争軍事行動』はおそらく、『戦争前段階準備』もしくは『平時から戦時への転換』という中間の段階だ。もしも戦争を発動する時には、その行動をカバーするものとなり、続けて不可解な衝突を起こすだろう。
台湾は必ず警戒しないといけない。中国共産党は将来、おそらくは海上の船舶の衝突を利用して、『戦争前段階の準備』に入るだろう。台湾はこうした状況を、単純な漁業の事件と見てはならないのだ」
いずれにしても、ウクライナ危機が台湾危機にどう影響していくのか、注視していく必要がある。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70577?page=4

大下容子ワイド!スクランブル

2022年6月20日 テレビ朝日
【司会】大下容子佐々木亮太 【コメンテーター】増田ユリヤ(ジャーナリスト)、瀬尾傑(スローニュース株式会社代表取締役) 【解説】近藤大介(評論家)

NEWSドリル ウクライナ侵攻と類似? 中国軍の新たな行動指針

●支援・経済強化へ建設ラッシュ・カンボジアで進む“中国化”
東南アジアでも中国の影響は大きくなっている。
特に注目されているのが、一帯一路の重要国であるカンボジア
今国全体で「中国化」ともいえる現象が加速しているという。

中国が東南アジアに新たな拠点を作ろうとしているのではないかと言われている。
カンボジア親中派とも呼ばれるほど中国とも関係が深い。カンボジアの外国からの直接投資を見てみると、全体の約9割が中国企業からの投資で、日本の約14倍になる。
シアヌークビル経済特区は一帯一路構想のモデル事業に認定されている。
ワシントン・ポストは6日、中国がひそかに自国軍専用の海軍施設をカンボジアに建設していると西側当局が証言していると報じた。
カンボジアのフン・セン首相は、カンボジアは自国の領土に外国軍の存在を必要としないと演説した。
近藤大介、「フン・セン首相は父が中国から来て、自分は中国と一体なのだと話したことがある。カンボジアの発展も中国のおかげだと考えている。有事の際に中国軍がカンボジアに出てくる可能性は十分にある」

中国は安全保障上マラッカ海峡が重要な拠点だと考えていて、ASEANおよび南シナ海を中国の経済的・軍事的な勢力圏内に置きたい野心がある。ASEANのうち中国の味方をする国は、カンボジアラオスミャンマーの3ヵ国があり、いろいろな国が問題を抱えていて民主化している国はあまりないため、中国が入っていく余地を残している。

先月から王毅外相は南太平洋の国々を歴訪した。こうした中国の動きに対して、西側諸国は新たな枠組みを作るのではとみられる。
国家安全保障会議NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は日本やオーストラリア、イギリス、フランスなどとともに新たな枠組みを立ち上げると明言した。
これとは別に、NATO首脳会議の際に、NATOのアジア太平洋パートナーである日本やオーストラリアなど4ヵ国首脳会議の開催が検討されている。中国では解放軍の発言権が強くなってくるため、ますます軍事拡張につながる動きを見せてくるとみられる。
近藤大介、「日本は防衛費を倍増すると言われているが、それによってますます中国の反発を招いて摩擦が生じてしまうため、メリットとデメリットを考えながら動くべきだ。日本は安全保障と経済をできるだけ切り離してずるく立ち回ることも必要」

ウクライナ侵攻と類似? 中国軍の新たな行動指針
新華社通信によると習近平国家主席が「軍隊非戦争軍事行動綱要」に署名。
15日から施行されている。
6章59条からなるもので、詳細は公開されていない。

中国は台湾にいつ侵攻するか?

近藤大介、「中国では今年の秋、5年に一度の中国共産党大会が開かれる。習近平は台湾侵攻を掲げて1、2期を務めたが、まだ成し遂げていない。3期目に念願の台湾侵攻をやるつもりだ。そのためロシアのウクライナ侵攻の行方を注視している。初めは直接台湾本土を攻めるのではなく、台湾領土の小島を狙いにくるのではないか」
https://www.tv-asahi.co.jp/scramble/