じじぃの「中国人よ憤怒の河を渉れ・精神科病院・薬物投与された人たち?ニューズウィーク」

【予告編#1】マンハント (2017) - チャン・ハンユー,福山雅治,チー・ウェイ 原題:追捕

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=guvcD9usI_Q

コードネームは「0.07」…中国、北京五輪目前でパロディ動画制作の意味 【1月20日 #報道1930】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=uiTLUMgd9i4

ラージャオ(風刺画)


映画「マンハント/追補」感想ネタバレあり解説 君よツッコミの河を渉れ。

モンキー的映画のススメ
マンハントManHunt
1974年に刊行された西村寿行原作のサスペンス小説「君よ憤怒の河を渉れ」。
76年には高倉健主演で映画化し、中国では「追捕」というタイトルで、文化大革命後初の外国映画として大ヒットを飛ばし社会現象にまでなる作品となった。
そんな多くの人の心に刻まれた作品を、この映画の、そして高倉健のファンである、アクション映画の巨匠ジョン・ウーが、お馴染みの演出や革新的なアクションで大胆リメイク。
日本と中国を代表するキャストを従え、新たな作品として生まれ変わった。
https://www.monkey1119.com/entry/manhunt-movie

ニューズウィーク日本語版』 2022年1月25日号

風刺画で読み解く「超大国」の現実 中国人よ憤怒の河を渉れ ── ラージャオ(風刺画)&トウガラシ(文) より

●The Silenced Chinese

中国、政府批判をすれば「精神科」に強制入院、薬物投与が疑われる事例も

李田田(リー・ティエンティエン、画像 風刺画の右)は中国・湖南省の貧しい山村にある小学校の教員だ。彼女がまだ小学生の時、通っていた小学校を訪問した複数の日本人と出会い、彼女の作文に感動した2人が小学校4年生から大学卒業まで、彼女を経済的に援助した。
「家は貧しかった。2人の日本人のお姉さんの経済的援助のおかげで大学を卒業できた」と、彼女は言う。日中国交正常化後、中国の貧しい農村部に住む子供たちを長期的に経済支援した日本人は多い。成人した李田田は立派な国語教師になった。個人で詩集を出版する優れた詩人でもある。
昨年12月、上海で専門学校の教師が授業中に、1937年の「南京事件」の犠牲者数について「データがない」と発言して生徒に告発され、除籍処分を受ける騒ぎがあった。責任感の強い李田田はSNS上でその教師を応援したが、地元当局に呼び出され、強制的に精神科病院に入院させられた。「精神病患者」というレッテルを貼られ、家族との面会もできず、携帯電話も没収された。幸い、下着の中に隠して持ち込んでいたもう1つの携帯を使い、ネットを援助を求めた。地元当局は炎上を恐れて彼女を家に帰らせた。

帰宅した時には「まるで別人」に

強制的に精神科病院に入院させられたのは李田田だけではない。2018年には別の湖南省出身の若い女性が、共産党一党独裁政権に反対するために上海で習近平(シー・チンピン)国家主席の写真に墨汁をかけて逮捕され、当局によって精神科病院に収容された。1年半後に精神科病院から帰宅した女性は顔がむくんで目が据わり、全く別人のようだった。「精神科病院で薬物を投与されたのではないか」と家族は疑った。
「日本映画『追補』の完全な現実版だ! 日本の映画はフィクションだけど」(中国のネットユーザー)
中国でかつて『追補』の名前で公開された日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』には、登場人物が精神科病院に強制入院させられ、投薬で廃人同然のようにされる場面がある。政府の言うことに逆らって無実の罪で捕まる人たちの姿を見て、中国人はますます口を閉ざすようになった。

だが李田田たちのような人もまだ存在する。「憤怒の河を渉る」中国人は増えるだろうか?

『追捕』

高倉健(画像 風刺画の左)が主演した1976年の日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』の中国語名。
1979年、中国で文化大革命後初の外国映画として公開され大ヒットした。今も一定年齢以上の中国人に強い印象を残している。高倉演じる検事が冤罪を晴らそうとするストーリーに、文革で無実の罪を着せられ苦しんだ多くの中国人が共感したといわれている。

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報道1930

2022年1月20日 BS-TBS
【キャスター】若林有子、松原耕二 【コメンテーター】堤伸輔 【ゲスト】佐藤正久自民党外交部会長)、市原麻衣子(一橋大学大学院准教授)、峯村健司(朝日新聞編集委員
映画「007」で知られる英国の情報機関「MI6」のトップが、公の場で中国のスパイ活動の活発化を警告した事が、世界に驚きを与えた。
さらに台湾、沖縄では何が起きているのか。

中国スパイ活動の実態 台湾・沖縄で何が起きているのか

●姿を見せた英国 MI6“007”所属組織
英国の秘密情報部(MI6)のエージェントと言えば、映画「007」シリーズの主人公ジェームズ・ボンドを思い出す人が多いだろう。
2021年11月の終わり、英国のMI6のムーア長官が講演で「中国が世界でスパイ活動を活発化している」と発言。
北京冬季五輪について。
オランダ五輪組織委員会は、中国の諜報活動を懸念して個人用スマホやPCを中国に持ち込まない様選手団に求めた。
代わりに未使用の機器を提供する予定。
英国やベルギーも同様の措置を取るという。
更にセキュリティーに関しては、健康観察アプリ「MY2022」(中国五輪委員会が作成)は、コロナ対策のため五輪参加者全員にインストールを義務づけ、「パスポート情報」「病歴」などの個人情報の入力を求めている。
このアプリについてカナダの研究者らは報告書をまとめ、「個人データを送る際の暗号化が不十分」として、ハッカーに対して脆弱と指摘。
佐藤正久、「私のSNSには約30万人のフォローがいる。その中には”あれがおかしい”とか書いて偽情報を流すのがある。フォローに中国人スパイがかなりまぎれ込んでいる」

●中国「影響力工作」 台湾と沖縄が標的か
台湾国防報告書に中国の「影響力工作」について記載あり。
「農場モデル」とは、SNS等で再投稿などを通して情報を拡散する(育てる)戦術。
台湾・蘇貞昌首相は、「われわれは偽の情報への対抗においては経験豊富だ」と語った。
フランス軍関係シンクタンク軍事学校戦略研究所」は、中国の影響力工作を公表。
その中で、中国が沖縄と仏領ニューカレドニアで独立派運動をあおり、「潜在的な敵」の弱体化を狙っていると警鐘を鳴らした。
市原麻衣子、「中国は、日米の同盟関係に影響力工作で楔を打ち込む狙い」
https://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/