Dali Atomicus: Phillipe Halsman & Salvador Dali's Photography | 100 Photos | TIME
Dali Atomicus | 100 Photographs
The Most Influential Images of All Time
Capturing the essence of those he photographed was Philippe Halsman’s life’s work.
So when Halsman set out to shoot his friend and longtime collaborator the Surrealist painter Salvador Dali, he knew a simple seated portrait would not suffice. Inspired by Dali’s painting Leda Atomica, Halsman created an elaborate scene to surround the artist that included the original work, a floating chair and an in-progress easel suspended by thin wires. Assistants, including Halsman’s wife and young daughter Irene, stood out of the frame and, on the photographer’s count, threw three cats and a bucket of water into the air while Dali leaped up.
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『死ぬまでに観ておきたい 世界の写真 1001』
ポール・ロウ／著、小川浩一、竹村奈央、風早仁美／訳 実業之日本社 2019年発行
ダリ・アトミクス より
フィリップ・ハルスマン
撮影年：1948年
撮影地：ニューヨーク、ニューヨーク州、米国
フォーマット：不明
故郷のロシアからアメリカへの移住後、フィリップ・ハルスマン（1906～79）は、20世紀半ばの最も高名な芸術家や映画スター、政治家たちを撮影した。
タイトにトリミングされ鮮鋭にピントの合った彼のポートレートは、温かさとユーモアにあふれていた。彼はよく、被写体にジャンプするようリクエストした。「ジャンプしてもらうと、人の意識はほとんどジャンプする動きに向けられるから、仮面が剥がれ落ちて本当のその人の姿が見えるんだ」と説明している。
この写真は、サルバドール・ダリの『レダ・アトミカ』（1949）から着想を得た。写真の右手に写っているのがその絵だ。「人の想像の世界以外には存在しないような写真を撮る過程は、楽しい遊びみたいでよく盛り上がるんだ。この遊びをサルバドール・ダリとやったときは、息が合って特に楽しかった」とハルスマンは言っている。
撮影は彼のスタジオで行われ、イーゼルと、2枚の絵と、踏み台がワイヤーで吊るされた。妻が彼カメラの左手に椅子を持ち上げ、アシスタントの１人にバケツの水を撒かせ、そしてもう2人には肉屋と、隣人から借りてきた猫を投げさせた。28回撮り直し、ついにこの写真が撮られたのだった。これは発表されると、ハルスマンには愛猫家たちからの声高な抗議が多く寄せられた。
