じじぃの「科学・芸術_485_日本の企業・良品計画」

MUJI 無印良品:みんなの いつもの スキンケア「水のはなし」 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=0oPIiTQXzgY
上海 「無印良品 上海淮海ホワイハイ755」

良品計画、中国消費者が担う連続最高益  2018/4/11 日本経済新聞
生活雑貨店「無印良品」を手掛ける良品計画は11日、2019年2月期の純利益が前期比11%増の333億円を見込むと発表した。4期連続の最高益を見込む。
けん引役は積極的な出店で拡大戦略をとる海外だ。中国では若者を中心に、派手さを好むこれまでの消費性向から、安心安全やシンプルさを重視する傾向が強くなってきている。変わりつつある中国の消費者の心をつかみ続けられるかが、連続最高益達成のカギとなる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29261690R10C18A4000000/
『生きている会社、死んでいる会社』 遠藤功/著 東洋経済新報社 2018年発行
はじめに より
代謝なくして創造なし――。
「生きている会社」になろうと思えば、思い切った代謝が不可欠なのである。
もちろん、日本にも「生きている会社」がないわけではない。
私のまわりにも、会社の規模や歴史にかかわらず、上手に代謝しながら、生気に満ち溢れ、躍動し、創造しつづける会社は存在する。
「途上国から世界に通用するブランドをつくる。」という理念を掲げ、新しい会社のあり方を模索しているマザーハウスは、「生きている会社」の代表例だ。
バングラデシュ、ネパールなどの途上国で高品質のバッグやストール、ジュエリーを生産して日本、台湾、香港で販売し、着実に成長している。ハードルの高いビジネスモデルをあえて選択し、ほとばしる情熱でいくつもの壁を乗り越えている。
まだまだ小さな会社だが、グーグルやアマゾンなどとは異なる新しい息吹を私は感じている。会社としては小粒でも、やろうとしていることは、とてつもなく大きい。
マザーハウスのような若い会社ばかりではない。
MUJIブランドを世界で展開する良品計画は、連続で最高益を更新し、POEも17.7%ときわめて高水準である。
しかし、良品計画も順風満帆ではなかった。過去においては業績が悪化し、赤字に転落したこともある。
創業当時の熱気や活力、勢いを失い、「死んでいる会社」へと転落した。そのどん底から這い上がり、「生きている会社」へと再生したのだ。
儲かっているから「生きている」のではない。「生きている会社」に変わることができたから、高水準の利益を上げているのだ。
第3の力 伝える力 より
良品計画の大ヒット商品「アロマディフューザー」誕生秘話
良品計画の大ヒット商品「アロマディフューザー」を開発したのは、同社の商品開発担当の女性課長Cさんだった。
さまざまなエッセンシャルオイルの香りを超音波の振動で拡散させて楽しむこの商品は、2008年に売り出すや大ヒット商品となった。
Cさんはこの商品以外にも化粧品など数々のヒット商品を手掛けたが、当初は「化粧品なんて無印良品らしくない」という否定的な声も社内には多かった。
Cさんは「無印良品らしい化粧品を開発すれば、必ずニーズがあるはずだ」と強く信じていた。
そこで、お客さまの声や要望を丹念に拾い集め、上層部を説得して回った。そして、「試しにやらせてください」と決断を迫った。
同時に、Cさんは店舗スタッフたちの理解と協力を得るために、店舗に足繁く出向き、店長やスタッフたちに新商品のコンセプトを熱く語った。
そうした地道な努力が実を結び、同社のヘルス&ピューティ部門は大きく飛躍した。