糖尿病について
髙木内科クリニック
糖尿病とは、血液の中のブドウ糖(血糖)が正常より高くなり、その状態が続いてしまう病気です。
欧米化した食生活や便利な車社会がもたらす糖尿病。その歴史は古く、紀元前16世紀のエジプトまで遡ります。
糖尿病は、放置すると約4年で神経障害、約6年で目の障害、約10年で腎障害を発症すると言われ、がんや認知症の罹患率も非糖尿病患者よりはるかに高いにもかかわらず、 自分では自覚できない病気です。
https://www.takaki-naika.com/diabetes/about/
『人が病気で死ぬワケを考えてみた』
森皆ねじ子/著 三笠書房 2023年発行
4章 生活習慣病 「日ごろの不摂生」がたたって死ぬということ…「血液ドロドロ&血管ボロボロ」の行きつく先は―― より
どこの血管がつまるのか?
血管には、太い血管と細い血管があります。私たちの血管は、心臓に近いほど太く、心臓から離れる、つまりさきにいくほど細くなります。
細い血管がつまると、もちろん、つまった先に血液がいかなくなって、
その先にあるものが死にます。
手足の血管ならその先の指が腐ります。脳の血管なら脳が死に、心臓の血管なら心臓が死にます。
大動脈のような太い血管は径が太いので、「つまる」ことはまずありまえんが、血管が砂糖まみれ、油まみれだと、壁にベタベタ・ドロドロの油汚れがくっつきます。そして時間がたつと硬くなってカチカチのバッキバキになります。
心臓近くの太い血管もカチカチになって柔軟性がなくなるので、心臓の圧力がそのまま体の末端までいって、