じじぃの「皮膚の進化・歯が無くなってきたのだ!ヒトのなかの魚」

Tooth development 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=RxR1iwa69C0
ちゃんと揃った歯

人間の歯は皮膚が進化したものですか? 2007/1/28 Yahoo!知恵袋
回答
皮膚です(^^;
上皮組織〜外胚葉性の組織ですから、歯は爪や毛髪と同じと考えてください。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110633391
『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅』 ニール シュービン/著、垂水雄二/訳 早川書房 2008年発行
いたるところ歯だらけ より
歯の仕事は大きな餌動物を小さく引き裂くことである。動かすことのできる顎をもつ動物では、歯を使ってモノを薄く切り、細切(こまぎ)れにし、やわらかくする。口はある程度までしか大きくならないが、歯のおかげで動物は口よりも大きなものを食べることができる。口に入れる前に食べ物を引き裂いたり、切ったりできる手や爪をもたない動物では、とりわけそうである。大きな魚が自分より小さな魚を食べる傾向があるのは本当だ。しかし歯は偉大な平等化の手段になりうる。小さな魚でも、すぐれた歯をもっていれば、大きな魚をむさぼり食うことができる。小さな魚は、歯を使って、大きな魚の鱗(うろこ)を剥ぎ取ったり、欠片(かけら)を食べたり、あるいは肉の塊をざっくり切り取ることができる。
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歯は、まったく新しい生活様式の到来を告げるだけでなく、器官をつくるまったく新しい方法の起源を明らかにもしてくれる。歯は、発生の途上にある皮膚の2層の組織の相互作用によって分化してくる。基本的には、この2つの層が互いに接近し、細胞が分裂したあと、それぞれの層は形を変え、タンパク質をつくる。外側の層はエナメル質の前駆体となる分子、内側の層は歯の内側の歯髄および象牙質の前駆体となる分子を吐きだす。やがて、歯の構造が定まり、微調整を加えて、それぞれの種を識別すち咬頭と溝のパターンが形成される。
歯の発生にとって決定的に重要なのは、外側のシート状の細胞と、内側のゆるやかな細胞の集まりでできた層という、2つの組織層の相互作用が、組織の折れたたみを引き起こし、両方の層に器官を構築する分子を分泌させることである。皮膚の内部で分化するすべての構造、すなわち鱗、体毛、羽毛、汗腺、さらには乳腺でさえ、その発生の根底に、これとそっくり同じ過程が存在することが明らかになっている。いずれの場合も、2つの層が出会い、折りたたまれ、分子が分泌される。実際に、各種の組織におけるこの過程ではたらいている一連の主要な遺伝子スイッチは、ほとんど同じである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
暇なもので、病気に関する本をよく見ている。
『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』という本に、人とサメの胎児(受精約1ヵ月)を比較した絵が載っていた。
人の胎児が魚のような形をしている。
人の場合、成長につれて、エラが顎、喉などに発達していく。
歯がどこから成長したかというと、何と、皮膚からなのだ。
皮膚→体毛、皮膚→羽毛、皮膚→乳房、皮膚→歯、とか書いている。
ところで、前歯、奥歯がそれぞれ2本ずつ、無くなってしまった。
前歯が無くなってもそれほどと思っていたが、小さいものがまったく噛み切れなくなってしまった。
トホホのホ。