じじぃの「地震列島日本・最古の地震記録は?理系の疑問」

【史上最悪】300年前の南海トラフ巨大地震を再現してみたら…

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ijBxED8YLFg


痕跡調査で浮かぶ「スーパーサイクル」 “超”巨大地震の周期

2021.03.11 NHK
東日本大震災の発生で、地震津波の想定は大きな見直しを迫られました。
過去の痕跡の調査から浮かび上がってきたのは、数十年から100年単位で起きる大地震の周期とは別に、広域に甚大な被害をもたらす“超”巨大地震ともいえる地震が数百年単位で起きる、「スーパーサイクル」という周期の存在です。この10年の研究で、日本の沿岸の各地に「スーパーサイクル」が存在し、しかも、発生が切迫しているおそれのある場所も見えてきています。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/select-news/20210311_01.html

『理系の素朴な大疑問』

博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2019年発行

地震列島日本の最古の地震記録とは? より

日本は地震大国といわれるが、それをよく表わしているのが古地震である。いわば地震の記録だ。
なんと、720年に成立した『日本書紀』に早くも地震の記録が登場する。
日本の地震記録第1号は、允恭(いんぎょう)天皇5年7月14日(西暦416年8月23日)、大和地方で体感された地震である。
日本書紀』の成立の何百年も前の地震のためか、この地震については、地震の記録だけで被害状況までは記されていない。
被害状況の記述が出てくるのは、同じく『日本書紀』に記されている西日本で起こった巨大地震である。
天武(てんむ)天皇13年10月14日(西暦684年11月29日)に起こった「白鳳(はくほう)大地震」と呼ばれる大地震で、諸国の官舎や倉庫、寺や神社が数えきれないほど倒壊し、人や家畜に死傷者が多く出たという。また、土佐では「田畑50余万頃(約2平方キロメートル)」が海底に没したとある。
さらにその後、土佐で津波が起こり、朝廷への貢ぎ物を運ぶ船がたくさん沈んだそうだ。
その被害状況からすると、どうやら四国沖合の南海トラフ沿いに起こった大地震であったと想像でき、現在のマグニチュードに換算すると、8.2~8.3ぐらいだったらしい。
その後も日本の文献には、大きな地震の記録がひんぱんに登場するが、それをつぶさに見直すことは、今日の地震研究において重要な史料となるのだ。

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じじぃの日記。
巨大地震には、数百年単位で繰り返す周期説がある。
和歌山県の地層をボーリングすると、数百年単位に似たような化石が見つかるらしい。
トルコで大地震の起こる周期が見つかった。
トルコ北部を東西に1000kmにわたって走る 「北アナトリア断層」では、1939年12月のエ ルジンジャン地震(Ms7.8 、死者3万人以上)以来、 震源地を西に移動しながら、次々にM7規模の地震が発生してきた。
アナトリア断層に沿って、ある周期で地震が起きており、次はどこでいつ地震が起きるとの予測が立てられている。
日本の南海トラフの場合、約100~150年周期で起きているらしい。
日本の大地震は、海洋底のプレートが日本列島の下へ沈み込むことで起こるらしい。