じじぃの「嗅覚受容体センサー・ショウジョウバエの嗅覚でカビ検知!サイエンスZERO」

サイエンスZERO『生物×機械 融合研究最前線』 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_KqFCg8KKEQ
昆虫の嗅覚でカビ検知
(yomiuri.co.jp HPより)

昆虫の嗅覚でカビ検知 東大研究チーム  2014年07月21日 YOMIURI ONLINE
ショウジョウバエやガなどの昆虫に鋭い嗅覚が備わっているのをご存じだろうか。これを食品や飲料のかすかなカビ臭を感じ取る高感度検出器へ応用する研究が、東京大などの研究チームで進められている。麻薬探知や災害救助などへの応用も期待できるという。
ミツバチやアブラムシ、シラミなど複数の昆虫が持つ嗅覚受容体約300種類を目標に網羅的に調べ、それぞれの嗅覚受容体が反応するにおいの種類や感度のデータベース化も進めている。培養細胞に組み込む嗅覚受容体の種類を替えることで、カビ臭以外の様々なにおいも判別できるようにするのが狙いだ。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO004347/20140722-OYTAT50000.html
サイエンスZERO 「生物×機械 融合研究最前線」 2017年7月16日 NHK Eテレ
【キャスター】南沢奈央竹内薫 【ゲスト】森島圭祐(大阪大学大学院教授)
生物の驚異的な能力を機械と融合させる研究が、続々誕生。昆虫の嗅覚をチップに装着した嗅覚センサー。シビレエイの発電器官を使った発電システムなど、最前線に迫る!
生物が進化の過程で獲得した優れた能力を、機械と融合させる研究が加速している。驚異的な嗅覚をもつ昆虫のにおい感知の受容体を、マイクロチップに装着。新たな嗅覚センサーが開発された。また、シビレエイの発電器官を使って、新しい発電のシステムを実現。さらに今年3月、ハエの幼虫の薄膜を使って、これまで困難だった「生きた細胞を観察」できる技術「ナノスーツ」も登場した。
東大先端科学技術研究センター特任研究員・光野秀文さんが注目するのはキイロショウジョウバエです。
成虫の遺伝子には嗅覚受容体が32種類存在することが知られています。
その中にはカビの成分をかぎ分ける嗅覚受容体などセンサーとしての利用が期待されるものもあります。
http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-07-16/31/17219/2136641/
『もっと「話が面白い人」になれる雑学の本』 竹内均/編 知的生きかた文庫 2012年発行
幻覚剤LSDは、こんな食品のカビからできる! より
小麦にある種のカビがつくと、穂の中に、1〜5センチメートルくらいの、紫がかった褐色の角形のものができます。これを麦角といい、血管を収縮させる猛毒を含んでいて、これが体内に入ると手足の血行を妨げて壊疽を起こし、ひどい痛みも感じないうちに手足が腐ってしまうのです。
小麦に1パーセント未満の麦角がついていても、中あ毒が起こります。ローマ時代には、麦角のついた小麦で1年に数万人もの人が亡くなったといいます。
しかし、このように怖ろしい猛毒も、適量を用いれば薬になります。子宮の収縮を促すため、分娩時に用いられるようになり、20世紀に入ると、麦角からいろいろな成分が抽出されて研究が進みました。スイスのサンド社で、麦角から取り出した成分をもとにつくられたLSDもその1つです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
地球温暖化の影響からか、日本にも強い毒を持つ「ヒアリ」が上陸した。
台湾では、ヒアリの検知用に探知犬(ビーグル犬)を導入した。
探知犬がアリのにおいをもとに探し歩き、道脇にあるヒアリの巣を見つけると、そこに駆除担当者が目印を置いて行く。
日本では、ショウジョウバエやガなどの昆虫の嗅覚を利用した嗅覚センサーの開発が進んでいるのだそうだ。
東大先端科学技術研究センター特任研究員・光野秀文氏は、におい物質を嗅覚受容体が感知した時に光を発する特殊な装置を開発した。
例えば、お風呂場で、この嗅覚センサーを当てると、壁のカビが緑色に発光する。
大量のオレンジの中に1つでもカビが生えたものが交ざっていれば、嗅覚センサーが反応して知らせてくれる。
まあ、体の中のがんを見つけてくれるようなものなんでしょうか。
ヒアリの駆除も嗅覚センサーを使ってできるのかなあ。