じじぃの「抗生物質・慢性疾患や自己免疫疾患が増えている訳!土と内臓」

加工肉


安全な食品の選び方|肉類・ベーコン・ソーセージ
肉の不安といえば、まず抗菌性物質。
合成抗菌剤と抗生物質とがあり、家畜の病気感染を防ぐなどの目的で飼料に混ぜたり、注射したりします。
これまで日本では、抗菌性物質の残留はゼロでなければならなかったのですが、アメリカ産牛、カナダやオース卜ラリア産牛、アジア各国産の鶏加工肉など輸入肉が出回るようになり、97年にはホルモン剤も含む11品目の動物用医薬品の残留基準値が設定されました。
http://serial-number.net/meat.html
『土と内臓 (微生物がつくる世界)』 デイビッド・モントゴメリー、アン・ビクレー/著、片岡夏実/訳 築地書館 2016年発行
反目する救世主――コッホとパスツール より
20世紀の人類は、病原体との小競り合いに数多くの勝利を収めた。だが今日、数十年にわたる見境のない抗生物質の使用の結果、2、30年前なら簡単に治療できた細菌感染症で、再び死者が出ている。MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)と抗生物質耐性結核菌は、21世紀に始まる細菌の反撃の尖兵なのだろうか。
微生物との戦争に勝とうとするあまり、私たちは抗生物質をできるだけ効果的に使ってこなかった。抗生物質でヒトの病原体を殺そうとする過程で、自分のマイクロバイオームの改変まで引き起こしてしまった。私たちは自分自身の防衛線を、長い時間をかけて壊してしまったのだ。
抗生物質の効果に関する最新の知見は実に衝撃的だ。オレゴン州立大学の研究者は、マウスの実験で、抗生物質が殺しているのは細菌だけではないと報告した。それは大腸内壁の細胞も壊しているのだ。どのようにして抗生物質が哺乳類の細胞を殺すことができるのか? 細菌一つひとつにある小さな発電所ミトコンドリアにダメージを与えるのだ。大昔、ミトコンドリアは独立した細菌だったことを思い出してほしい。ミトコンドリアのルーツが細菌であることが原因で、ある種の抗生物質に弱点があるらしいのだ。
過去50年で、病原体のない慢性疾患や自己免疫疾患が大幅に増えたことを、細菌論では説明できない。ヒトの遺伝的特徴の変化も同様だ――遺伝子がわずか2世代でこれほど大きく、これほど多くの人間のあいだで変わるはずがない。だが、急激に変化しているのは、私たちのマイクロバイオームなのだ。微生物にとって、ヒトの1世代30年は75万世代以上に当たる。このような世代会計に関して、人類ははるかにおよぶところではない。私たち一人ひとりの生命が、私たちの味方もいればそうでないものもいる微生物の、進化の競技場にあたるものなのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ペニシリンはなぜ、体を痛めずに細菌だけを殺せるのか。
ペニシリンは細菌がもつ細胞壁をやっつけるらしい。
「過去50年で、病原体のない慢性疾患や自己免疫疾患が大幅に増えたことを、細菌論では説明できない」
実は、ソーセージ、ベーコンには抗生物質、合成抗菌剤が含まれており、自分では気づかずに腸機能障害を起こしている可能性があるのだ。
クローン病過敏性腸症候群はソーセージ、ベーコンの食べ過ぎにあるのかもしれない。(子どもの頃、弁当のおかずにいつもソーセージが入っていた)