じじぃの「中国で進む顔認証・生体認証の弱点とは?身近にあふれる科学」

China's surveillance cameras can recognize you

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_yKga54tx6U

中国で進む顔認証システム

【キャッシュレス社会の衝撃】杭州で進む顔認証社会。「顔パス」ペイメント? 顔認証ライフの始まり/中国

07/27/2017 GloTech Trends
アリババの本社がある杭州。今後は、「顔パス」ペイメントの誕生だ。GlotechTrendsでも何度も取り上げている中国を代表する文化都市であるが、アリババ本社近くは、未来科技城と呼ばれ未来都市へと大変貌を遂げていた。
https://glotechtrends.com/hangzhou-face-recognition-payment170727/

図解 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本

左巻健男/著 明日香出版社 2018年発行

生体認証は本当に安全なの? より

アクション映画やSF映画では、先進的なシステムとして目の虹彩(瞳の部分の模様)や網膜の血管パターンで本人を確認する場面がよく出てきます。こうした本人認証方法を生体認証(バイオメトリクス認証)といいます。
これは、顔をカメラで写す、指を指紋リーダーでスキャンするなど、私たちの体の一部の特徴を使って本人確認をするしくみです。
目鼻などのパーツの位置や形、指紋の場合は、渦や模様の場所、曲がり方などの特徴を抽出し、事前に保存しておいた特徴とカメラ映像をコンピュータが比較して判断します。
生体認証は本人が持っている身体の特徴を利用するため、パスワードを覚えたり、いちいち打ち込む必要がないというメリットがあります。キャッシュカードや印鑑を持ち歩く必要もなくなります。また、カードや印鑑は盗まれることがありますが、本人の顔や指そのものは盗むわけにはいきません。
一方で、生体認証の欠点にはどんなものがあるでしょうか。
私たちの顔かたちは加齢によって変化しますし、化粧でも外見は大きく変わります。また、指紋は指が荒れたり、手が汚れていたりすると照合結果がエラーとなることがあります。身体的特徴が変化しても認証できるようにすると、こんどは似た特徴を持つ他人を本人とまちがえる危険性が出てきます。
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私たちが使用するスマートフォンデジタルカメラの解像度は今では非常に高くなり、日常なにげなく撮影したSNSなどにアップしている写真からも、顔や虹彩、指紋といった生体認証に利用できる情報が盗めるのではないか、と危惧する専門家もいます。このため、外部から見えない網膜の血管、手や指の静脈パターンなどを利用するシステムも実用化されています。

顔認証では、化粧や加齢による変化の影響を受けにくい部分の特徴を抜き出し、偽装を防ぐしくみがあります。

一方、画像を処理するシステムに顔写真や指紋パターンが保存されていた場合、ハッキングによって盗まれたら、システムが一斉に被害にあう可能性があります。そのためデータを直接保存するのではなく、特徴を数値化し暗号化したものを保存するなど、情報の盗み出しに対する防御も高度になってきました。

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どうでもいい、じじぃの日記。
5月10日、米国は2000億ドル相当の中国からの輸入品に対する関税率を現行の10%から25%に引き上げた。
中国も報復を考えているのだとか。
テレビのニュース番組で、日本は米国につくか、中国につくか、をやっていました。
そのうち、日本で進む「顔認証システム」となるのでしょうか。