じじぃの「科学・芸術_372_ビットコイン」

池上彰さん 仮想通貨(ビットコイン 動画 YouTube
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Satoshi Nakamoto_EN 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=m3OeVT0y3SA
仮想通貨 「Bitcoin

ビットコインの価格チャート

プライムニュース 「好景気のピークを読む バブル再来の懸念は?」 2017年11月30日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】山本幸三自由民主党衆議院議員 前地方創生担当相)、早川英男(元日本銀行理事 富士通総研エグゼクティブ・フェロー)、小幡績慶應義塾大学大学院准教授)
番組後半。
戦後2番目に長い景気拡大局面にある日本経済。地価やマンションなどの不動産価格は高騰し、日経平均株価は、第2次安倍政権発足時の2倍以上になっている。
しかし、賃金は伸び悩み、個人消費の伸び率も低い。家計には好景気の実感が乏しい状況だ。果たして、景気の実態はどのようなもので、ピークアウトするのはいつなのか?日本経済の“実像”を検証し、今後の行方を読み解く。
●日本の好景気はいつまで続くのか、リスク要因はないのか?
小幡績、「北朝鮮リスクはある。アメリカが空爆するとか、戦争になるとか。そうならない限り悪くはならない。日本経済は資産市場はバブルだが、実体経済はバブルじゃない。あるとすればビットコイン。私はビットコインは来年は必ず暴落すると思う。予想外のことが起こる可能性はある」
早川英男、「ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が2万3940ドルと市場最高値を更新している。トランプ政権になって株価は上がりっぱなしだ。シラー指数の上昇と実体の利益が一致していない。これ以上高くなってもいつ崩壊するのかは誰にも分からない」

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週刊新潮 2018年1月18日迎春増大号』
今から「ビットコイン」バスに乗るべきか 「ビットコインニュース」編集長 山崎大輔 より
おそらく最近の金融商品で、ビットコインほど急騰したものはあまり例がないのではないか。
2017年のはじめには1BTC(ビットコインの数量単位)=12万円弱だったビットコインは、乱高下しながらも現在200万円前後まで達している。実に1700%近い上昇である(1月7日現在)。
これほど人気を集めるビットコインとは何物なのか、今から取引するには何を知っておくべきか、初心者のために、ビットコインの「仕組み」と、ノウハウをなるべく分かりやすく説明しよう。
知られているように、ビットコインは、08年10月に誕生したインターネットの通貨だ。「サトシ・ナカモト」を名乗る正体不明のプログラマーにより発明され、翌09年1月には実際にビットコインのネットワークが稼働し始めている。
意外かもしれないが、ビットコインの中身は真新しいものではない。その技術は「公開鍵暗号」や「ハッシュ関数」など、数十年前から使われ続けている暗号技術群だ。いくつか新しい仕組みも備わっているが、ほぼすべてが1990年代以前に検証されつくした技術の組み合わせにすぎない。
だが、それが功を奏して技術者や起業家はこの概念を比較的容易に受け入れることができた。そして、今日の爆発的なビットコインブームを作り上げてきたという経緯がある。
では、ビットコインはお金(法定通貨)と何が似ていて何が違うのか。
現金は支払にに使う時、取引の当事者間で合意すれば、その場で取引が完了する。ビットコインコインもスマホをかざすという手間が加わるが基本的に同じことができる。現金は財布に入れて持ち歩くが、ビットコインは「ウォレット」と呼ばれる(スマホなどの)財布アプリで管理する。
かように、ビットコインは、現金と同じように使い方ができる。端的な言い方をすれば「インターネット上の現金」なのだ。
だが、その仕組みとなると大きく違ってくる。
たとえば、日本円は日本銀行が発行を管理し、国の信用力を価値の根源としている。ところが、ビットコインは、中央で管理する組織がない。通貨の供給をコントロールしたり、送金を監視する組織が存在しないのだ。
どのような仕組みで動いているのだろうか。
ビットコインは、いわば「勘定元帳」が数珠つなぎになったネットワークだ。
ビットコインを送金すると、その履歴は、およそ10分おきに「ブロック」の中にしまわれる。
ブロックは、いわば勘定元帳の1ページであり、それが前のページとつながってゆくイメージを描いてほしい。これが「ブロックチェーン」と呼ばれるもので、ビットコインの中核の技術である。
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フリードリヒ・ハイエクは「貨幣発行自由化論」の中で、市中銀行による自由な通貨発行の意義に説いている。通貨は競争することでその健全性を維持し、中央組織の暴走を防ぐことが可能だという。ビットコインはその概念を超え、「中央」が存在しない通貨モデルを作った。
一見、ビットコインの仕組みは複雑に見え、危うさを感じる向きもあるだろうが、その本質は「堅牢性」にある。サトシ・ナカモトの試みが失敗するか成功するかは、数年後の価格が示してくれるだろう。