【アメリカを読む】GAFA包囲網 米巨大ITのデータ独占に不信感
2019.1.2 産経ニュース
「ネット界の革新者」として君臨する米IT企業に厳しい目が注がれている。グーグルやアマゾンなどの頭文字から「GAFA」と呼ばれる4社は、優れたサービスで利用者を拡大。
蓄積した検索や買い物履歴のデータなどを活用して高収益をあげてきた。だが最近の個人情報流出や不透明なデータ利用方法をめぐり、「新規立法による規制が必要だ」と米議会や大手メディアが批判。2019年は4社への包囲網が一段と狭まるシナリオが濃厚だ。
https://www.sankei.com/premium/news/190102/prm1901020001-n1.html
『週刊エコノミスト 世界経済総予測2019』
2019年1/1・8号
── GAFAの株価が下落している。成長に陰りが見え始めたのか。
4社はそれぞれ状況が異なり、ひとからげにはできない。例えば、アマゾンは電子商取引(Eコマース)で独占的な地位を築き、収益率の高いクラウド事業でもトップシェアであるのに加え、コンテンツ内製に力を入れるなどメディアとして3年後には世界最大の企業になっている可能性がある。
一方、フェイスブックは広告販売が年率25~30%成長を記録するなど強さを見せているが、GAFAの中では経営基盤が最も脆弱なうえに、個人情報流出事件で米議会から糾弾され、株価も急落している。こうしてみると、アマゾンがダントツの1位、グーグルとアップルがタイの2位、フェイスブックは最下位だ。
だが、GAFAがこのままの状態で進めば、いずれ4社ともその地位を失うだろう。
── それはなぜか。
売上高合計がドイツの国内総生産(GDP)に匹敵するGAFAは、「ネット検索」「電子商取引」「ソーシャルメディア」「モバイル端末」という米国経済で最も強い分野において市場を独占している。このため、競争環境が生まれず、新興企業の資金調達を困難にしているからだ。例えば、グーグルは検索エンジンで93%のシェアを独占している。
── 「ポストGAFA」は。
まだ分からない。ただ、動画ストリーミング配信のネットフリックスは、10代の若者に支持されている点で有望だ。音楽ストリーミングのスポティファイにも可能性がある。メディア大手のディズニーは非常に優良なコンテンツを持っており、動画配信サービスでも注目だ。
こうした新興勢力がGAFAに取って代わるかもしれない。ただ、これら企業の成長を待つよりは、GAFAを分割した方が、より大きな経済的な価値が生まれるだろう。
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どうでもいい、じじぃの日記。
GAFA(ガーファ)は、Google、Amazon、Facebook、Appleの4つの企業の頭文字を取った呼び名である。
Google ・・・毎日使っています。
Amazon ・・・時々、本を買っています。
Facebook・・・お友達いません。
Apple ・・・お友達いません。
ポストGAFAは?
「こうしてみると、アマゾンがダントツの1位、グーグルとアップルがタイの2位、フェイスブックは最下位だ」
何となく、アマゾン経営者ベゾスに親しみを感じています。
「楽天」も頑張ってほしいです。