じじぃの「科学目線・ロシアの独裁者・プーチン・核使用の危機!核の雑学」

いかにして権力を握り、現在の統治国家を築き上げたのか――ドキュメンタリー『プーチンより愛を込めて』予告編【2023年4月21日公開】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EpVaYM5zy20

ウクライナチェチェンの“残虐部隊投”投入 プーチン氏に忠誠を誓う“カディロフツィ”【報道1930】
2022年3月17日 TBSテレビ
「勢いを失っている」そうイギリス国防省が分析したロシア軍。そんな状況の中、ロシア側に新たな勢力が加わった。その勢力こそ“チェチェンの独裁者”と言われるカディロフ首長とその私兵、カディロフツィ・・・拷問や暗殺を繰り返してきた残虐なプーチン大統領の“親衛隊”ともいえる部隊である。

さらに、このカディロフ首長とカディロフツィは、チェチェンの統治だけにとどまらず、プーチン大統領のためなら何でもやる集団と考えたほうがいいという。2006年のロシアの元スパイ、リトビネンコ毒殺事件や、チェチェン紛争での人権侵害を告発し、プーチン批判で知られた女性ジャーナリストの銃殺事件など数々の謎の事件でも、カディロフツィの存在が浮上している。今回のウクライナ侵攻においても、ゼレンスキー大統領の暗殺未遂に関与していたといわれる。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/20278

『科学目線 上から、下から、ナナメから』

元村有希子/著 毎日新聞出版 2024年発行

本物か、偽物か、それが問題だ。
混迷の時代をわたしたちはどう生きるか。
文系出身科学記者による最新エッセイ!

3章 科学の光と闇を生きた学者 より

核使用の危機

ウクライナ侵攻を指示したロシアのプーチン大統領を、独裁者ヒトラーになぞらえる人が多い。恐怖政治によって周囲を服従させる。自らの歪んだ野望をかなえるため、大量殺りくも辞さない。こうした手法は似通っている。

しかし、ヒトラー核兵器を手にすることはなかった。第二次世界大戦中、ナチスドイツが原爆開発を進めたが、実現する前に連合国に敗れた。

かたや、ロシアは世界最大の核保有国であり、それを自由にできるのがプーチン氏である。
ストックホルム国際平和研究所によると、ロシアには解体前のものも含めて5889発の核弾頭がある(2023年)。2位の米国より約600発多く、世界の核弾頭の47%をロシアが保有している。

国連のグテーレス事務総長は「かって考えられなかった核戦争が、今や起きうる」と警鐘を鳴らしている。無理もない。地球上最も危ない男に、その運命が握られているのだ。

ロシアは侵攻直後、ウクライナにあるチェルノブイリ原発を占拠した。さらにプーチン氏は、核攻撃を担当する群舞台に「戦闘態勢」を命じた。

何かあれば核を使うぞと脅かしをかけ、ウクライナだけでなく世界を黙らせよとしている。卑怯なやり方である。

「朝日歌壇」で、こんな短歌を見つけた。

  復縁をせまる男にしか見えぬウクライナめぐりプーチンの顔(四方護)

同じことを考えていたので、思わず切り抜いた。

ウクライナ1881年ソ連崩壊に伴い独立を果たした。軍縮を進めつつ、経済再建を目指してきた。

そうした自立への歩みを、プーチン氏は30年もの間、猜疑心をもって見つめていたのだろう。

去って行った恋人を何としても取り返し、意のままにしたい。小心と野心とプライドをこじらせた男の悪あがきとしか思えない。

まったく、見るに堪(た)えない。

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じじぃの日記。

黒井文太郎著『プーチンの正体』という本にこんなことが書かれていた。

プーチンは1999年以来、殺戮を続けている。ウクライナ侵攻以前に、すでにヒトラースターリン毛沢東ポル・ポトといったカテゴリーの人間だったのである」

プーチンに関してはこんなことも書かれていた。

「ところが、プーチンは最初から『羊の皮を被った狼』だった。プーチンが首相に就任するとすぐに、モスクワのショッピングモールや高層アパートなどで連続爆破テロが発生する。それをチェチェン独立派のテロだとして、プーチンチェチェンへの攻撃を命令し、第2次チェチェン紛争を開始した。なお、これらのテロについては、前述したようにFSBの自作自演、いわゆる偽旗作戦だったことがほぼ明らかにされている。さすがにそこまでのことをFSBが勝手にやることは考えられない。その後のプーチンの素早い対応からしても、この謀略はプーチンの承認の下で実行されたとみていいだろう」

プーチンは世界一マナーの悪い人間なのである。