じじぃの「ジャンクDNA・ガラクタが人類に役にたつ日!シリーズ人体Ⅱ遺伝子」

Junk DNA? -- There's no such thing!

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lKNYD42Ntig

'Superhero DNA' keeps diseases at bay

11 April 2016 BBC News
Large numbers of studies have tried to understand these mutations by looking at people who become ill.
But the international team of researchers tried the opposite approach - searching for people harbouring damaging mutations but who remain healthy.
https://www.bbc.com/news/health-36015243

NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ「遺伝子」 あなたの中の宝物"トレジャーDNA"

2019年5月5日
【司会】タモリ山中伸弥久保田祐佳 【ゲスト】石原さとみ鈴木亮平
近年、飛躍的な進歩を遂げているDNAの研究。カギを握っているのは、これまで研究者たちの間で「ゴミ」とさえ呼ばれてきた、DNAの98%を占める未知の領域です。

最新の研究から、このDNAの98%という膨大な領域の中に、ゴミどころか、むしろ「宝物」のような情報が、たくさん眠っていることがわかってきました。

さらに、98%のDNAの中には、「病気から体を守るDNA」も見つかり始めています。今年、発表されたのは、タバコから肺を守る力を高めるDNA。98%の中に見つかった、こうしたDNAには、肺の炎症を抑える働きなどがあると考えられ、肺の病気のリスクを、最大80%も下げていることがわかりました。
ほかにも、がんを防ぐ力を高めるDNAや、アルツハイマー病を抑え込むDNA、そして、アレルギーの発症に関連するDNAなど、健康や長寿の鍵を握るようなDNAが、ゴミと言われていた98%の部分に潜んでいたのです。
1人1人が持って生まれた、あなただけのDNA。その中から、今、「ヒーローDNA」ともいうべき、究極のDNAを探すプロジェクトが始まっていす。オックスフォード大学のスティーブン・フレンド博士、ごく普通の人々の中から「病気にならない、特別なDNA」を持つ人を探し出そうとしています。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_967.html

『ゲノムが語る人類全史』

アダム・ラザフォード/著、垂水雄二/訳 文藝春秋社 2017年発行

遺伝学は病気を根絶できるか? より

ゲノムは、逆さまの過程を辿る。すべて真ん中を挟まれた形で対になった靴下が、X染色体、Y染色体とともに一列に並んでいるような、古典的な染色体の写真は、遠く離れた人工衛星から見た地球に相当する。細部はほとんど見分けがつかず、その当人のことは言うにおよばず、それが働いている細胞についても正確なところは何も語ってくれない。顕微鏡下におけば、遺伝学的な大陸や大洋を示しはするが、それより細かいことは何もわからない。
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そして、たいしたことは何もしていない巨大な塊もあるが、その理由はわかっていない。これらの断片は、1960年代に、「ジャンクDNA」という受けのいい名前を獲得し、以来、呪いのようにくっついて離れない。
それは単なる充填物か、あるいは染色体が獲得した断片で、何の効果もないものかもしれない。しかし、コードしていないDNAがすべてジャンクというわけではない。

多くは、いつか役に立つかもしれないと屋根裏部屋におしこまれた進化的なガラクタであったり、ゴミ箱に行くべき進化的なゴミであったり、実際のジャンクDNA以外の多くのものでできている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
5月5日、NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ「遺伝子」 あなたの中の宝物"トレジャーDNA"を観た。
我々の体のDNAの98%を占めるのが、「ジャンクDNA」だといわれている。
ところが、このゴミの山 ジャンクDNAが「宝ものDNA」かもしれないという。
わーい。ゴミの山が宝ものDNAかもしれないんだって。 (少しは慰めになった)