じじぃの「メイドインチャイナ・メイドインベトナム・どっちを買うか?気になる科学」

VITAS - Made in China (Official video 2016) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=OLT7x6mpBq4

US fashion companies are starting to look beyond China for sourcing apparel June 19, 2015 Quartz
China’s clothing manufacturing capabilities are so advanced, and still so relatively cheap for US fashion labels, that right now there are few good substitutes for producing there. But as Chinese production costs begin to creep up, American brands are scouting out other options, primarily in Vietnam, India, Indonesia, and even the US itself.
https://qz.com/431747/us-fashion-companies-are-starting-to-look-beyond-china-for-sourcing-apparel/
『気になる科学』 元村有希子/著 中経の文庫 2016年発行
安いのが一番 より
北朝鮮製のジーンズの発売が直前に中止された、というニュースがあった。北朝鮮=ノースコリア、ということでブランド名は「ノコジーンズ」。スウェーデン人の若者が企画し、スウェーデン国内で発売の運びとなったが「政治的問題に巻き込まれたくない」というデパートの判断で開店30分前に中止となった。
「インディゴブルーは敵国アメリカ式資本主義の象徴」ということで色は黒のみ。ともあれそのジーンズが日本円換算で2万円近いというので驚いた。発売されたとしても、北朝鮮国民はとうてい買えないだろう。
日本では今、ジーンズが千円ぐらいで買える。モノの値段が下がり続け状態をデフレと呼ぶ。「物価上昇=インフレ」の逆である。
買うことだけを考えれば、モノの値段は安い方がいい。でも、低価格のツケは作る人に回る。つまり労働者の給料が下がり、リストラされて仕事を失う人も出る。収入が減ればモノを買わなくなるから、企業はさらに価格を下げて売ろうとする。「安い→低賃金→買わない→安い→低賃金」の蟻地獄の先にあるのは「どん底景気」。手間をかけた、高くても質の良いモノが売れなくなれば、職人の技も衰退しかねない。
そこで頭に浮かぶのが百円均一ショップである。あらゆるモノが安く揃うのはうれしいが、その場しのぎで買った「漆塗りの風プラスチック茶碗」とか安っぽい風呂桶とか、「NICE LIFE」なんて意味不明なロゴが入った弁当箱とか、いろんなモノが意外に長持ちする。「これ、ダサいなあ……」と思いつつ、でも壊れないから捨てられない。こんなモノを所有していることにぐったりし、捨てられない自分にぐったりしている。
お財布は喜ぶが、自分が喜べない。
この間もふらふらと百均に寄り、一人用の土鍋を衝動買いしてしまった。小ぶりで早く調理できる。しかし湯豆腐とか鍋焼きうどんとかおじやとかにけっこう使えるのだ。落として割ったりしない限り、たぶん私は、おばあちゃんになるまでこの土鍋を使うだろうと思っていたら、ある日突然、真っ二つに割れた。少し安心した。
少し前、洗面所の鏡に吸盤でくっつけられる小さな時計を百均で買った。デザインもシンプルで便利だったが、たった3日で動かなくなった。ボタン電池を新たに買って交換してみたが、やっぱり動かない。レシートと箱を持って店まで出かけた。
「これ、3日で動かなくなったんですけど」と、、交換を申し出る時に「あーこの店員さん、私をケチなおばさんだと思ってるだろうな」と思い、なんだかぐったりした。交換してもらった新品も3ヵ月ぐらいで動かなくなった。
忘れたころ、同じ時計を別の百均で見つけた。また買った。これも10日で止まった。二度あることは三度あるのだと納得した。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、スーパー・イオンで下着を買った。
店に置いてある衣料品は、中国製、ベトナム製が多い。
2枚組半袖下着を包んでいるビニール袋の表に書いてあるのは、ワールドであったり、グンゼであったりするが、裏をみれば、made in china、made in vietnamだ。
どちらも素材は100%絹、値段も980円で同じだ。
どっちを買おうか。たまにはベトナム製にするか。
2016年のアメリ貿易赤字の最大は中国で、3470億ドルと赤字全体の47%を占めた。
アメリカが世界から輸入している衣料品は最大が中国からで、ベトナム、インド、インドネシアが続いている。
近年は、ベトナムからの輸入が多いようだ。
中国は人口が多い。何でもありの国だ。
このような状態がしばらく続くのだろうか。