じじぃの「甘い香りの植物・価格高騰するマダガスカル産バニラ!ニューズウィーク」

Madagascar's Vanilla Gold Rush

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=jL-l-rZcaes

バニラの人工授粉

バニラが高騰!いったい何が起きているの?どんな影響があるの?

●天然バニラの価格が高騰した理由
価格が高騰した理由はいくつか考えられています。
1.自然災害による生産量の減少
天然のバニラは栽培が難しく異常気象による気候の変動や病気の流行で収穫が落ちたところに、2017年3月にマダガスカルをサイクロンが襲いバニラを栽培する多くの農園が被害を受け、さらに生産量が低下し価格が高騰しました。
2.需要の増加
バニラの需要がアイスクリームや洋菓子などの食品以外にアルコール飲料、化粧品などにも拡大し需要が増加してきており、生産量が落ちたことでより高騰。また、バニラ香料には合成品も作られていますが、自然志向が強まったことでも天然バニラへの需要が増加、これも価格が高騰している理由の1つです。
3.投機筋の業者による買い占め
価格の高騰を見越した業者によって需要以上の買い占めが起こり、さらに価格が高騰。
https://fstandard.co.jp/column_detail/381

ニューズウィーク日本版 2019年10・1号』

バニラに沸くマダガスカルの憂鬱 より

マダガスカル北東部のサバ地域は、世界有数のバニラ産地だ。ここで生産される乾燥(キュアリング)バニラは年間最大1500トンにも及び、同国の生産量は世界全体の約8割を占める。
そのバニラの価格は今、史上空前の高騰が続いている。2014年には1キロ当たり20ドル程度だったが、わずか4年で600ドルまで高騰した。背景には、人口調味料が加味されていない天然バニラに対する需要や、生産者を支援するフェアトレード意識の高まりがある。
ただ、価格高騰はマダガスカルに祝福と呪いの両方をもたらしている。所得が急激に増えた一方で、収穫物や農業の命が危険にさらされている。盗賊は農地周辺をうろつき、バニラをくすねる機会をうかがう。茎ごと盗んで別の場所へ保管する者もいれば、収穫物を保管した倉庫ごと強奪する者もおり、被害は収穫高の15%に及ぶという。内部犯行も多く、警備のために軍人を雇う農家もあるほどだ。
https://www.newsweekjapan.jp/magazine/248330.php
どうでもいい、じじぃの日記。
バニラはラン科の植物。
乾燥(キュアリング)で乾燥・発酵したバニラの果実は、チョコレート色に変化し強い甘い香りを放つようになる。
バニラの価格が高騰していて、1キロのバニラは1キロの銀よりも高価なのだとか。
バニラを受粉させるのに、いちいち人手で受粉作業させているのだとか。
ついでに、バニラの語源はラテン語のヴァギナ(vagina)だそうです。