じじぃの「未解決ファイル_310_湯川秀樹の中間子論」

ものがたり湯川秀樹 - 1954年 (昭和29年)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=LPki5XzPT6A

Yukawa with Einstein in Princeton


Probing the Anomalous Top-Yukawa Coupling at the LHC

●Our Strategy
In this work, we attempt to interpret the excess by exploiting the strong
entanglement between the associated Higgs production with a single top
quark (thX) and tth production in the presence of anomalous top-Yukawa coupling.
It is time to pin down both
the Sign and Size of the Top-Yukawa Coupling at the LHC NOW ! !
https://indico.ibs.re.kr/event/73/session/13/contribution/8/material/slides/0.pdf

Our Mathematical Universe: My Quest for the Ultimate Nature of Reality

Max Tegmark, like the Illuminati, asserts that reality is 100% mathematical. However, where Illuminism concerns a single mathematical universe, Tegmark has proposed a mathematical multiverse [labelled “Level IV”], under which are three other levels of scientific multiverse(!).
https://books.google.co.jp/books?id=NZo7AAAAQBAJ&pg=PT203&dq=Mathematical+Universe+yukawa&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwieh_HlkovkAhUUat4KHWPvAOYQ6AEILDAA#v=onepage&q=Mathematical%20Universe%20yukawa&f=false

量子論のすべてがわかる本』

科学雑学研究倶楽部/編 学研プラス 2019年発行

陽子と中性子を結びつける力を解明 湯川秀樹の中間子論

素粒子とは、「それ以上細かく分割できないと考えられる、最小単位の粒子」です。もともと原子がそれにあたるものだと考えられていましたが、原子にはもっと小さな部品や、原子核と電子という内部構造があることが、20世紀初頭に判明していました。
1932年には、チャドウィックが中性子を発見し、原子核が陽子と中性子でできていることがわかりました。そして、ここに注目した日本の物理学者湯川秀樹(1907~1981年)が、1935年に発表した理論が、素粒子論の源流のひとつとなります。

核力の正体を探る より

陽子は+(プラス)の電荷をもち、中性子電荷がありません。ですから、陽子と中性子の間には、電気的な引力はありません。それどころか、+の電荷をもつ陽子どうしには、電気的な斥力がはたらくはずです。
それなのに、どうして陽子と中性子は、原子核としてがっちり結合できているのでしょうか。
考えられるのは、何か「電気よりも強い力」がはたらいていて、陽子や中性子が引き合っているのだろう、ということです。その力は、物理学者たちからは核力と呼ばれました。湯川秀樹はこの核力の仕組みを、中間子論として理論化します。

中間子のキャッチボール より

湯川は、場の量子論の考え方を用いて、次のようなモデルを作りました。
陽子が、何らかの「未知の粒子」を放出し、それを中性子が吸収する。逆に、中性子も「未知の粒子」を放出し、それを陽子が吸収する。――このように、いわば「未知の粒子」のキャッチボールをすることによって、陽子と中性子が互いに引き合っているのではないかというのです。
キャッチボールを続けるには、ある程度、相手のそばにいなければいけません。離れすぎるとボールが届かなくなるからです。キャッチボールをすること自体が、陽子と中性子をつなぐ接着剤のような役目を果たします。
このときの「ボール」となる粒子の重さは、電子よりも重く、陽子や中性子よりも軽いことを、湯川は計算によって示しました。中間の重さをもつ粒子ということで、「未知の粒子」は中間子と名づけられました。
「力はある種の素粒子をキャッチボールすることから生まれる」「力は素粒子によって媒介される」というのは、その後の素粒子論における基本的な発想です。湯川は、素粒子の先駆者だといえます。
最初、欧米の物理学者たちは、勝手に「未知の素粒子」を想定する中間子論に対して否定的でしたが、のちに中間子を含む新しい素粒子が次々に見つかると、湯川は注目され、認められていきました。

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おバカな、じじぃの日記。
宇宙物理学者マックス・テグマークによれば、この世界は6つの方程式から成り立っているのだそうだ。
そして、基本的な自然定数は32個の数値から計算で求めることができるという。
最近、従来の「ダークマター」に関する理論とは大きく考え方の異なる新理論が発表された。
それによるとダークマターは、湯川秀樹博士が提唱し「湯川粒子」と呼ばれるパイ中間子ととてもよく似た性質を持つことが分かってきたという。