じじぃの「時間管理・テレビやケータイを切る勇気を!16歳の教科書」

How to set Daily Usage Time Limit On Android Apps

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=frGVcdDPMGQ

スマートフォンを自分の意志で制限する

『16歳の教科書 ~なぜ学び、なにを学ぶのか~』

7人の特別講義プロジェクト&モーニング/編 講談社 2007年発行

社会科 「情報編集力」を身につけよう 【執筆者】藤原和博 より

●テレビとケータイを切る勇気を
ぼくが受験勉強で得たものは、ふたつある。
ひとつは戦略性、全部覚えることなんて到底無理なんだから、どこに絞るかということがポイントになる。
人間って、「やることを絞ろう。時間も能力も限られているんだから」と気がついたとき、はじめて戦略的になれるんですよ。限られた時間の中、自分の労力をどこに注いでいくか、真剣に考えることができるようになる。
それで、自分が練り上げた戦略を貫くには、集中力が必要になってくる。特に僕は、まともな受験対策なんて最後の半分だけだったから、とてつもない集中力を要したんだ。
だから、僕は入学受験によって集中力という「剣」を手に入れて、戦略性という「盾(たて)をもゲットした感覚があるな。
じゃあ、基本的に、これからみんながどうやってそれを手に入れるか?
答えは簡単で、中学と高校ではテレビの時間を制限することと、ケータイの使用を徹底的に制限すること。……こんな結論だと、みんなに嫌われちゃいそうだけどね。
だって、テレビってものすごく面白いでしょ。ケータイだって必需品だ。
でも、それほど面白いものを「自分の意志で制限する」ということができれば、その後の人生でのライフマネジメントに大きな影響を及ぼすに違いない。人生をマネジメントする力になる。面白いバラエティ番組をやっているときでもダラダラ見てないで、スイッチを切るという勇気や潔(いさぎよ)さが、社会に出たときの決断力として利(き)いてくる。
ケータイにしても、ダラダラ待ち合わせしないで「土曜日の1時に渋谷ハチ公まで」って決断する。それで、当日はなにがあっても1時間前に駆けつける。
これは、社会に出てからなによりも大事なタイムマネジメント能力になる。時間管理や自己管理能力につながっていくんだな、これが。
絶対、中高生のうちに鍛えたほうがいいよ。
そして、テレビやケータイを制限すると、自然と別のコミュニケーションを求めるようになるでしょう。それで気がついたときには、自分の周りに以前よりはるかに豊かな「(タテでもヨコでもない)ナナメの人間関係」ができてくるはずだから。

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どうでもいい、じじぃの日記。
市内の図書館が閉まっていたので、古本屋に行った。
『16歳の教科書』か。
人間って、「やることを絞ろう。時間も能力も限られているんだから」と気がついたとき、はじめて戦略的になれるんですよ。限られた時間の中、自分の労力をどこに注いでいくか、真剣に考えることができるようになる。
だって。