じじぃの「未解決ファイル_306_変光星・ミラ」

Mira, A Real Shooting Star 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=lha-yrtmPRg
【宇宙】老齢の星ミラを取り囲む雲の姿が明らかになった 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=K18Wa2iAtfI
The star Mira has a comet-like tail

明るさが変わる恒星 2017-03-19  よくわかる宇宙の謎
太陽は毎日同じ輝きで地球を照らしててますね。
しかし、宇宙には輝きが変わる恒星があります。
https://ameblo.jp/kakazuastro/entry-12258124990.html
『へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星』 鳴沢真也/著 ブルーバックス 2016年発行
ミラ より
思いがけないことがきっかけになりました。1638年12月にオランダで皆既月食が起こりました。これを観測していた天文学者ヨハネス・フォキリデス・ホルワルダも、この謎(くじら座で星で明るさが変わる)の星の存在に気がついたのです。彼の偉かった点は、過去の記録を調査したことでした。するとファブリィウス(天体アマチュアの牧師)やバイエル(法律家)だけでなく、別の天文学者もこの星に気づいていたことがわかりました。消えたかと思うと、同じところにまた姿を現す星。これは、どう考えても新星ではありません。ホルワルダは、この星は周期的に明るさを変える星であるという結論に達しました。
そして、1662年、ポーランドの有名な天文学者ヨハネス・ヘヴェルウスは論文の中で、この星をラテン語で「驚き」を意味するミラと命名しました。明るさが周期的に変わる星は、当時の天文学者にはよっぽど驚きだったのでしょう。
なお、ここまでの話は中世ヨーロッパでのことで、じつは古代中国やバビロニアギリシャではミラが変光することはすでに気づいていたようです。
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現在では、ミラのようなAGB星(赤色巨星のなかでも進化の後半段階にある星)に分類される星がこのような周期で変光する場合は、ミラ型変光星とよばれ、数多く発見されています。変光周期は100〜700日です。ちなみにミラ型というもとになったミラのように、そのタイプの”原型”をプロトタイプといいます。
では、ミラ型はなぜ脈動という現象を引き起こすのでしょうか? 前章で、晩期型星は外側が対流を起こしていると解説しましたが、じつは20世紀も末にからなのですが、いまでもそのくわしいしくみは解明されていません。2008年に脈動変光星の大家、竹内峯元東北大学教授が書かれた文献では、対流説を紹介しつつも、脈動の原因は「未確定」とされています。
なお、ミラはまさに、動径振動する赤色巨星の代表例なのですが、最近になって、非動径振動も興している可能性が示唆されているのです。こうしてみると、話が単純に進まないのが自然の摂理のように思えてきますね。ぜひ今後の進展を見守りたい研究のひとつです。
ところで、ミラには変光星であるということのほかにも、いろいろと面白い性質があります。前章で「星風」の話をしたのを覚えていますか。そう、Ap星の原子が内部からの放射圧を受けて、宇宙空間に飛び出す現象のことです。
星風はミラのようなAGB星や、さらに巨大な赤色超巨星からも噴き出しています。これらの星は進化で大きく膨脹していますので、表面重力が小さな天体です。そのため星の表面からはものが飛び出しやすくなっていて、激しい星風が生じます。これも、これら大きな星の特徴の1つです。
この風の正体は、星の表面近くに存在するダスト(個体微粒子)が放射圧を受けたものと考えられます。ダストは原子より放射圧を受けやすいからです。それに磁場がが関係しているとも考えられています。またミラ型など巨星や超巨星が変光星となっている場合は、その脈動による影響も、強い星風の原因となっていると思われます。
ミラの星風の速度は秒速10kmで、1年あたりに地球質量のなんと約100分の1ものダストや分子を宇宙に向けて放出しています。星の表面から飛び出したそれらが、ミラを取り囲んでいると考えられます。このことは赤外線や電波による観測からわかります。宇宙を漂うダストと分子は、それぞれ赤外線と電波を放射するからです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
自分がマトモな人間でないせいか、「変なXX」に興味を持っている。
鳴沢真也著『へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星』に「明るさを変える星」が載っていた。
北極星の方向にくじら座がある。
くじら座の中あたりに「ミラ」という星がある。
このミラという星、見た目は彗星のような形をしている。ずう〜と尾っぽがあるのだ。
本の説明によれば、
 ミラ 長い――あまりにも長い尾は、なんと10光年! いったいおまえは、それでも恒星なのか!?
地球から見て重なって1つに見えるときは暗く見え、離れているときは恒星が2つに見えるので明るく見えるらしい。
星が2個。しかし、この本に載った写真では、どうみても彗星だ。