じじぃの「中国の野望・ドルに代わって人民元を基軸通貨に!シフトー2035年」

The Belt and Road EP 1 Common Destiny | CCTV 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MXzzbhEAwQw
人民元が決済通貨4位に (nikkei.com HPより)


中国の「一帯一路」構想が日本を追い詰める!? 2018.02.13 外為学部
人民元基軸通貨化が実現?
ちなみに一帯一路は中国を含むアジア、中東、欧州の65か国をカバーするもので、世界人口の62.7%、GDPで世界の31.2%を占める、非常に大規模な経済圏です。中国は、これによって経済の活性化を進めるだけでなく、人民元の流通を増やして人民元基軸通貨化を目指していると思われます。また、21世紀海上シルクロードといっても、恐らくは海洋における影響力を高める狙いもあるのでしょう。つまり、ヒト、モノ、カネの流れを活発にして経済を活性化させるというお題目はあるものの、その裏には中国覇権の影が見え隠れします。
今後、世界の軍事、経済覇権国として長年、その座を占めていた米国がどういうスタンスを取るのか、それによって日本の取る道も決まってくるでしょう。いずれにしても、一帯一路における各国の力関係は、無視できなくなりそうです。欧州では、中国との関係強化を見込み「中国元建ての金融商品」が多数生まれています。また、それに伴い各関係国の通貨と人民元との変動為替相場の導入も検討され始めています。中国の経済圏が拡大することはほぼ間違いなく、人民元が自由に取引できる環境になった時、私たち個人投資家にとっても新たな投資チャンスとなるのです。
http://gaitamemanabu.com/2018/02/13/b007/
『シフト――2035年、米国最高情報機関が予測する驚愕の未来』 マシュー・バロウズ/著、藤原朝子/訳 ダイヤモンド社 2015年発行
基軸通貨の座を狙う中国 より
ドルが世界の基軸通貨であることは、歴史的にアメリカの優位を強化してきた。フランスのシャルル・ドゴール大統領は、アメリカの「法外な特権」と語ったことがある。大英帝国の終焉は、第2次世界大戦でイギリスの財政が破綻したことで拍車がかかった。ドルはポンドほど劇的で破滅的な道のりをたどることはないだろう。アメリカと中国が紛争に突入して、中国が莫大な財政赤字を被り、保有する1兆ドル超の米国債を手放さないかぎり、ドルは基軸通貨の地位を維持し、人民元とユーロがその傍を固める形になるだろう。
しかしドルが基軸通貨の座から転落し、もっと多極的な通貨体制が生まれたら、それはアメリカの地位低下を最も鮮明に示すサインになるだろう。ドル研究の権威であるカリフォルニア大学バークレー校のバリー・アイケングリーン教授は、「国際通貨体制は10年以内に間違いなく大きく変わる」と断言する。アイケングリーンによれば、中国の金融当局は人民元を取引可能にし、基軸通貨にしようとしている。しかしそのためには、資本規制を撤廃して流動性の高い金融市場を構築するだけでなく、透明性が高く、法治主義的な政府が必要だ。実際、中国共産党は2013年の3中全会で、法による統治を目標に掲げた。それ以外にも中国には幅広い構造改革が必要だが、アイケングリーンは、中国は数年前から基軸通貨の座を本気で目指してきたと指摘する。「中国はブラジルとの2国間貿易で、両国の通貨を使用しやすくする合意を結んだ。アルゼンチン、ベラルーシ、香港、インドネシア、韓国、マレーシアとも通貨スワップ協定終結。香港と中国本土5都市の間でも人民元決済協定が結ばれ、HSBCは香港で人民元建て債券の発行を認められた。さらに香港で1兆ドル相当の人民元建て債券も発行された。こうした措置はどれも、輸出入業者と投資家に人民元の使用を促し、国内外におけるドル依存を低下させたいという狙いがある」
     ・
基軸通貨の交代は、一般に考えられているよりも早く起きる可能性がある。ドルも1914年まで、まったく国際的な通貨ではなかった。アメリカ経済はすでにイギリス経済の2倍の規模になっていたが、世界の銀行はイギリス政府だった。アメリカにはドルが国際的な通貨になるためのインフラもなかった。しかしこの年、連邦準備制度が構築されて状況が大きく変わった。一方、現代の中国政府は、2020年までに北京と上海を世界の金融センターにするという目標を定め、人民元を世界の基軸通貨にしようとしている。

                          • -

どうでもいい、じじぃの日記。
中国がじわじわと、「人民元」の基軸通貨化を目指しているのだそうだ。
今まで石油メジャーを通し、ドルで決済していたのを中国向けに輸出している国とドルから元建て取引に変えているのだそうだ。
「一帯一路」で中国を含む国のGDPは31%を占める。中国と取引をするヨーロッパの国との間でも元建てにすれば、人民元基軸通貨化もありえそうな感じだ。
あるテレビ番組でコメンテーターの方がこんなことを言っていた。
提言 「聖徳太子精神を毅然、学ぶ、和」
聖徳太子精神というのは毅然とするという意味。中国はこれからどんどんイノベーションで発展していく。聖徳太子は隋に遣隋使を派遣して学んだ。最後は和をもって尊しとなす。そういう気持ちをもう1回思い出そうということです」
「中国の夢」が達成されるとき、尖閣諸島南鳥島は中国領土になっているのだろうか。