じじぃの「ビッグバン・宇宙の始まり・神様は特異点がお好き?ホーキング・虚時間の宇宙」

My 3D Animation of Big Bang Theory

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YJJK9x1Ffhw

The Big Bang Theory Stephen Hawking

ホーキング 虚時間の宇宙 竹内薫(著) 2005/7 講談社BOOK倶楽部

宇宙に始まりはあったのか?宇宙に終わりはくるのか?
ブラックホールに落ちた物質は、消滅してしまうのか?そして、鍵を握る虚時間とは?全ての物理量が無限大に発散する理論物理学の最大の問題、特異点に挑む車いすニュートン
全ての物理量が無限大に発散してしまう、理論物理学最大の問題「特異点」。ビッグバンとブラックホール特異点であることが、ペンローズとホーキングによって証明された。どちらも、宇宙を研究するには避けて通れない。この難問に「車いすニュートン」ホーキングが果敢にチャレンジした。

                        • -

『ホーキング 虚時間の宇宙―宇宙の特異点をめぐって』

竹内薫/著 ブルーバックス 2005年発行

宇宙には時の始まりと終わりがあるか 特異点をめぐって より

「宇宙に始まりがある」とする特異点定理は一部の人々から「神の存在証明」とみなされた。なぜかといえば、この考えは「宇宙は最初に神が創った」という創造説と一致するからである。
現代物理学により、宇宙の発展はアインシュタイン方程式で記述されるようになったため、神様は、宇宙を動かし続ける必要がなくなった。だが、宇宙に始まりがあるのであれば、少なくとも「最初」だけは神様の出番があったことになる。
実際、カトリック教会は公式にビッグバン仮説を支持しているのである。
ホーキングは、特異点定理を証明したことにより、多くの宗教家の賛同を得た。彼らは、ホーキンギが数学的・物理学的に神様の存在意義を証明してくれたと感じたようだ。
理論物理学の狭い研究分野のきわめて数学的な証明が多くの宗教家の注目の的になったのには理由がある。それはビッグバンが時の始まりではない、と特異点の実在性を否定したリフシッツとハラトニコフが、ソビエト連邦という無神論共産主義国家の物理学者であったことと無縁ではない。ソビエトの中心だった現在のロシアにも宗教はある。キリスト教の一派のギリシャ正教が最大宗教なのだ。だが、共産主義時代、ソビエトでは公には宗教は認められず、キリスト教イスラム教も共産主義を敵対していた。
無神論共産主義者たちの論文の誤りを指摘し、特異点の存在を確固たるものとし、時に始まりを与えたホーキングの「業績」に、宗教家たちはジャンヌ・ダルクの再来を思い浮かべたかもしれない。
だが、彼らの歓びとて、長くは続かなかった。
リフシッツとハラトニコフ同様、宗教関係者たちも、やがて、ホーキングに煮え湯を飲まされる運命にあったのだ――。
ホーキングの特異点定理の意味は明快だ。

「宇宙には始まりがある」

それだけである。
宇宙は(原因不明ではあるが)ビッグバン」という大爆発から始まって現在でも膨張し続けている。ビッグバンは特異点だった。

                        • -

おバカな、じじぃの日記。
学校で、「虚数」について学んだことがあったのだろうか。
炭素原子なんかで原子核の周りを電子が回っているが、電子がある位置に遷移して回っている。
太陽系で、地球や火星などが太陽の周りを回っているがあのイメージだ。
量子力学ではエネルギーの最小値としてプランク定数hが存在し、全てのエネルギーはhの整数倍であることが知られている。
「宇宙には始まりがある」と最初に言ったのは、ホーキングらしい。
つまり、時間は「ビッグバン」から始まったのだ。