じじぃの「不確実性の2021年・コロナで勝ち組と負け組?報道1930」

【新型コロナが生んだ“非伝統的”安全保障の行方は】報道1930 まとめ21/1/4放送

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ASE2ovk8y_E&feature=emb_title

中国製ワクチン“有効性79.3%”開発企業が発表 (2020年12月30日)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Amqi3DaTSN4

中国製ワクチン

報道1930

2021年1月4日 BS-TBS
【キャスター】高畑百合子、松原耕二 【コメンテーター】堤伸輔 【ゲスト】森本敏(元・防衛相)、松川るい自民党参議院議員防衛政務官)、松本哲哉(国際医療福祉大学主任教授)

不確実性の2021年。コロナ危機を斬る!

●コロナでの勝ち組と負け組?
ニューヨーク、タイムズスクエアのカウントダウン。
毎年、人で埋め尽くされることで有名だが、今年は参加する人が制限され、いつもと違う様相に。
また感染者が1日5万人を超える日が続くの英国・ロンドンは、ロックダウンが延長され、外に出てきた市民に家に帰るよう呼びかける姿が見られた。
夜間外出禁止令が出さらえているフランスでは、2500人の若者らが空き倉庫で違法ダンスパーティーを開催。
中止させようとした警察と激しくぶつかり、車が燃やされるまでの事態に発展。
それに対し、中国・武漢は、町の中心部で行われた光のショーは人々が繰り出しすし詰め状態。
去年1月末から2ヵ月間、厳しいロックダウンを実施したが、夏以降ほぼ通常状態に戻った。
●“非伝統的”安全保障への対応
“非伝統的”安全保障とは、体制不安につながる非軍事的な脅威。
感染症、テロ、組織犯罪、自然資源の枯渇、貧困など。
中国は、抑え込みに成功か。
米国は、感染者2000万人超、世界最多。
EUは、ロックダウン強化。
ドイツ・メルケル首相は今年9月に引退する。
日本・菅首相は、緊急事態宣言へ。
7月、東京五輪開催。
●中国 新年の祝いでコロナ対策の成果を強調
中国・習近平国家主席は、「新型コロナウイルスを克服し、経済社会の発展に重大な成果を得ました、世界の主要国家の中で先んじてプラス成長を実現し、2020年のGDPは100兆元(約1590兆円)の新たな段階に入る予定です」と発言。
先月31日、国営の中国中央テレビを通じて、新年の祝辞を述べた習近平国家主席は、新型コロナ対策の成果を強調し、「経済の回復」を誇ったうえで、各国首脳と何度も電話会談を行ったとして国際協調の姿勢までアピール。
一方、米中関係については、2日、中国・王毅外相は、「米国の一部の政治家は、中国の迅速な発展にやきもきしているが、持続可能なリーダーとは常に自分自身を発展させるべきで他国の発展を阻害するべきではない。米国はより良い米国になるべきで中国はより良い中国に必ずなる」と発言。
森本敏、「インドネシアは中国製ワクチンを輸入したが、あれは南シナ海についてコメントしないという中国との取引があった」
松本哲哉、「中国製ワクチンは不活化ウイルスワクチンで、米国や英国が開発したワクチンはメッセンジャーRNAワクチンだ。不活化ウイルスワクチンは従来型ワクチンなので効果はあまり期待できないかもしれない」
●“非伝統的”安全保障 日本の未来は
松川るい、「外交という面で言うと、必ずしも中国がこの1年 外交的にうまくいったと思わない。なぜかというと、コロナで軒並み各国苦しんでいる中で、南シナ海を行政区画化したり、尖閣諸島に300日以上接続水域化にやってきて日本人の対中世論というのを降下させた。中国は結果的に多くの国で“警戒しないといけない、安全保障面で”ということをかなり世界的に知らしめてしまった1年だったと思う」
松原耕二、「今年中にコロナは終息すると思うか」
森本敏、「ワクチンが出回ることで7月の東京五輪開までかなり抑え込めると思う。だが五輪の各国選手や観光客がどさっと来てまたコロナが勢いつくかもしれない」
松本哲哉、「もうすぐコロナがピークになる。そのピークが半分まで下がったら終息に向かうと見てよいのではないか」
https://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/