じじぃの「科学・芸術_464_気候変動・1万年後の世界」

10,000 YEARS INTO THE FUTURE IN 10 MINUTES 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=nDDfFws3BfA
After 10000 years the world.


この寒い冬の「不都合な真実」 地球は実は寒冷化? 2017.12.17 産経ニュース
●異論は理解されにくい
地球は寒冷化に向かおうとしているのではないか。以前から私はそう感じている。
「パリ協定」によって世界が温暖化防止に動いている中で、奇妙に思われることだろう。
気候変動に関する政府間パネルIPCC)」も「国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP)」も気温上昇を食い止めようとしている。
二酸化炭素(CO2)に代表される温室効果ガスの排出削減は、地球の未来を救う美徳であるとされている。こうした状況の中で、寒冷化の可能性をつぶやくのは難儀なことだ。
太陽の活動低下は、科学上の重大事であるにもかかわらず、多くの関係者にとっては不都合な真実であるらしい。
https://www.sankei.com/column/news/171217/clm1712170004-n1.html
『広い宇宙で人類が生き残っていないかもしれない物理学の理由』 チャールズ・L・アドラー/著、松浦俊輔/訳 青土社 2014年発行
「短期」――5億年程度までの未来 より
人類がこれから100年生き延びる保証はない。人間が関与しなくても、自然な気候の循環が手をくだすかもしれない。地球の公転軌道はゆっくりと周期的に変化するので、地球の気候も氷河期と間氷期を10万年ほどの周期で繰り返す。8万年ほどは氷河期で、その後、2万年ほどの間氷期がある。今の人類文明はすべて、最新の間氷期の範囲にあり、安定した人類社会が成り立ったのは農業が発明されたことによる。それが可能になったのは、氷河が1万5000年前あたりに後退してからのことだった。
人類に対する短期的な脅威として最大のものは地球温暖化だ。しかしそれを乗り越えても、今から数千年後の子孫は地球寒冷化に直面することになる。人類が氷河期を生き延びられるかどうか、そこにははかりしれないものがたくさんあるとはいえ、まったくわからない。それでも生き残れないとする基本的理由もないので、楽観的に見て、人類の寿命を1000倍単位で伸ばしてみよう。この時期に起きる問題は、物理学から見たほうが扱いやすい。
これから数億年の範囲で人類にとって最大の脅威となるのは、恐竜絶滅をもたらしたような彗星あるいは小惑星の衝突によるものだと予想される。