じじぃの「働く人の誕生・トゥルカナ・ボーイ!人類の進化・大図鑑」

turkana boy 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kRpKq2NsSPU
ハンドアックス石器群

トゥルカナ・ボーイ

Earth - The remote lake that tells the story of humanity's birth 7 December 2015 BBC
It was a skeleton of a young boy, discovered at Lake Turkana in the deserts of northern Kenya. He died when he was about eight years old and his bones sank into the sediments of the lake, where they were preserved for 1.5 million years. He was, and is, the most complete early-human fossil ever discovered.
http://www.bbc.com/earth/story/20151207-the-remote-lake-that-tells-the-story-of-humanitys-birth
『人類の進化 大図鑑』 アリス・ロバーツ/編著、馬場悠男/訳 河出書房 2012年発行
ホモ・エルガスター より
ホモ・エルガスターは、豊富な石器群と一緒に発見されたことがあるため「働く人」と呼ばれている。現世人類に似た体系、身長、四肢のプロポーションをもった最初の人類で、歩きかたや走りかたは私たちにかなり近かったと思われる。
●アシュール石器
割れやすい性質の石塊の両面を打ち欠いて作られるアシュール型ハンドアックス(握斧)には、大型のものも多い。まず片面を打撃して剥片(はくへん)を打ち欠き、ひっくり返してもう片面を同じように打ち欠きながら直線的に鋭利な刃を付けていく。
製作の過程には技量のほかに、前もって計画を立てる能力や、出来上がりを想像して、一定の形に仕上げる能力などが必要となる。エチオピアのコンソ=ガルデュラやタンザニアのオルドヴァイ峡谷で発見されたような初期のハンドアックスには、比較的少ない回数の打撃によって両面が加工されていた傾向がある。後期になると、両面加工石器の種類も増え、クリ―バー型、卵型、かなり正確な左右対称の型などが登場する。
ハンドアックスの機能についてはさまざまな議論がある。実証的研究や顕微鏡を使った刃先の研究によれば、狩りのための武器もしくは食肉解体用の道具だと考えられているが、別の研究では木を切り出すのに使用された可能性が示唆されている。ハンドアックス自体は頑丈な道具として使われただろうが、石塊を打ち欠く作業の過程で出る剥片も刃物として重宝されたはずだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
アリス・ロバーツ編著 『人類の進化 大図鑑』という本を見ていたら、「アシュール石器」として写真が載っていた。
ホモ・エルガスターは、北京原人と同じホモ・エレクトスに属するらしい。
約150万年前のものと思われるケニアトゥルカナ湖付近で発見されたアシュール石器群の中には、鋭利で左右対称な石器が混ざってあった。
このような石器を作る過程で、現代人が同じことをして脳の活動を見ると、言語と関係のあるブローカ野が活発に働くことが分かった。
ホモ・エルガスターを骨格をもとに顔を復元した画像を見ると、お猿さんのようなひしゃげた鼻ではなく高くなっている。
北京原人はよくわからないが、ホモ・エルガスターはかなり現代人に近くなっているようだ。