じじぃの「人の死にざま_1486_スパルタカス」

Spartacus (1960) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eMWsHUhmqVM
ローマ帝国 版図

スパルタクス ウィキペディアWikipedia)より
スパルタクス(Spartacus、生年不詳 - 紀元前71年)は、共和政ローマ期の剣闘士で、「スパルタクスの反乱」と称される第三次奴隷戦争の指導者。
紀元前73年に仲間の剣闘士とともに南イタリアのカプアの剣闘士養成所を脱走してヴェスヴィウス山に立て籠もり、討伐隊を撃退した。近隣の奴隷たちが反乱に加わって数万から十数万人の軍衆に膨れ上がり、紀元前72年には執政官の率いるローマ軍団を数度にわたって打ち破ってイタリア半島を席巻した。紀元前71年になるとクラッススの率いる軍団によってイタリア半島南端部に封じ込められ、クラッススとの決戦に敗れた奴隷反乱軍は全滅し、スパルタクスも戦死した。
近現代になると再評価され、カール・マルクスは「古代プロレタリアートの真の代表者」と評した。

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『世界史映画教室』 家長知史/著 岩波書店 1997年発行
スパルタカス 1960年 アメリ (一部抜粋しています)
イタリアのローマにはたくさんの古代遺跡、遺物がありますが、なかでもひときわ目立つ巨大な建造物が、紀元80年に完成したコロセウムと呼ばれる円形闘技場です。5万人も収容できるこの野球場のようなところで、いったい何が行われていたのでしょうか。
闘技場というのですから格闘技が演じられていたのですが、今日のレスリングやボクシングなどと決定的に違うのは、闘う者(剣闘士)は奴隷であり、自分の意思にかかわりなく闘わされているということです。しかもその闘いは、自分か相手が死ぬまで続くというものでした。観客の楽しみのための死闘、いわば格闘技による人間の殺し合いのショーの舞台が円形闘技場であったのです。こうした闘技場は古代ローマが地中海地域を支配し、やがてローマ帝国を築いていく時代(それは奴隷制度の最盛期 前2〜後1世紀)と重なります)、ローマが支配した各地につくられました。それほど人気のあるショーであったということは、多数の剣闘士が必要とされたことを意味しています。必然的に各地に剣闘士養成所がつくられました。さて、こうしたなかで前73年、ローマの支配層を震え上がらせる事件が起きます。スパルタクスの蜂起(ほうき)です。
イタリア南部、ポンペイの北西部に位置するカプアにも剣闘士奴隷の養成所がありました。そこで前73年の春、約70人の奴隷たちの脱走がありました。リーダーはスパルタクスという奴隷でした。彼は「見せ物の興行のためより自由のためにこそ危険を冒すべきだ」と言って仲間に呼びかけ、立ち上がったのでした。彼のもとに多数の逃亡奴隷や貧しい自由民が集まってきましたが、ローマの支配層がこれを黙って見ているわけがありません。ローマから奴隷たちの蜂起を鎮圧するために軍隊がさし向けられましたが、奴隷軍はこれを打ち破り、南イタリアを占領しました。今や立ち上がった奴隷の数は12万にふくれあがっていました。
スパルタクスたちは、奴隷の身分から解放され、自由を得るためにはイタリア半島から脱出する、そのためには半島を北上し、アルプスを越えてそれぞれの出身の国に帰るという決意を固め、実行します。
北上するスパルタクスたちは、襲いかかるローマ軍を打ち破りながら前72年、アルプス南麓にたどり着きました。
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映画「スパルタクス」はこのスパルタクスの蜂起を映画化したものです。もちろん史実が厳密に映画化されているわけではありません。事件のアウトライン(ただし、アルプス越えの試みは省略)と実在の人物(スパルタクスやローマの将軍クラッススなど)に架空の人物をからませて、ダイナミックで見ごたえのある歴史ドラマとして作っているのです。
前半の見どころは、剣闘士養成所におけるスパルタクスカーク・ダグラス)と黒人の剣闘士の死闘でしょう。ついさっきまで「仲間」であった者同士が殺し合いをさせられるのです。相手を殺さなければ、自分が殺される、そんなぎりぎりのところに追いこまれた人間同士の闘いを、支配者たちはゲームのように見ています。古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、「奴隷と家畜の用途は大差がない」「奴隷は生きた財産である」と言いましたが、このシーンでは奴隷、とりわけ剣闘士奴隷というものがいかに非人間的に扱われる存在かを実感することができます。なお、このシーンでは被支配者である剣闘士スパルタクスに対置して、ローマの支配者クラッススローレンス・オリヴィエ)が登場して剣闘士の死闘を楽しんでいますが、これはドラマ上の架空の設定です。
こうした権力者(ローマの支配層)と被抑圧者(奴隷)双方の描写と対比は、この映画を通してつらぬかれています。後半の見どころのローマ軍と奴隷軍が決戦する前後の描写は、その最たるものと言えるでしょう。実際のスパルタクスはこの決戦で戦死してしまうのですが、映画のスパルタクスは生き残って捕虜となります。クラッススは捕虜となった奴隷たちに言います。「生死にかかわらず、スパルタクスがどこにいるかを示せば命を助けてやるが、さもなくば全員処刑だ」。スパルタクスが立ち上がろうとしたとき、すかさずまわりの奴隷たちが次々立ち上がって叫びます。「俺がスパルタクスだ!」奴隷たちの団結を示すすばらしいシーンです。

じじぃの「視覚と味覚の深い関係・マグロの赤身をサーモンに変える!スーパーニュース」

Cheap, yummy SUSHI in Japan 回転寿司ラブ 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=LT1r_nS3ah4
一番人気の寿司ネタ 「サーモン」

「お寿司で一番好きなネタ」ランキング1位「サーモン」2位「イクラ 2013.10.28 マイナビウーマン
海外でも人気の高い日本食の代表格といえば「お寿司」。働く女子のみなさんにもっとも人気があるのはどれなのでしょうか?
第1位 サーモン
第2位 イクラ
第3位 エンガワ
第4位 マグロの赤身
第4位 ホタテ
第6位 穴子
第6位 ウニ
第6位 中トロ
第6位 ネギトロ
http://woman.mynavi.jp/article/131028-013/
『雑学王話のネタ大事典 会話の達人になれる』 博学こだわり倶楽部/編 河出書房新社 2013年発行
大トロ、中トロはマグロのどの部分?
寿司や刺身の高級素材トロ。マグロのなかでとくに脂ののった部分で、腹側にある内臓周辺の身をさす。内臓の真下から両脇にかけてが大トロ、内臓の真横あたりが中とろだ。そのあたりの身は内臓を守る必要があるため、脂がのっているというわけだ。
赤身にくらべて値段が高いのは、1尾あたりから取れる量が少ないためである。200キロもある大マグロでも、中トロで10キロ程度、大トロは数キロしかとれない。希少なうえに、みんなが好むから、高嶺がつくのも当然だ。
もっとも、トロが好まれるようになったのは、戦後の話。
かっては赤身のほうが人気で、トロはネコですら食べないと言われるほど、まずい部分の代名詞だった。
それが、食生活の欧米化に伴って、日本人の舌が脂っこいものを好むようになり、一躍、脚光を浴びるようになったのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
お寿司で一番好きなネタのランキングで1位は「サーモン」だそうだ。
2/9、フジテレビ 『スーパーニュース』で特報「マグロがサーモンの味に!」をやっていた。
視覚と味覚は深い関係にある。味覚の錯覚が起こる脳内でのメカニズムを解説していた。
特殊なゴーグルを装着し、マグロの赤身に脂のさしを入れて大トロ風に画像処理をしたものを食べると同じ赤身と比較して脂分が増えておいしく感じたという。
また、マグロの赤身をサーモン風に画像加工したものを食べるとサーモンと思い込んでしまった。
食べる前にマグロの赤身だと知らされても、サーモンの映像で食べるとやはりサーモンの味がするという。
じじぃの感想
見た目は大事ということらしい。