じじぃの「インコ・オウムのさえずり・脳が発達した理由!インコの謎」

歌うインコたち ~Singing Bird

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lv4c-4h8V6I

『インコの謎』

細川博昭/著 誠文堂新光社 2015年発行

鳴禽とオウム・インコの脳が発達した理由 より

鳥類の中で特に脳が発達しているのが、「鳴禽(めいきん)」とも呼ばれるさえずる鳥のグループを含むスズメ目とオウムやインコなどが属するオウム目です。
鳥の鳴き声にはすべての鳥がその種ごとに必ずもつ「地鳴き」と一部の鳥だけがもつ「さえずり」がありますが、このさえずりもまた、脳を大きく発達させた要因の1つでした。
恐竜が鳥に進化する際、軽量化のためになくした顔の筋肉、失ってしまった表情のかわりに、一部の鳥が身につけた、その代わりとなるコミュニケーション手段が「さえずり」でした。また、さえずりに合わせて踊ったりするなど、相手に対するアピール方法にも広がりができたことで、鳴禽類やオウムのなかまは失った以上の表現力を身につけたのです。
筋肉など、頭部からあえて多くのものをそぎ落したことで、そこに、脳がより大きくなる余裕もできました。身につけたさえずりを発達させることで、脳がさらに進化して、より大きく重くなり、機能的になりました。オウムやインコにおいては、それがおしゃべりのベースとなったわけです。すべては、1本につながる進化の道でした。
鳴禽類は、「聞いた音を正確に記憶する能力」を持っています。さえずりの学習においては、耳で聞いた「師匠」となる鳥の鳴き声を細部にいたるまで記憶し、覚えたその歌を頭の中でトレースするようにして練習をします。
鳥は、歌っている自分の声を正確に聞いています。また、自分の声を正確に記憶することもできます。鳴禽類がしているさえずりの訓練とは、師匠の歌と自分の歌を頭の中で重ねあわせて、ずれているところを微調整しながら、師匠の歌に近づけていくこと。何度も何度も練習し、修正することで、オリジナルそっくりに歌えるようになるのです。さらには、耳にしたほかの鳥のさえずりを組み合わせたり、自分でアレンジをかけたりすることで、自分の歌をつくっていきます。こうしたわざは、哺乳類にはできない特殊な技能です。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2020年1月18日、フジテレビ「日本No.1の達人が限界に挑戦!ナイナイNOリミット」を観た。
土曜の夜に、ナインティナインが贈るハラハラドキドキの“限界突破”バラエティー番組が誕生!各界の日本一に限界はあるのか!?
「レアな名前100人を2時間で丸暗記」。
すごいなあ。中原好という女性。
最後に、「歌を歌うインコ」。
インコって表情がないので、あまり利口な感じはしなかったのだが、歌ってほめられるとその気になるのだそうです。
「筋肉など、頭部からあえて多くのものをそぎ落したことで、そこに、脳がより大きくなる余裕もできました。身につけたさえずりを発達させることで、脳がさらに進化して、より大きく重くなり、機能的になりました。オウムやインコにおいては、それがおしゃべりのベースとなったわけです」
私にも探せば何か、取り柄があるのかもしれないなあ。