じじぃの「名探偵ピカチュウ・本当は怖いポケットモンスター?名作アニメ」

POKEMON Detective Pikachu - Official Trailer #1

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1roy4o4tqQM

映画「名探偵ピカチュウ」世界最速公開

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=jvgx-hjhqiE

Detective Pikachu


ニューズウィーク日本版 2019年5月28日号』

フィルムノワールから生まれた、実写版ポケモンの古くて新しい世界 より

96年のデビュー以来、「ポケットモンスター」は子供たちの心と財布をがっちり握っている。
今や900億ドル規模のグローバル帝国に成長し、「スター・ウォーズ」も超える世界で最もカネになるメディア資産だ。そして今回、初の実写版映画が誕生した。同名のゲームを原作とする『名探偵ピカチュウ』が日米で公開されている。
ポケモンは、任天堂の携帯ゲーム機ゲームボーイ用のゲームとして登場した。さまざまな種類のポケモンを捕まえ、鍛えて、ほかのプレーヤーが持っているポケモンと戦わせる。最初は日本語版のゲームソフトだけだったが、トレーディングカードゲームや漫画、テレビアニメなどを次々に展開。98年にアメリカへ、さらには世界へと進出した。
現在までにゲーム78本、アニメ映画18本、大量のトレーディングカードのほか、玩具や帽子、Tシャツ、リュックサックなど数え切れないほどのグッズが世界中で愛されている。成功の秘訣はどこにあるのか。『名探偵ピカチュウ』のロブ・レターマン監督は次のように語る。「願いはかなうという充実感がある。外の世界に飛び出して、自分に自信と力を与えてくれるものを集める、自分にもできる、そこに喜びを感じるんだ。大人抜きで、友達と素晴らしい冒険に繰り出す」
『名探偵ピカチュウ』のゲーム版は、従来のシリーズとは少々違う。開放的な空間で楽しむロールプレーイングゲームというより、筋書きに沿った謎解きの冒険の旅だ。
ピカチュウの相棒はティム・グッドマン(ジャスティス・スミス)。探偵である父ハリーが、ポケモンが凶暴化するという異様な事件を追跡中に行方不明となったため、ピカチュウと共に捜しに出掛ける。2人の間には特別な絆が生まれる。「ピカピカ」としゃべるピカチュウの言葉が、ティムだけには人間の言葉に聞こえて会話ができるのだ。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2019/05/post-12181.php

『本当は怖すぎる名作アニメ・マンガの裏知識』

鉄人社編集部 鉄人社 2015年発行

海外のポケモンソフトには呪いのブラック版がある より

1996年にゲームボーイ用ソフトとして発売され、全国的な人気を呼んだ「ポケットモンスター」シリーズ。その後はアニメ化もされ、いまでは世界的でもっとも売れたゲームの1つとなった。
ポケモンと呼ばれる不思議な生き物を連れて、ライバルたちとバトルを行なうシンプルなストーリーだが、実は海外には「呪いのブラック」という謎のバージョンが存在する。
正式には「ポケモンクリーピィブラック」と呼ばれるソフトで、パッケージにはシオンタウンに登場するゴーストのみ。カートリッジも真っ黒に塗りつぶされており、かなり怖い印象だ。
中身は日本でも発売された「ポケモン赤線」がベースだが、自分が使うポケモンはゴーストしか選べない。どれだけレベルを挙げても『呪い』しか使えない特殊なポケモンで、相手のポケモンはおろか、トレーナーやジムリーダーまで一瞬で消し去る恐怖の能力を持つ。ポケモンの種類は数多いが、人間を殺せてしまうのは、呪い版のゴーストだけだ。
さらに、このポケモンを使ってストーリーを進めていき、無事にエンディングまでたどりつくと、通常版とはかなり異なった展開になっていく。
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なんとも暗い展開だが、本作のネタ元は海外のファンが作った海賊版ヴバージョンだ。軽い気持ちで作ったのが、ネットを通して広まってしまい、いまでは都市伝説化したらしい。