じじぃの「科学・芸術_435_忖度・内閣人事局」

忖度 そんたく 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=aFXbCc3PtRI
 忖度は空気を読むこと?

忖度する人が栄転?「内閣人事局」を解説 2017年7月11日 日テレNEWS24
森友学園をめぐる土地取引の記録文書を廃棄したと答弁した佐川宣寿氏が、今月5日付で国税庁長官となった。
民進党は、この人事異動について“なぜ昇進させたのか”と、国家公務員の幹部人事を首相官邸が決めていることを批判している。
http://www.news24.jp/articles/2017/07/11/04366741.html
忖度は社会の潤滑油、できるに越したことはない…忖度すらできない人は周囲の迷惑  2018.02.09 ビジネスジャーナル
森友学園問題や加計学園問題における「忖度」疑惑により、死語になりつつあった「忖度」という言葉が一気に国民の注目を浴びることになった。そして、ついに「『現代用語の基礎知識』選 2017ユーキャン新語・流行語大賞」に輝いた。
国会でも、「忖度」の実態を解明しようとする野党側と、「忖度」などなかったとする政権側との間で、必死の攻防戦が繰り広げられてきたが、真相はなかなか見えてこない。いまだにすべてが藪の中だ。それもそのはず、つかみ所のなさこそが「忖度」の特質なのだ。
http://biz-journal.jp/2018/02/post_22267.html
『ニュースの嘘を見抜け』 辛坊治郎/著 KADOKAWA 2017年発行
おわりに より
皆さん、お読みいただいてありがとうございました。読まずに「おわりに」から読んでるアナタ、悪いことは言いません。買いましょう。
それにしても関西地域限定放送の「す・またん」で、月曜から金曜日までニュースの解説をしていて、つくづく思います。「世の中、忖度があふれてるよなあ」って。この本の中で徹底的に批判しましたが、毎朝控室で朝日新聞を読むと、「うわ、またこんなアホなこと書いてやがる」って思います。
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ここで「朝日新聞」って書きましたが、これは読売新聞でも、産経新聞でも、毎日新聞でも同じです。週刊誌だってそうでしょう。同じ政治関連の話でも、『週刊朝日』と『週刊新潮』で、まったく同じトーンの記事が掲載されることはありません。たとえ、同じフリーのライターが2本の記事を同時に書いても、です。この業界は人の行き来が激しいのですから、『サンデー毎日』のライターが、ある日『週刊文春』に記事を書くこともあるでしょう。そのときには同じ素材であっても、視点もトーンもまったく違う2つの記事ができ上がるんです。
みんな、その集団の中で生き延びるために、いろんなことに気を使い、忖度し、迎合しているんです。皆さんが読む新聞や週刊誌、テレビ、ラジオの番組だって、かかわる人々は、そんな「忖度」の中で生き、その結果が皆さんの目の前に提示されているんです。
これはマスコミの世界だけじゃなく、どんな社会でも同じです。皆さんだって、上司と飲みに行って騒ぐとき、上司の思想性や女性の好みを忖度して発言したり、行動したりしますよね。それは別に恥ずべきことではありません。逆に想像してください。「忖度」が一切消えた社会を。絶対住みにくいですよね。
とは言え、真実を伝えるべきマスコミが、いろんなことに忖度し過ぎて、語るべきことを語らなくなってはいけません。
ここに一点、私が自慢できることがあります。私、昨年還暦を迎え、同期の連中のほとんどが定年を迎えて会社を離れ、格安航空券など使いながらふらふら遊んでるのを見て、決めたんです。「あらゆる忖度から自由になろう」って。
残り少ない人生じゃないですか。同世代の友人たちは、一切の社会的忖度(家庭内の忖度は残ってるでしょうね。これを失うと、家庭内で悲惨な老後を迎えることになります)から逃れて自由に生きてるのに、私だけがそのくびきにとらわれるのは損です。孔子様が言っています。「心の欲するところに従いて矩(のり)を踰(こ)えず」って。
孔子様は「人間は70歳くらいになると、やりたいことをやっても、自然に社会規範の中にとどまる」ってのが人の生きる道だって教えています。
しかし私はそうは思いません。現役世代はいろんなことに忖度して言いたいことが言えない状況に置かれているわけですから、辛い社会的忖度の枠から離脱する年齢に達した今こそ、言いたいことを思い切り言ってやろうと思うんです。「矩」なんかクソくらえです。

じじぃの「創造性のバカちから・天才の方程式!バカ田大学講義録なのだ」

【衝撃】天才たちに共通する奇妙な特徴10選 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=UnWwUb7CI4w

赤塚不二夫 生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!』 泉麻人みうらじゅん、他/著、 文藝春秋 2016年発行
茂木健一郎 創造性のバカちから〜天才の方程式 より
今日はようこそ。この素晴らしい会をお受けするのに、いろいろ作戦を考えたのですが、僕は赤塚不二夫さんの作品に対する愛が強すぎて。この中で、小学館のDVD全集、持っている人! おそらく俺くらい変わり者じゃないと持ってないと思うんですけど、本当に熱狂的なファンなんです。小学校のときに、赤塚不二夫さんと手塚治虫という巨頭がいて、どっちに行くかっていうのがあったじゃないですか。僕は圧倒的に赤塚さんだったんですよ。
普通にストレートに授業をやっちゃうと、赤塚さんの画像を見せてコメントしたりとか、そういうことになっちゃうんですけど、それをやるのはどうなんだろうなと思って、ガチの内容にしたんですよ。超ガチです。
ここで何を考えたいかというと、「天才とは何か?」についてです。
赤塚不二夫という人は間違いなく天才なんですね。僕はこの大学(東京大学)に11年間在籍していました。なぜ11年かというと、最初、理学部物理学科を出て、そのあとなぜか法学部・司法コースという法律を勉強する学部にいて、そのあと物理の大学院に5年間いたんで、11年間この大学にいたんです。
当時から僕は、何かしっくりこないものを感じていたんですよ。確認なんですけど、この中に東大在学中の方っていらっしゃいますか? 東大生はいない? じゃ思いっきり言えますね(笑)。
僕は今53歳なんですけど、3年くらい前にその答えがやっとわかったんですよ。僕は一貫して子供の頃から1つのことにしか興味がなかったんだな、ということに気づいたんです。僕の憧れてる人は、赤塚不二夫アインシュタイン夏目漱石! 僕は天才にしか興味がないことに気づいたんです。
これは僕にとって大発見だったわけです。おまえ、気づくの遅いだろうって言われればそうなんだけど、この大学は賢い人が集まる大学なんです。所謂偉い人。「賢い」ってことと「天才」ってことは違うんだってころに、50歳になるときに気づいた。遅いよね〜。
今日はだから「賢い」と「天才」について考えたいんですね。で、何と今日は、ジャジャ〜ン! 世界初の天才の方程式を発表したいと思います。いや、これは本当かどうかはわからないよ(笑)。学術的に言うと、天才というのは何なのかというのはまだ解明されておりません。
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ストックホルム症候群というのがあって、銀行強盗にあって人質にされた人が、犯人をいい人だと思って結婚までしたっていう話なんですけど、日本の子供ってストックホルム症候群だと思うんです。子供の頃から洗脳されている。「テストは公正です。君の偏差値はこうです」と言われて、「私は偏差値60くらいの人生を歩もう」とか。誰がそんなこと決めたんや! 銀行強盗に拘束されて、強盗がいい人だと思って自分を一体化させてしまうストックホルム症候群と変わらない気がしますね。目覚めよ! ねっ!
すみません、脱線が多いですね。赤塚先生もかなり脱線される人だったみたいなので、別に大したことないですよね(笑)。
人工知能は、超オタクみたいな知能になっているじゃないですか。超オタクと天才の違いは何かというのは、興味深い問題で、天才というのは確かにものすごい集中力があるんだけど、それだけでは天才にはなれない。天才というのは、科学的に全く解明されていないんですよ。漫画と科学と音楽とスポーツ……と分野が違うところで天才って現れますよね。
長嶋茂雄の天才と赤塚不二夫の天才とアインシュタインの天才と、どういう関係にあるのか?」と言われても、よくわからない。わからないんですけど、1つ言えるのは、おそらく今の人工知能の超オタク路線だけでは天才はつくれないということです。
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では、天才の方程式を発表します。天才は、ある程度賢くないといけないとは思うんですよ。物事を理解しないといけないので。でも賢さだけだと天才ではない。天才の方程式は、
 天才 = 賢さ X 愚かさ
これだと思うんです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「天才」という言葉からは、ある時代に一瞬キラッと輝いた「流れ星」のイメージがあります。
19歳で亡くなった数学者ガロアや、26歳で亡くなった歌人石川啄木が目に浮かぶ。
アインシュタインは天才じゃないのか?
赤塚不二夫は天才じゃないのか?
長嶋茂雄は天才じゃないのか?
何となく、彼らは天才だけれども努力をした人たちのように思えます。