じじぃの「がん治療・筋トレが免疫細胞を活性化し、がんを撃退!メッセージ物質・エクソソーム」

鳥越俊太郎のひと言 70歳からの肉体改造(10/08/09) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=vwsHVba2hRQ
驚異のメッセージカプセル 「エクソソーム」

驚異のメッセージカプセル「エクソソーム」 2018年3月25日 NHK健康チャンネル
臓器同士が"メッセージ物質"を使ったやりとりをしていることがわかってきましたが、近年注目されているのが「エクソソーム」と呼ばれる"メッセージ物質"です。従来のものと異なる「ある特徴」があり、それを活かした治療などへの応用研究が進んでいます。
エクソソームとは細胞が出すカプセル状の物質です。電子顕微鏡で拡大してみると、突起がついた丸い玉の形をしています。大きさはわずか1万分の1ミリしかありません。このエクソソーム、体の中のあらゆる細胞が出しています。血液中に含まれるエクソソームの数から計算すると、私たちの体の中にはエクソソームが100兆個以上流れていると考えられています。
さらに、エクソソームにはある特徴があります。それはその中に様々な"メッセージ物質"が詰まっていることです。その一つが、マイクロRNAという遺伝物質。マイクロRNAはDNAの仲間で、遺伝子の働きを制御することが知られています。もともと細胞の中にだけ存在していると考えられてきましたが、今から11年前にスウェーデン人の科学者ヤン・ロトバルさんがエクソソームの中に含まれていることを発見しました。それ以来、エクソソームの働きを解明する研究が世界中で行われています。
●がん撃退パワー
デンマークの研究所が挑戦しているのは、私たち自身の体に潜むがん撃退パワーを引き出すというもの。カギになるのは筋肉が出すメッセージ。
「シリーズ人体」の第2集では筋肉が出すメッセージ物質の働きを紹介した。例えば、うつの症状を改善する、さらには記憶力をアップさせる。その筋肉が出すメッセージ物質ががんの治療にも役立つかもしれない。
メッセージはたとえば、「敵がいるよ!」
実は、このメッセージにはがん細胞をやっつける免疫細胞を活性化させる働きがある。
肺にがんがあるマウスに運動をさせて筋肉からのメッセージ物質の分泌を促したところ、運動をしていないマウスではがんが広がり黒ずんでいるが、運動をしたマウスはがんを抑え込んでいる。がんの増殖が3分の1に抑えられた。
研究員、「運動はもはや治療の一環だと言えます。がんの患者に対して運動を薬として処方する時代さえやってくるかもしれません」
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_607.html
『「雑学」に強くなる本―読んでびっくり!知って得する!』 A・レオクム/著、竹内均/訳 三笠書房 1998年発行
運動するとなぜ筋肉が痛くなるの? より
人間の体には、639の筋肉があり、それぞれに名前がついている。それが全部集まって体の肉づけをつくっている。
ほとんどの筋肉は骨にしっかりとついている。骨格が体の枠組みをつくっているとすれば、筋肉が体の各部を動かす働きをしているということになる。
筋肉がなければ人間は生きていられない。食べること、話すことだけでなく、心臓の鼓動さえも筋肉の働きだからだ。
筋肉はすべて、筋線維という細長い細胞でできている。しかし筋肉によって、形も大きさも、その役割や動き方ばど、いろいろな点において差異がある。
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筋肉が収縮すると、乳酸がつくられる。乳酸は毒に似ていて、筋肉に疲労感を与え、われわれに疲れたと感じさせる。この乳酸が筋肉タンパク質に化学変化を起こさせ、筋肉の硬度が増し、筋肉が凝った状態になる。疲れた筋肉から乳酸を取り除くと、疲労感がなくなり、すぐに活動できるようになる。
しかし、当然ながら、運動したり働いたりしているときには、乳酸は普通は取り除かれない。筋肉が活動すると、乳酸以外にもいろいろな毒素がつくられ、血液中に入って体のすみずみまで運ばれ、筋肉だけでなく、全身、特に脳に疲労感を与える。
だから、筋肉運動のあとの疲労感は、実は体の中で一種の中毒症状が起っている結果なのである。疲労感を与えることによって、体に休息が必要なことを教えてくれる。休息している間に、老廃物が取り除かれ、細胞は回復し、脳の神経細胞が英気を養い、体中の関節には潤滑油が差される。運動は体や筋肉によいが、休息もそれと同じくらい大切である。

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どうでもいい、じじぃの日記。
3月25日、NHKスペシャル 「人体 驚異のメッセージカプセル エクソソーム」を観た。
【がん撃退パワー】
デンマークの研究所が挑戦しているのは、私たち自身の体に潜むがん撃退パワーを引き出すというもの。カギになるのは筋肉が出すメッセージ。
「運動はもはや治療の一環だと言えます。がんの患者に対して運動を薬として処方する時代さえやってくるかもしれません」
だそうです。