The Dyson Air Multiplier fan with no blades - Official Dyson video
小さな動力で大きな風を送り出すしくみ
羽のない扇風機ってどんな仕組み?その実力は?
本体の下部にあるファンから取り入れた空気をリング部分のスリット(隙間)から勢いよく噴出しているのです。
吹き出し口の背面からも空気を取り入れることによってより強力になっています。その勢いは吸い込まれた空気のおよそ15倍です。
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図解 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本
左巻健男/著 明日香出版社 2018年発行
羽根のない扇風機はどうやって風を出しているの? より
「羽根のない扇風機」ですが、正確には、羽根がないわけではありません。「羽根が見えない扇風機」なのです。では、どこに羽根があるのでしょうか。じつは胴体の円柱部分の中に羽根が入っています。
風の流れはこうです。胴体には多くの穴があいていて、空気はここから吸いこまれます。とりこまれた空気は内部のモーターと羽根の働きで、上部に送られます。送られた風は、輪の後部にある1ミリほどのすき間(スリットといいます)から吹き出されます。
この細いすき間にはなかなか気づくことができません。そのため何もない空洞から風が出ているように感じるのですね。
ところで、1ミリほどのすき間からでは、たいした風量にはならない気がします。どうやって多くの風を送っているのでしょうか?
このことを説明するために、実験例の話をします。大きなポリ袋を用意してみましょう。袋の入り口を手ですぼめて、息だけしかはいらないように吹きこんでみます。大きなポリ袋をふくらませるのは大変ですね。
一方、袋の口を広げて、息を勢いよく吹きこむと、袋は一気にふくらみます。
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羽根のない扇風機でも、これと同じようなことが起きています。胴体から送られる空気だけではなく、その空気がまわりの空気を巻きこんでいます。そのうえ、よりたくさんの空気を巻きこむよう工夫がされています。
輪の断面を見てみましよう(図.画像参照)。飛行機の翼のような流線型になっていますね。この厚くなった後ろ側にあるスロットから、前面側に向けて風が吹き出します。
スリットから吹き出した風は、内側の傾斜に沿って流れることで速度が増していきます。その結果、風の流れ道は気圧が周囲よりもずっと低くなります。こうして胴体の中から吹き出された風とは別に、輪の外側からもたくさんの空気をとりこみ、風を送り出します。
ダイソン社の製品では、胴体の穴から吸いこんだ空気のおおよそ15倍の空気が放出されるということです。
気圧の差を活用し、小さな動力で大きな風を送り出しているのですね。
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どうでもいい、じじぃの日記。
暑いですねえ。
5月26日、北海道帯広で気温が37度を観測し5月の国内最高気温を更新した。
今年の夏の予想だと、極端な猛暑か、極端な冷夏のいずれかだとか。
今年の夏はダイソンの扇風機だ?
やっぱし、エアコンでしょうか。