深田萌絵さんが「台湾TSMCはファーウェイのフロントで中国SMICと資本関係だ」と言っているので調べたら全然違った
2021年3月8日 Togetter
例えばTSMC(台湾積体電路製造)は、私が総統在任中、政府がバックアップをしてできた会社だ。現在では世界最大の半導体製造会社となっている。この会社に対して、中国が買収をもくろんでいるという情報が多方面から寄せられている。あの手この手で、TSMCの企業機密を得ようと画策しているとも聞く。こうした企業を保護し、優位性を守らなければ、台湾の産業は文字通り根こそぎ中国に取られてしまう。
https://togetter.com/li/1679114
第3章 GAFA独裁 より
GAFAが中国を恐れる理由
GAFAががアメリカの政治を支配し、世界中で言論統制と世論操作を行う最強の企業だということはご理解いただけたと思う。最強のサーバー構築能力、最低コストで部品が帰る調達能力、そしてデータ収集力とAI分析力がある。ただし、GAFAといえども、闘えない相手がいる。
それは、『半導体不足』だ。
どんなOSを支配し、SNSを支配しても、半導体チップなしには増え続けるデータ量を保存するサーバー増築もできないし、得意のAI分析を行ないこともできない。
その半導体不足を仕掛けているのが台湾大手半導体企業のTSMCである。このTSMCは純粋な台湾異業ではなく、実は大陸からやってきた習近平派が経営する企業だ。
習近平を支える派閥『浙江財閥』が経営する半導体企業群が、世界の65%の半導体製造を支配し、最先端半導体製造の9割を支配している。GAFAの陰に潜む、「IT企業の支配者」である。浙江財閥は、戦前に蒋介石を資金的に支えた宋美齢の一族を中心とした中国浙江省・江蘇省出身人物で構成されている。戦後、浙江財閥は消えたといわれてるが大陸と台湾という二手に分かれてビジネスを行ってきている。
華僑が支配するのは、半導体製造分野では、60%を占める世界最大の台湾TSMC、中国SMIC(5%)、タワージャズの半導体工場(1.7%)でも半導体製造の65%を占める。工場を持たない半導体企業の分野では、米エヌビディア、米AMD。英ARM、米ザイリンクスが挙げられる。そして、フォックスコン、シャープ、元パナソニック半導体。因みに、アメリカから制裁を受けた中国大手通信企業ファーウェイも半導体設計から製造にまで乗り出している。
エレクトロニクス業界で仕事をすれば分かるだろうが、上記半導体関連企業に逆らいチップの調達が叶わなければ企業生命は終わる。筆者は以前にファーウェイを批判する書籍を出版したが、その後、電子商社からチップを販売してもらえなくなり、事態転換をする羽目になった。それまで直取引していたチップメーカーからも取引を断られるようになった。ファーウェイやTSMCに逆らえば、半導体供給を断たれるというのは業界の一部ではそれなりに知られた話である。これらの企業から、チップ供給を断たれて窮地に陥った会社はいくつもある。
『半導体の供給を断つ』これが、台湾で半導体シンジケートとも呼ばれる華僑の手口だ。
GAFAは半導体設計能力があっても、製造能力はない。そうなると彼らはTSMCに絶対に逆らえないのである。そして、中国で習近平をバックアップしているのは台湾TSMCだ。GAFAが習近平に対して配慮を見せるのは、半導体を低価格で遅滞なく調達したいという考えもあるからだ。
以前に米大手IT企業にサーバソリューションの提案に行った際に驚いたのが、ハードウェア購買の担当者は全ての部品の最低価格リストを持っているという点だ。GAFAの強みは中国共産党の習近平派が支配する半導体部品を最低価格で入手できるからこそ、世界最低コストのデータセンターを作り上げることができるということだ。
ところが、この半導体不足が始まってから、最も半導体チップを消費するビッグテックの間で半導体不足は起こっていない。習近平がビッグテックを支配のツールの1つが『半導体チップ』なのである。
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どうでもいい、じじぃの日記。