じじぃの「米大統領選挙・トランプもサンダースもポピュリスト?ルポ・トランプ王国」

Bernie Sanders delivers speech after projected win in Nevada caucuses

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=3fFPslBcJ1M

トランプもサンダースもポピュリスト?

「トランプVSバーニー」ならトランプ圧勝なのか

2020/02/29 東洋経済オンライン
民主党バーニー・サンダース候補は「左のポピュリスト」。支持者も「超熱」。皆は「もしバーニーがトランプ大統領と対決すれば、ボロ負けする」と言うが、本当だろうか。
https://toyokeizai.net/articles/-/333479

『ルポ トランプ王国2 ラストベルト再訪』

金成隆一/著 岩波新書 2019年発行

「娘にはデートさせたくない男を担ぎ上げた」 より

就任から16ヵ月。トランプは人気を維持できているのだろうか。
アラバマ州ブラウント郡の共和党委員長グレゴリー・リード(55)。ニックネームはグレッグは言う。
「全般的な答えはイエスです。トランプを最初から支持していた人は、いまも強く支持しています。判事任命や北朝鮮との交渉、国境の壁建設への努力、減税などについて、「素晴らしい仕事ぶりだ」とたたえるでしょう。共和党予備選でトランプ以外を支持した人々でも「ヒラリーよりはマシ」と言います。でも全部に満足というわけではない。農家は関税にヒヤヒヤしています。大豆を極東に、トウモロコシを中米に送っていますからね。地元経済の大きな部分を農作物の輸出が占めています。農家の多くは共和党に投票しているので、トランプ政権による貿易摩擦が「ちょっと待てよ」と疑問を持ち始める瞬間になるかもしれない。それに農家の多くは移民(労働者)を必要としているので、移民をめぐる激しいレトリックに熱狂しません」
ここまで話を聞いても、やはり理解に苦しむのは、移民や女性への侮辱、派手な女性関係など、倫理的な人物に見えないトランプが敬虔なキリスト教徒に支持されるという現実だ。私はこう聞いた。「彼は聖書に親しんでいるようにも、教会に通っているようにも見えません。なぜ、エバンジェリカル(キリスト教原理主義者)が支持できるのでしょうか?」
グレッグは笑いながら答えた。
「ごもっともな疑問です。トランプは3度も結婚しています。(本来なら)アラバマの人々が眉をひそめるような話ですが、みんな大目に見ている。すごいことですよ。彼は女遊びにふける男ですが、人々はその点を見ていない。異様です。私の熱心なエバンジェリカルの友人は「言うべきことを言うからトランプを支持する」と言っていたが、トランプが大統領でなければ、そうはならない。あのような(低)モラルの人間とは、一緒にコーヒーを飲みたいとは思わないのです」
しばらく置いて、こう続けた。
「トランプが支持されたのは、彼がヒラリーではなかったからですよ。ふざけた言い方に聞こえるでしょうが、それで(欠点を)大目に見てもらえたのです。「よりよい善」のため、たとえば(最高裁判事への)ボーサッチ任命のために、トランプのモラル(のなさに)に目をつむった。財政保守の共和党員であれば、減税のために、彼の女性への失礼な発言に目をつむった。支持した人々は、何かを優先させて、彼の欠点を大目に見たのです。私たちは、自分の娘にはデートさせたくない人物を担ぎ上げたのです」

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どうでもいい、じじぃの日記。
「自分の娘にはデートさせたくない人物を担ぎ上げたのです」
あなたは、この言葉を信じられますか?