じじぃの「トランプ大統領・初の国連演説のホンネ・すべての繁栄した国は民主主義だ?人類の未来」

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トランプ氏、初の国連演説

トランプ氏、初の国連演説 「ヘイトスピーチ」と批判も 2017年09月20日 BBCニュース
トランプ大統領は国連総会の一般討論で演説し、北朝鮮の最高指導者・金正恩氏を「ロケットマン」と呼び、「ロケットマンは自殺任務に突き進んでいる」と発言。米国が「自分や同盟諸国を防衛するしかない状況になれば、我々は北朝鮮を完全に破壊するしか、選択の余地はない」と述べた。
トランプ氏の国連演説は、自国民の生活改善に努める主権国家で構成される世界について語りつつも、「この惑星にとって災いとなっている」「ならず者国家」を名指しして非難することに大半の時間を費やした。その上で、「正義の側にいる多数」が「悪しき少数」に対決するよう呼びかけた。
トランプ氏は、イランが「見せかけの民主主義のふりをした、腐敗した独裁国家」で、「主要輸出品は暴力と流血と混沌だ」と名指しで非難し、2015年のイランとの核開発合意は「米国にとって最悪で最も片務的なやりとりのひとつだ」と批判。ベネズエラ政府についても、腐敗した「社会主義独裁国家」で、米国は行動に出る用意があると警告した。
http://www.bbc.com/japanese/41329673
『人類の未来―AI、経済、民主主義』 ノーム・チョムスキーレイ・カーツワイル、マーティン・ウルフ、ビャルケ・インゲルス、フリーマン・ダイソン/著, 吉成真由美/編 NHK出版新書 2017年発行
民主主義の将来 より
――古代アテネの歴史家ツキジデスは、「民主主義は帝国を統治できない。なぜなら民主主義は移り気だから」と言っています。彼によると、民主主義は政策の一貫性を欠くからだと。選挙民の注意持続力が短すぎるし、複雑な外交事項に対する理解が限られているし、政党政治や政治家の金とセックスのスキャンダルに振り回されるからだと。彼に賛成されますか。民主主義の将来をどのように見ておられますか。
ウルフ ツキジデスはよく知られた保守主義者でした。紀元前5世紀の古代アテネでなされた議論は、今日われわれが行っている議論に非常に似ています。私は基本的に賛成しません。第1に、独裁主義政権下の外交政策のほうがはるかに「移り気」です。独裁者の気分1つですべてが変わってしまう可能性がある。すべて彼の気分次第、たった1人の人間の気分に左右されてしまうのです。これがどれほど不安定なものか、シンプルな例を見てみましょう。
 毛沢東が支配していた中国では、ほぼ完全なる閉鎖社会(autarky:自給自足経済)政策を取り、最高権力者による経済の完全統制を行っていました。毛沢東が亡くなって訒小平が権力を引き継ぐと、大胆な改革と開放を行いました。国際関係、経済システムあらゆる面での完全な大変革です。同じ中国共産党の下で、政策システムが激変したわけです。いつもそうするとは限りませんが、独裁者は生きている限り政策をいつでも変更できる。毛沢東時代でさえ、外交路線が、親ソ連から親アメリカに変わっています。亡くなってから変わることも往々にしてある。
 ですから独裁体制と民主主義との大きな違いは、独裁体制は、権力に対する抑制と均衡(チェック&バランス)のメカニズムがないので、可変性がとても高いということです。
 括目(かつもく)すべきは、世界中のすべての繁栄した国々は民主主義だということです。驚くべきことです。ですから民主主義が独裁主義よりもはるかに優れているということは疑いの余地がない。古代アテネペロポネソス戦争でスパルタの同盟に負けたのは事実で、これは確かに悲劇でした。私はスパルタが嫌いですから。しかし、古代アテネの民主主義は復活して、その後、マケドニアに飲み込まれてしまうまで、およそ70年の繁栄が続きました。
 確かに巨大な帝国を民主主義が運営していくのは大変で、人々が見つけた解決法は、連邦政府制(federation)です。そうやってアメリカやインドのような巨大な民主主義国家を運営しているわけです。明らかに複雑で困難な構造で、直接民主主義だった古代アテネとはかけ離れた、間接的なシステムです。
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 正直に言って、私の政治的な視点は、「よい人生にとって何が最も必要なのか」ということを深く考えるところから来ています。よい人生というのは、「自分の道を自分で選べること、自分の政府に対してものが自由に言えること、臣民ではなく市民であること」の上に成り立つものであると考えます。市民であることは私にとって、まさに人生を肯定するためにとても重要な要素で、「個人の自由」という概念と密接に結びついています。この状態がぜひ続いていってほしい。
 今から50、60年たって、アメリカの政治システムが崩壊して、中国の共産党という独裁主義システムが生き延びるかというと、正直言って、そうはならないというほうに賭けますね。そうならないでほしい。

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どうでもいい、じじぃの日記。
9月19日、アメリカ・トランプ大統領は国連総会の一般討論で演説した。
トランプ氏、「イランは、見せかけの民主主義のふりをした腐敗した独裁国家だ」
トランプ氏は、あまり物事を深く考えずに、単なる思いつきで話していると、いう一方で、すべて計算ずくめで話しているのだ、という見方がある。
北朝鮮の最高指導者・金正恩氏を「ロケットマン」と呼んで挑発したのは、先に北朝鮮アメリカに先制攻撃するのを待っているのだという。(日本の真珠湾攻撃を思わせる)
トランプ氏はすべてを、「取引」の対象にしているという解説者がいる。
しかし、演説内容にはちゃんと「民主主義」という言葉が入っている。
トランプ氏はもしかしたら、世界を救う正義の味方なのかもしれない。