じじぃの「生物兵器に使われた発がん物質・アフラトキシンとは?ふしぎな生きものカビ・キノコ」

金曜プレミアム「池上彰緊急スペシャル せまる北朝鮮の脅威!どう守る日本!?知られざる自衛隊の現実... 動画 dailymotion
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かび毒 (アフラトキシン類)

最強の発がん物質 2015年10月22日
昭和35年、イギリスで10万羽の七面鳥が数ヵ月のうちに肝臓がんで急死した。肝臓がんがなぜ集団で起きたのか、この謎に包まれた事件は七面鳥X(エックス)事件と呼ばれた。
その後の研究で、死因はピーナツではなく、ピーナツに寄生しているアスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)というコウジカビの一種であることが分かった。さらにカビを殺菌したピーナツを七面鳥に食べさせても肝臓がんが発生することから、カビそのものではなく、カビが産生する何らかの物質によるものとされた。そして数年後にカビが産生する「アフラトキシン」が強力な発がん物質であることが判明した。このカビはそれほど珍しいカビではなく、米、麦、ライ麦、トウモロコシ、ピーナツ、大豆などで繁殖するコウジカビの一種であった。
アフラトキシンは数種類知られているが、なかでもアフラトキシンB1は天然物質の中で、最も強力な発ガン物質として知られている。ネズミの実験では、アフラトキシンB1を15ppb(1ppb=10億分の1)混ぜるだけで100%肝臓がんを発生させることができ、地上最強の発がん物質といえた。アフラトキシンは人間が作った化学物質と誤解されがちだが、カビが生産する天然の毒である。
アフラトキシンの人間への被害は、インド、タイ、アフリカ、北米南部などの熱帯地方で報告され、1974年のインドではトウモロコシを食べて994人が発病し160人以上が死亡している。また1982年には、ケニアで12人が死亡している。いずれもアフラトキシンに汚染されたトウモロコシを食べ、肝臓がんで死亡している。
https://www.cool-susan.com/2015/10/22/%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E7%89%A9%E8%B3%AA/
『ふしぎな生きものカビ・キノコ―菌学入門』 ニコラス マネー/著、小川真/訳 築地書館 2007年発行
微生物汚染による食中毒――アフラトキシン より
第4話で触れた麦角中毒は、微生物汚染による食中毒の古典的な例と言えます。今では、この苦痛をともなう劇的な症状も稀なものになりましたが、私たちは依然として、食物に生える菌が生産する毒素におかされつづけています。アフラトキシン類は子実体ではなく、菌糸体が作る毒素、マイコトキシン類の1つです。これらの化合物はごく微量ですが、トウモロコシやピーナッツ、ピーナッツ・バター、ミルク、卵や肉などの中にあります。不幸なことに、これは自然状態で生産される、突然変異やがんを誘発する力の強い物質なのです。
アフラトキシン類は、DNAの二重螺旋構造ときわめて反応しやすい環状構造をもった有機体で、私たちの核に入る路を見つけると、DNAと結合して深刻な遺伝的損傷をひき起こします。この物質は分生子を作る2つの菌、アスペルギルス・フラブス・パラシティクスによって作られますが、その胞子はどこにでもいて、植物体の表面でも発芽します。
これらの菌は作物の成長過程のどの段階でも、収穫後ついていますが、特に昆虫に食われたり、環境ストレスを受けたりした植物体で旺盛に繁殖します。最もひどい害を被った作物では、1キログラムの植物体が0.1グラムの菌体をもっていたと言います。(菌体量が食物の量の1万分の1になり、これは朝食にとるボール1杯のシリアルに入っているビタミンの量に匹敵します)。有害な住人が収穫物にもぐりこみ、その毒素が植物連鎖の中に組み込まれていきます。乳牛がアフラトキシンに汚染された餌を食べると、乳製品や食肉が汚染され、植物と動物の双方から作られた食品を通して母乳の中にアフラトキシンが出てくるという結果になります。
アメリカ人1人当たりの最大許容量に等しい量のアフラトキシンをラットに与えたとすると、1万匹に1匹が肝臓がんを発症します。状況証拠から見て、この毒素は人間にも同じ病気を起こさせると思われますが、いささか驚いたことに、アフラトキシンによらない場合も含めて、アメリカでの肝臓がんの発生率は、ラットの実験から得られた予測値の10分の1以下でした。同じ物質に対して、明らかにラットと人間では反応の仕方が異なるよyです。ただし、そんなことは痛そうにふくらんだ腹を抱え、間断なく襲う吐き気に耐えているラットにとって、なんの慰めにもなりません。
アフラトキシンの研究は、たまたま起こった風変りな動物の病気から始まりました。1960年のこと、イギリスで10万羽のシチメンチョウが食欲をなくして元気を失い、肝臓をやられて死んでしまいました。アフラトキシンに汚染されたピーナッツを餌にしたためですが、「シチメンチョウのエックス病」という病名はこの疫病ににぴったりです。もちろん、経済的打撃は相当なもので、鳥たちも大変な目にあいました。

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どうでもいい、じじぃの日記。
8月4日、フジテレビ 「池上彰緊急スペシャル せまる北朝鮮の脅威! どう守る日本!? 知られざる自衛隊の現実」を観た。
7月末、北朝鮮大陸間弾道ミサイルICBM)の2度目の発射実験を行った。射程距離だけでなく命中精度の向上が進む弾道ミサイルは、日本にとっても大きな脅威だ。
しかし、北朝鮮から飛んでくるのはミサイルだけではない」
2014年までに北朝鮮化学兵器保有量は米ロに次ぐ世界第3位となったとみられている。VXガスサリン神経ガスなどを保有している。
その他に、生物化学兵器もある。
生物化学兵器としては、ボツリヌス菌炭疽菌などの細菌を使った兵器、カビ毒(アフラトキシン)を使った兵器などがあるようだ。
北朝鮮は本当に水素爆弾の小型化に成功したのだろうか。